~第六章~

「・・・ただいま。」

「おかえり~~ママ~~!!」

「遅くなっちゃってゴメンね。ちょっと書類まとめてたら遅くなっちゃった。

今、すぐご飯用意するからね。」

少し不機嫌そうに旦那が現れた。

「・・・おかえり。どうしたの?珍しいな。もう、メシは食ったよ。」

上から下まで、旦那の視線を感じる・・・感じるだけかもしれない。

悪いことをしてきたから、そう思ってしまうのかもしれない。

「・・・栞、服濡れてない?オマエ、どこに居たの?電話も出なかったし・・。」

「あ、ごめんなさい。マナーモードにしてたから気づかなくて。

拓海、お風呂ママと入ろっか?」

「うん、入る~」

この胸・・・さっきまで、瞬が触ってた・・・。

ここに・・・さっきまで瞬が入ってた。

鈍い痛みがある。

「ママ~、今日、パパとご飯食べに行ってきたんだよ」

「そっか~。ママは、お腹ペコペコ!さ、10数えて、出よう!」

10時PM。

拓海は寝ている。

「・・・オマエ、最近おかしくない?」

「なんで?」

「別に・・・。」

そういうと、胸を揉んできた。

「ヤダ・・・今日はヤダ。今度にしよ?」

「なんで?なんで拒否るの?意味がわからない。」

そう言うと、無理矢理ショーツの中に手を入れてきた。

「ヤダって・・・ヤダ!!!」

私が大声をあげたので、拓海が起きてきてしまった。

「・・・ママぁ?」

「ご・・・ごめんね。ママも一緒に寝るからね。パパ、おやすみ!」

・・・私は、内心、ほっとした。

拓海に感謝した。

そして、このままでは、いつか旦那にバレてしまうかも・・・

そう思いながら、眠りについたのだった。

                              ~~つづく~~

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~第七章~

そういえば、瞬に上着を返すのを、ずっと忘れていた。

お守りみたいに大事にいつも、持ち歩いている。

やだ、瞬ったら、クリーニングのタグがついたまま(笑)。

・・・朝倉萌子・・・?

タグには女性の名前が記してあった。

「・・・奥さんの名前だわ・・・きっと。」

そういえば、私は、瞬の何を知っているのだろう。

わずか2週間程度・・・瞬と体を重ねて・・・。

・・・瞬の何を知れた?

瞬の過去・・・瞬のライフスタイル・・・

私は、何も知らない。

ただのセックスフレンド?

瞬は、誰でもよかったの?

奥さんで満ち足りてないから?

私は、不安でいたたまれなくなった。

なぜ、こんなに瞬に惹かれるのかもわからなくなってきた。

今まで、旦那とは、それなりに仲良くしてきた。

週1ペースでセックスもしていた。

旦那のセックスは、淡白で、クンニは絶対しない。

指先でちょこちょこっと、いじったら、すぐに挿れてくる。

そして、自分だけ満足。そして、なにもなかったかのように、

テレビに見入る。

いつも、そんな感じ。

私は、旦那とのセックスに満たされていないから、瞬を求めているのだろうか?

ただ単に、快楽を得たいため?

