〜姉・弟〜
俺と雨音が血の繋がった兄弟・・・!??
そんな・・・!?
「雨・・・音?今の聴いた?」
「うん・・・聴いた。」
ということは、俺と雨音の父親は山吹先生ってことなのか?
・・・・・・・・・そんなことって・・・。
「私は実の父親を30年も憎んできたの?・・・ありえないわ。」
その頃 山吹先生は手術をうけていた。
店に到着する直前で、事故にあったらしい。
「雨音?このままもし、先生が戻ってこなかったらどうする?」
「・・・どうするって・・・・。そんなの解らないわ。
私は殺したいほど山吹が憎かった。でも、父親だったなんて・・・。」
俺は、それよりもキミと兄弟っていうことを認めたくなかった。
・
・
・
先生は数時間後、息をひきとった。
「・・・雨音。これからどうする?」
「どうするって、何が?」
「どう生きていくか ってことだよ。」
「別に。何も変わらないわ。ハルトくんのこと弟だなんて
今更思えないわよ。・・・セックスもしたし・・。兄弟で
セックスなんてありえないことよ?」
「わかってる。」
「今日はお店閉めましょう?」
「そうだね・・・・。」
俺はいきなり涙が溢れてきた。
先生が・・・先生が俺の父親だったなんて。
どうりでいつも俺には温かかった。
先生は家庭がありながらもほかの女性に手を出していたなんて・・・。
それもショックだった。
そして何よりも、俺と雨音が兄弟だったなんて・・・。
雨音?
俺、明日から雨音のこと、姉さんって呼ぶの?
もうキミに感情をもったらいけないの?
セックスもありえないんだよね?
・・・・・・・・・。
こんなキモチのまま、こんな苦しいまま、俺はキミを
姉として見ないといけないの?
先生・・俺はあんたが憎い。
なんで死んじまったんだよ。
せめてもう少し話を聴きたかった。
そして、俺の父としてこれから生きて欲しかったよ・・・。
・
・
・
「・・・ただいま。」
俺は家に帰った。
真美はいない。
学校だ、当たり前だ。
俺はほんとに一人になっちまった。
孤独。
どうしたらいい?
雨音は?雨音は今どうしてる?何考えてる?
俺は無意識に雨音に電話をかけた。
「・・・はい。」
「雨音・・・。」
「どうしたの?」
「今どこ?」
「家よ。来る?」
「行っていい?」
「うん。待ってる・・・。」
・
・
・
俺はフラフラと歩きながら雨音のマンションにたどり着いた。
「どうぞ、入って。」
雨音は笑顔だった。
いつもと変わらない。
俺だけが悲しんでいる。バカみたいだね。
「ハルトくん。これからはカノジョだけを見てあげて。わかるよね?」
「・・・・・・・・。」
「何黙ってるの?私たちは兄弟なんだからね?」
「・・・・・・・・。」
雨音は俺を優しく抱き締めた。
「いつもと逆だね。いつもはハルトくんが私を抱き締めてくれた。
慰めてくれた。でもこれからは、私が抱き締めなきゃ。」
「雨音・・・・。」
「姉さんでしょ・・?」
「ね・・・えさん・・・。」
そんなのムリだよ。
「キスしたい・・。」
「ダメ・・・。」
「キスさせて・・・?」
「ダメだってば!!」
「させてくれよ!!!」
俺は雨音の顔を無理矢理両手で抱え、キスをした。
「・・・・・・バカ・・・・。私だって、キスしたいよ。セックスしたいよ。」
俺と雨音はそのあと裸になってベッドに横たわった。
何もせず、ただ抱き締め合って目を閉じていた。
お互いのぬくもりを肌で感じながら、ただじっと、ずっと、黙ったままで。
〜つづく〜
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コメント
やばぁーい






兄弟でありえなーい



真美がかわいそう
真美とのハッピーエンドを希望します
投稿: ほっとどっく | 2008年9月13日 (土) 01時11分
ほっとどっくさん
コメントありがとうございます

ほっとどっくさんは真美派なんですね(笑)
みんなが幸せになれるように祈っていて下さいね
投稿: みるく | 2008年9月13日 (土) 23時21分
はい!真美派はここにもおります!
投稿: クリリン | 2008年9月16日 (火) 11時37分
クリリンさん
(笑)!
そうでした、クリリンさんも真美派でしたね(笑)
世の男性は、やはり 健気で一途な女性を求めているのでしょうか・・・
勉強になります
投稿: みるく | 2008年9月16日 (火) 11時43分