~第十三章~
・・・あれから、音信不通になっている、親友、絵里。
忙しい人だから、連絡が来ないだけかと思っていた。
絵里も瞬と寝たんだ・・・。
・・・どんなセックスをしたの?
私は、瞬に、絵里と親友だなんて言えなかった。
「・・・その、記者の人とは連絡とってるの?」
「いや。あれっきり。全国各地飛び回ってて、忙しいって、当時言ってた。
もう思い出したくないな・・・過去のことは。」
「・・・そうだよね、ごめん。私も聴きたくない。」
「ねえ、栞?お願いがあるんだ。」
「なに?」
「一年前・・・栞の裸が描きたいって言っただろ。今だったら描かせてくれる?」
「売るつもり(笑)?」
「なに言ってるんだよ。冗談キツイ!一年前の栞もキレイだったけど、
今のほうがもっといい。少し、肉がついて、余計女らしくなった・・。」
「そう(笑)?太ったってこと!?・・・いいよ。描いて、お願いします。」
「ありがとう。じゃ、脱いで。」
・・・絵里も、こうして、瞬の前で裸になったのね。
「そこの椅子に座って。足を少し、こう・・斜めに。」
・・・絵里も、こうして・・・瞬のいうこと聴いたの?
「・・・栞?どした?」
私は、瞬の過去を勝手に想像して、泣いた。
「ん・・・ごめん。なんでもない。」
瞬が、ふわりと抱きしめてきた。
「栞・・・俺の前では我慢しないで。悲しい理由もちゃんと聴かせて?」
そういうと、優しく唇を合わせてきた。
「瞬・・・んっ・・・」
「栞・・・ダメだ。描く前に、挿れさせて・・・。」
「もう!さっきしたばっかりじゃない」
「だって・・・裸でこんなとこに座ってる栞見たら・・・ダメだよ俺。」
椅子に座ったままの私の乳首を、丁寧に舐める瞬。
舌が下がってきて、おへそのくぼみを舐めまわす。
「あ・・・いや。」
両足を開かされ、太ももを掴まれ、顔を埋められた。
物凄く早い舌の動き。
こんなカッコで・・・椅子に座らされたままで・・・。
目の前には、大きな鏡が置いてある。
自然とそこに目がいってしまう私。
・・・やらしい。
私は、瞬と知り合って、いやらしい女になってしまった。
セックスをしているときは、イヤなことは忘れていられる。
でも、絵里のことは、自分の中で計画を立てていた・・・。
別に、今更どうこうしようとは思っていない。
ただ、瞬のことを、愛していたのかどうか知りたいだけ・・・。
「・・・栞・・・イク!!」
二人で果てたあと、疲れきってソファで寝てしまった私を、
瞬は絵に描いた。
瞬は、私が、天使の顔をして眠っていたという。
私の天国は、ここ なのかもしれない・・・。
偽りの生活を続けている「我が家」でなく、瞬との楽園・・・。
「もう少し、寝かせて。」
「いいよ。」
そして私は、深い眠りにおちた。
このあと起こる、修羅場を予期もせず、ぐっすりと・・・・。
~~つづく~~
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