・・・違う。

私は、あの夏祭りの瞬に惹かれたんだ・・・。

あの、熱いまなざしで私を見た「瞬」に・・・。

夕方5時。

ケータイが鳴る。

「もしもし?」

「もしもし?俺、瞬だけど。今から会える?」

逢いたい・・・でも、子供をほっとくわけにいかないし・・・

「拓海を・・・あ、えっと、息子を迎えに行かないと・・・。」

「なら、ちょうどいいよ。うちも、子供連れなんだ。ファミレスでも行こう!」

「わかった!!」

子連れデートなんて、大胆すぎ・・・。

旦那に一応メール入れておこう。

「今日は、お友達と食事して帰ります。拓海も一緒なので、安心してね。」

これでオッケー。

ファミレスに着いたのは6時すぎ。

瞬の子供・・・あの日、夏祭りで会った女の子・・・名前は、怜奈ちゃん。

4歳だから、やっぱりうちの拓海の1コ下だった。

「すっかり仲良しになっちゃったみたいね、あの二人(笑)」

「そうだな~ 兄弟みたいだな。」

「・・・瞬、上着ありがと。ずっと持ってた。」

「ずっと持っててもよかったのに(笑)」

「・・・クリーニングのタグが着いてたから・・」

「え?あ・・・ああ・・・ごめん。イヤなキモチにさせちゃったね。

一年前に出したヤツだったから、これ・・」

「奥さんて・・・」

と、言いかけたところで、怜奈ちゃんが、

「レナのママはね、お空にいるんだよ。お空のお星様に

なって、いつも、レナとパパのこと遠くから見てくれているの。

すごいでしょう~~!!?」

・・・え?

どういう意味・・・・?

瞬が、口を開いた。

「死んだんだよ・・・一年前・・・病気でさ。だから、俺は、シングルファーザー(笑)」

!!!!!!!!!

・・・そうだったんだ。

帰り道。

瞬は、待ち合わせのいつもの公園の駐車場に、車をとめると、

手を握ってきた。

「ダメよ・・・子供たちが。」

「大丈夫だよ、寝てる(笑)」

ミラー越しに後部座席を見ると、寄り添って二人は寝ていた。

「意外だったな・・・」

「なにが?」

「ん?瞬の奥さん・・・。瞬は、怜奈ちゃんを一人で守ってきたんだね。」

「いや、そうでもないよ。嫁の両親の家が近いから、いつも怜奈は、

そこでお世話になってるから。でも、俺が仕事休みのときは、

出来る限り一緒にいてあげたいって思って。

母親の代わりになる なんて偉そうなことは俺は言える立場じゃないけど、

一生コイツを守っていく自信はある。でも・・・・。」

「・・・でも?」

「今は・・・栞も守ってやりたいんだ。」

そう言うと、優しく唇を合わせてきた。

「今日は、ダメよ・・・子供たちいるし・・・。」

「さすがにセックスはしないよ。でも、栞のこと、イカせたい・・・」

「え・・・」

瞬の細い指が、ショーツの隙間から入ってきた。

したたる愛液を、何度もクリトリスに塗りつけるように優しく触る・・・。

私のいやらしい音が車内に響く。

もう片方の指は、私の口の中で、もて遊ばせている。

私も、それを楽しむように、舌を絡ませながら愛撫する。

慣れた手つき・・・。指の第一関節くらいまでしか、穴には入れない。

それ以上、入れると、声が出てしまうのを、瞬は知っているから。

「今日は、ここだけ触らせてくれればいいよ」

私は、子供たちが気になって、声が出せずにいて、目を閉じる。

「・・・その、我慢してる顔がいい・・・描きたい・・・。栞の裸を描きたい・・。」

そして、いつものように果てて、助手席でぼうっと空を見上げた。

私の胸に顔を埋めて、静かな声で瞬は言った。

「愛してる・・・。」

「私も・・・愛してる。」

それから私たちは、別々の帰路へ向かったのだった。

                       ~~つづく~~

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~第八章~

「栞の裸が描きたい・・・」

そう瞬に言われた私は、正直、悩んでいた。

冗談で言ったのかしら・・・それとも本気?

