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~第十二章~

2007 初秋・・・。

私たちは、今でも一緒にいる。

旦那にバレずに、今日まで至るのは、お互いが「ルール」を

決めているから。

「メールは一切しない」

「電話は、夜は、瞬からは かけない」

「週1だけ、仕事のあとに公園の駐車場で逢う」

最低でも、この3つは、守ること。

でも、最近、この「ルール」が窮屈に思えてならなかった。

好きなのに、何故、こんなことで縛らなくてはならないのだろう。

二人の関係を維持していくためなのは、解ってる。

でも・・・こんなに好きなのに。

出逢う順番が遅すぎた。

出逢うべくして、出逢う人だったなら、何故もっと早く出逢えなかった?

私が旦那と知り合う前に・・・。

せめて、瞬が一年前、バーで潰れていたところに、私が現れていたなら・・。

私は、そのときの女が憎い。

瞬に、ありえない金儲けの方法を教えたヤツだから・・・。

今日は、久しぶりに、休みがとれたので、瞬のスタジオへ行くことになった。

「おはよう!」

挨拶と同時に、瞬が抱きしめてきた。

「栞・・・もうダメ・・・。最近、してなかっただろ?早く・・・!」

「わかったから・・・あ・・・もう・・・ヤ・・・」

瞬は、ソファに私を寝かせると、キャミをたくしあげ、ブラを外し、

唇を這わせた。

私は、舌で転がされるのに弱い。

吸われるのに弱い人もいるのだろうけど、瞬に吸われていると、

子供を想い出してしまう。

まるで子供みたいに乳首を吸う瞬・・・。

かわいい・・・。

年下だから、かわいいと思えるのかもしれない・・・。

そして、年下のクセに、セックスのときは、リードする。

イヤがる私を、もてあそぶように、もっとイヤがることをする。

・・・恥ずかしいこともする。

この前なんて、車の中で、窓全開にされて、

「声出しちゃダメだよ」

って・・・。

そんなの無理に決まってるのに、わざと、そういうことをする。

そして、声を出そうとすると、動きを止める。

私は、止めて欲しくなくて、上目遣いで瞬を求める。

その目がたまらない、と瞬は言う。

二人でセックスに溺れて、どこまで堕ちるのかなんてわからない・・・。

「果て」なんてないのかもしれない・・・。

暗い・・・暗い・・・音もしない海底で、身を委ねながら、瞬と抱き合って

眠りたい・・・。

この世で許されない恋ならば・・・どこで許されるのだろう・・・。

今日は、何故か上の空のセックスをしてしまった。

瞬のスタジオには、本もたくさんある。

瞬が尊敬している画家。

瞬は、過去、雑誌にもとりあげられていた。

「これ見せて!」

「ああ、いいよ。」

ふと手にとった雑誌をパラパラめくると、記者との対談レポが載っていた。

もちろん、瞬。

瞬てば、こんな真面目な顔しちゃって・・・かわいい。

・・・・?

あれ?

この女性・・・この記者・・・・。

!!!!!!!!!

私は、背筋が ぞっとした。

人の出逢い・・・巡りあわせ・・・。

信じたくないが、確認したい・・・。

「ねえ・・瞬・・。この雑誌に載ってる対談のときの記者って・・・。」

一瞬、瞬の顔つきが変わった。

「・・・隠す必要ないから教えるけど・・・。そいつが、俺に裸描かせた

ヤツだよ。バーで知り合った女だよ・・・」

・・・やっぱり。

ある程度、予測はしていたけど、認めたくなかった。

どうりで、あの日以来、何も連絡してこないワケだ。

・・・絵里。

私は、やっと解ったわ。

あなたが、私と瞬を逢わせたくなかった理由が。

                ~~つづく~~

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コメント

毎回、楽しみに見させていただいております。この先どんなドラマが待っているのかドキドキです。13章待ってます。

投稿: ☆パンチ☆ | 2007年9月 8日 (土) 21時13分

☆パンチ☆さん、はじめまして!
コメントありがとうございます。

この先、どんな修羅場が待っているんでしょうね(笑)

作者も、実は謎なんです(笑)

これからも、ドキドキさせちゃいますので、
どうぞ、よろしくお願いします!

投稿: みるく | 2007年9月 8日 (土) 22時27分

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