私は、親友の絵里に相談することにした。

絵里とは、小さい頃からの付き合いで、私の、よき理解者。

いいところも、悪いところもすべて知っている。

絵里は、キャリアウーマンで、いまだに独身。

その代わり、男遊びも派手。

何人の男を泣かせたり、自分も泣いたりしてきたんだか・・・(笑)。

「栞!なんか久しぶりじゃない!どした?」

近くのカフェで絵里と待ち合わせた。

今までの、自分の赤裸々な話を、すべて、打ち明けた。

そして、瞬が、私の裸を描きたいってことも・・・。

「ねえ、栞?人を好きになるキモチは、自然なことだから

仕方ないとは思うんだけど・・・。なんか ひっかかるのよね・・・その男・・。

なんて名前なんだっけ?」

「瞬・・・朝倉瞬。」

「あさくら・・・しゅん・・?」

絵里の顔色が変わった。

「・・・ねえ・・・私、思い出した・・・。栞・・・これはマジだからまじめに聴いて。」

「な・・・なに、そんな怖い顔して?」

「いいから、栞のためにこれは、話すんだから。

朝倉には、近づかないほうがいいよ。」

「え!?なんで!?」

胸の奥がざわつきはじめた。

「・・・あさくらしゅん・・・。画家だよね?悪い噂を聴いたことがある。

いろんな女に手出して、その気にさせて、ヌード描かせて、金儲けしてるって!!

そして、恋愛ゲームは終了。

栞・・・あんた騙されてるよ!!今のうちに離れたほうが身のためだって!!」

・・・何を言ってるの?

意味がわからない・・・。

・・・・・・・・。

「・・・帰る・・・。」

「栞!?どこ行くの?」

「・・・帰る。」

私は、呆然とカフェを出て、歩き出し、気がついたらいつもの公園に向かっていたのだった。

                             ~~つづく~~

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~第九章~

絵里からの忠告を素直に聴けずにいる私は、

いつもの公園のベンチで煙草をふかしていた。

若い頃、興味本位だけで吸っていた。

随分やめていたけど、ここへ(公園)着く前に、

ぼー・・・っと歩きながら、自販機でマルボロ・メンソールの

ボタンを押していた。

「ゲホゲホっ・・・。はあ・・・久しぶりだから、吸い方忘れた。」

独り言をつぶやいた。

そして、何も解決出来なくて、泣いた。

考えてみれば、トントン拍子だった・・・。

瞬の熱いまなざしに堕ち、瞬の指の虜になり、瞬の舌を快く受け入れ・・・

瞬のすべてを、受け入れていた。

そんな旨い話、あるわけないじゃない・・・。

それでも、もう遅い。

今の生活の中から、「瞬」という存在を消すなんてことは、ありえない。

だったら、とことん、騙され続けてみようか・・・?

騙されて、愛されてるフリしてみようか・・・?

瞬がどこまで私を堕とせるのか・・・恋愛ゲームに乗ってみようか・・・?

・・・私が、そんな器用なことが出来るワケがない。

ただ単に、「瞬」から離れられない自分への慰めにすぎないだけ。

私は決意した。

瞬に、裸を描いてもらおうと・・・。

そして、瞬の本音を聴いてみようと・・・。

私は、瞬の番号をコールした。

次の日。

私は、家族には仕事と偽って、瞬のスタジオへ。

やわらかい光が射し込む部屋。

アイボリーのカーテン、ソファ・・・たくさんのデッサン・・・。

私の好きな、「空」の絵・・・。

「うれしいな・・・栞から出向いてきてくれるなんて。」

瞬が、うしろから抱きついてきた。

「夕べは、ちゃんと下着つけないで寝てくれた?

ブラとかショーツのラインが肌につくと、絵に響くから・・・。

それは、写真家が言うことか(笑)?

・・・下着のラインついてないかどうか、見せて。」

そういうと、私の服を脱がしはじめた。

相変わらず慣れた手つき。

これも、女を堕とす、手?

「栞・・・触っていい?」

「ん・・・。」

瞬は、後ろから耳たぶを舐めながら、乳首に手を回してきた。

そして耳元で囁く。

「栞の声・・・いい声だよね。いつも思ってた。もっと聴かせて。

どうしたら聴かせてくれる?こう?」

瞬は、私の股間にも手を伸ばし、もうびしょびしょになっている部分を

触りはじめた。

「あ・・・ン・・・。」

「ほら・・・いい声だ。じゃあ、こうしたら?」

瞬は、私を壁に貼り付けにした状態で、舐めまわしてきた。

スタジオ内に響き渡る、やらしい音と、私の声・・。

「あ・・・あ・・・ああっ・・・!!」

「イっちゃったの?じゃあ・・・挿れさせて・・・。」

瞬は、ソファに優しく私を寝かせると、熱いキスをして、優しく入ってきた。

「栞・・・好き・・・。俺・・・栞の裸・・・描けるかな・・・。

自信ないな・・・。みんなに栞の裸・・・見られたくないし・・・。」

「・・・・・????」

え?みんな?

自分の趣味のために、私を描くんじゃないの?

やっぱり、みんなに見せて、評価を受けて、誰かに買わせるの!?

!!!!!?????

「い・・・イヤっ!!!!やめて!!!」

私は、瞬を突き飛ばした。

「・・・しお・・り?なに?どした?」

「イヤ・・・今日は帰る。」

私は、急いで服を着ると、振り返りもせずに、スタジオを出た。

「ちょっ・・・栞!? しおり!???」

瞬は、自分のモノがおさまらないから、追いかけてこられない。

ケータイが鳴る。

瞬だ。

でも、出ない。

涙が出てきた。

やっぱりあの噂は、本当なのかもしれない・・・。

私は、道化師になった気分で家路へと向かった。

                    ~~つづく~~

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~第十章~

家に着いたが、まだ昼前だった。

誰もいない我が家。

拓海は保育園。

旦那は会社・・・。

さっきからケータイが鳴り止まない。

「オマエも、いい鴨だったよ」

って、あざ笑いされるにちがいない。

ばかだった・・・。ほんとばか。

絵里の言うとおりだった。

でも、まだ深入りする前でよかったのかもしれない・・・。

ほんとにそう?

瞬を忘れられるの?

私は、答えを出せずに葛藤していた。

また、ケータイが鳴る。

・・・保育園からだった。

「もしもし。」

「あっ、もしもし?拓海クンのお母さんですか?こちら若葉保育園ですが・・・。」

「いつもお世話になっています。拓海がどうかしました?」

「え・・・いえ・・。そうじゃなくて・・・。今日・・・保育参観の日なんですが・・・

拓海クンのお母さんがお見えにならないので・・・。

朝の時点で、私も確認すればよかったのですが・・・。」

!!!!!!!!!!

そうだった!!

今日は、拓海の保育参観の日だった!

朝、送っていったときですら、忘れていた。

頭は、瞬のスタジオに行くことで、いっぱいだったから。

なんて母親なんだろう!??

「い・・・今から、今すぐ行きますっ!!拓海にそう伝えてください。」

「はい。大丈夫ですから、お気をつけて。」

私は、身支度を整えると、急いで園に向った。

園は、わりと近いところにあるので、自転車で行けば、間に合う。

ああ・・・拓海・・・ごめんね。ママ、どうかしてた。

最低だよね・・・許して。

もう、瞬とは会わない。いい機会だわ。

そうよ、私は、母親よ。主婦なのよ。

目が覚めたわ。馬鹿なことしてた。

園に到着して、息を切らしながら、拓海の教室へ足を走らせた。

園庭で遊んでいる一人の女の子が、私をよく見ている。

私も、見覚えのある子・・・。

!!!!!!!

怜奈ちゃんだ!!!

・・・て、ことは、怜奈ちゃんも拓海と同じ保育園だったの?

学年が違うから、今まで気づかなかった。

子供の保育園の話なんてしたことなかったし・・・。

「拓海クンの、マ~~マ♪ 怜奈だよ!!」

「あ・・・怜奈ちゃん・・・こ・・んにちは。またね!!」

・・・・・なんてことなの・・・。

神様・・・これは、天罰なのでしょうか。

それとも運命なのでしょうか・・・。

輪廻のような巡り合わせ・・・。

抜け出せない、甘い蜜のような沼・・・。

私は、悲しいことに、軽く身震いするほどの、瞬への愛を、

そのときに、また感じてしまったのだった。

               ~~つづく~~

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~第十一章~

人が、生きていくうえで、出逢う人の確立・・・毎日違う人、

一人に出逢ったとしても、一年で365人に出逢うことになる。

その出逢った人たちが、自分にとって、どんな存在になるのかは、

さまざまで・・・。

自分にプラスになる人・・・マイナスになる人・・・。

自分の人生を変えるきっかけとなった人・・・。

・・・もしも。

もしも、この出逢いが・・・瞬と私の出逢いが、出逢う前から決まって

いたとするならば。

それは、もう避けられないことだったから、しかたのないこと。

ねえ瞬?

私は、瞬にとって、どういう存在だった?

もう二度と会わないと誓ったけれど、まだ私はこんなにも

あなたを想う・・・。

忘れるなんて出来ない。

もう一度、あって確かめたい。

私のことは、遊びだったのか、と。

私は、おもむろに瞬の番号をプッシュした。

「もしもし・・・瞬?」

「栞!?どうしたんだよ!?いきなり怒ってスタジオ飛び出して・・・。

ケータイも出ないし・・・。」

「・・・話があるの。」

「・・・俺もだよ。すべて、素直に話すから。今からスタジオ来れる?」

「うん。」

外は雨。

瞬と逢う日は、雨の日が多い。

瞬が描く青空には、ほど遠い・・・。

スタジオにつくと、瞬が空の絵を描いていた。

「栞、ここ座って。」

「ん・・。」

「栞、今から話すことを、何も言わずに聴いてほしい。

俺はね・・・怜奈を守るためなら、どんなことをしてでも、稼ごうって、

がむしゃらだった。そして、思いついたのが、「絵」だった。

その頃、俺は、萌子を亡くして、毎日酒に溺れてて・・・。

こんなんじゃ、俺の親父と変わんねーな・・・って。

そして、そのときバーで潰れてた俺に、声をかけてきたのが、

一人の女だった。

淋しかった俺は、その女と遊んだ。そして、その女が、この方法で、

金儲けをしろ って。・・・俺は、悪魔だよ、ズルイやつだったよ。

馬鹿みたいに女は ひっかかってきて、裸描かせてくれる。

中には、描かせて って頼んでもいないのに、自ら おねだりして

くる女もいたし・・。」

「・・・ヤダ、そんなの聴きたくない」

「ゴメン。でも、事実なんだ・・・。でもね・・・栞に出逢って、考え方が

変わったんだ・・・。信じてもらえないかもしれないけど・・・。

俺は、もう、「空」の絵だけでやっていくことに決めた。

この前、美術館の支配人に、その相談をしに行ったんだ。

そのとき、栞に遭遇した。

だから俺は、余計に「空」だけでやっていくって思えた。

これは運命なんだ、って思った。

支配人は、しぶっていたよ。

俺のヌード画は、定評があったから・・。

でも、栞の裸を公に出すのは、正直悩んだ。

好きな女性の裸なんて、誰にも見せたくない。

・・・もう、割り切れない。

もう、栞の涙は見たくない。

栞・・・ほんと、どうしようもないくらい好きなんだ・・・。

こんなキモチ・・・はじめてなんだ・・・。あの夏祭りの日から、俺は、

どうかしているよ。」

・・・・・・・。

ほんとに?

ほんとに信じていいの・・・?

長い、長い沈黙のあと、瞬が口を開いた。

「俺・・・栞とはセックスなんかなくたっていいんだよ。

ただ、栞が好きだから・・・。好きだから、抱きたいって思う。

好きだから、キスしたいって思う。好きだから、裸になりたいって思う。

・・・ガキみたいだよね、ほんと。」

「瞬・・・。」

私は、瞬を抱きしめた。

「ありがとう・・・瞬のこと、信じる・・・。こんな単純な女・・・愛してくれて

ありがとう。」

「単純だから、いいんだよ。」

そのあとは、セックスもせずに、二人でずっとソファで寄り添っていた。

とくに何も話すわけでなく、ただ微笑みあいながら・・・。

いつのまにか雨もやみ、やわらかな木漏れ日が私たちを包んでいた。

                 ~~つづく~~

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~第十二章~

2007 初秋・・・。

私たちは、今でも一緒にいる。

旦那にバレずに、今日まで至るのは、お互いが「ルール」を

決めているから。

「メールは一切しない」

「電話は、夜は、瞬からは かけない」

「週1だけ、仕事のあとに公園の駐車場で逢う」

最低でも、この3つは、守ること。

でも、最近、この「ルール」が窮屈に思えてならなかった。

好きなのに、何故、こんなことで縛らなくてはならないのだろう。

二人の関係を維持していくためなのは、解ってる。

でも・・・こんなに好きなのに。

出逢う順番が遅すぎた。

出逢うべくして、出逢う人だったなら、何故もっと早く出逢えなかった?

私が旦那と知り合う前に・・・。

せめて、瞬が一年前、バーで潰れていたところに、私が現れていたなら・・。

私は、そのときの女が憎い。

瞬に、ありえない金儲けの方法を教えたヤツだから・・・。

今日は、久しぶりに、休みがとれたので、瞬のスタジオへ行くことになった。

「おはよう!」

挨拶と同時に、瞬が抱きしめてきた。

「栞・・・もうダメ・・・。最近、してなかっただろ?早く・・・!」

「わかったから・・・あ・・・もう・・・ヤ・・・」

瞬は、ソファに私を寝かせると、キャミをたくしあげ、ブラを外し、

唇を這わせた。

私は、舌で転がされるのに弱い。

吸われるのに弱い人もいるのだろうけど、瞬に吸われていると、

子供を想い出してしまう。

まるで子供みたいに乳首を吸う瞬・・・。

かわいい・・・。

年下だから、かわいいと思えるのかもしれない・・・。

そして、年下のクセに、セックスのときは、リードする。

イヤがる私を、もてあそぶように、もっとイヤがることをする。

・・・恥ずかしいこともする。

この前なんて、車の中で、窓全開にされて、

「声出しちゃダメだよ」

って・・・。

そんなの無理に決まってるのに、わざと、そういうことをする。

そして、声を出そうとすると、動きを止める。

私は、止めて欲しくなくて、上目遣いで瞬を求める。

その目がたまらない、と瞬は言う。

二人でセックスに溺れて、どこまで堕ちるのかなんてわからない・・・。

「果て」なんてないのかもしれない・・・。

暗い・・・暗い・・・音もしない海底で、身を委ねながら、瞬と抱き合って

眠りたい・・・。

この世で許されない恋ならば・・・どこで許されるのだろう・・・。

今日は、何故か上の空のセックスをしてしまった。

瞬のスタジオには、本もたくさんある。

瞬が尊敬している画家。

瞬は、過去、雑誌にもとりあげられていた。

「これ見せて!」

「ああ、いいよ。」

ふと手にとった雑誌をパラパラめくると、記者との対談レポが載っていた。

もちろん、瞬。

瞬てば、こんな真面目な顔しちゃって・・・かわいい。

・・・・?

あれ?

この女性・・・この記者・・・・。

!!!!!!!!!

私は、背筋が ぞっとした。

人の出逢い・・・巡りあわせ・・・。

信じたくないが、確認したい・・・。

「ねえ・・瞬・・。この雑誌に載ってる対談のときの記者って・・・。」

一瞬、瞬の顔つきが変わった。

「・・・隠す必要ないから教えるけど・・・。そいつが、俺に裸描かせた

ヤツだよ。バーで知り合った女だよ・・・」

・・・やっぱり。

ある程度、予測はしていたけど、認めたくなかった。

どうりで、あの日以来、何も連絡してこないワケだ。

・・・絵里。

私は、やっと解ったわ。

あなたが、私と瞬を逢わせたくなかった理由が。

                ~~つづく~~

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~第十三章~

・・・あれから、音信不通になっている、親友、絵里。

忙しい人だから、連絡が来ないだけかと思っていた。

絵里も瞬と寝たんだ・・・。

・・・どんなセックスをしたの?

私は、瞬に、絵里と親友だなんて言えなかった。

「・・・その、記者の人とは連絡とってるの?」

「いや。あれっきり。全国各地飛び回ってて、忙しいって、当時言ってた。

もう思い出したくないな・・・過去のことは。」

「・・・そうだよね、ごめん。私も聴きたくない。」

「ねえ、栞?お願いがあるんだ。」

「なに?」

「一年前・・・栞の裸が描きたいって言っただろ。今だったら描かせてくれる?」

「売るつもり(笑)?」

「なに言ってるんだよ。冗談キツイ!一年前の栞もキレイだったけど、

今のほうがもっといい。少し、肉がついて、余計女らしくなった・・。」

「そう(笑)?太ったってこと!?・・・いいよ。描いて、お願いします。」

「ありがとう。じゃ、脱いで。」

・・・絵里も、こうして、瞬の前で裸になったのね。

「そこの椅子に座って。足を少し、こう・・斜めに。」

・・・絵里も、こうして・・・瞬のいうこと聴いたの?

「・・・栞?どした?」

私は、瞬の過去を勝手に想像して、泣いた。

「ん・・・ごめん。なんでもない。」

瞬が、ふわりと抱きしめてきた。

「栞・・・俺の前では我慢しないで。悲しい理由もちゃんと聴かせて?」

そういうと、優しく唇を合わせてきた。

「瞬・・・んっ・・・」

「栞・・・ダメだ。描く前に、挿れさせて・・・。」

「もう!さっきしたばっかりじゃない」

「だって・・・裸でこんなとこに座ってる栞見たら・・・ダメだよ俺。」

椅子に座ったままの私の乳首を、丁寧に舐める瞬。

舌が下がってきて、おへそのくぼみを舐めまわす。

「あ・・・いや。」

両足を開かされ、太ももを掴まれ、顔を埋められた。

物凄く早い舌の動き。

こんなカッコで・・・椅子に座らされたままで・・・。

目の前には、大きな鏡が置いてある。

自然とそこに目がいってしまう私。

・・・やらしい。

私は、瞬と知り合って、いやらしい女になってしまった。

セックスをしているときは、イヤなことは忘れていられる。

でも、絵里のことは、自分の中で計画を立てていた・・・。

別に、今更どうこうしようとは思っていない。

ただ、瞬のことを、愛していたのかどうか知りたいだけ・・・。

「・・・栞・・・イク!!」

二人で果てたあと、疲れきってソファで寝てしまった私を、

瞬は絵に描いた。

瞬は、私が、天使の顔をして眠っていたという。

私の天国は、ここ なのかもしれない・・・。

偽りの生活を続けている「我が家」でなく、瞬との楽園・・・。

「もう少し、寝かせて。」

「いいよ。」

そして私は、深い眠りにおちた。

このあと起こる、修羅場を予期もせず、ぐっすりと・・・・。

             ~~つづく~~

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~第十四章~

私は、どれくらい眠っていたのだろう・・・?

瞬のケータイが耳元で鳴って、慌てて目覚めた。

「瞬・・電話・・。」

「うん。」

瞬は、笑いながら、

「栞。なに低レベルな冗談やってるの(笑)?」

「え?なにが?」

「着信!栞がかけてるんでしょ。栞って案外子供みたいなことするんだね」

「・・・・・??????」

意味がわからない。

でも、瞬のケータイも鳴り止まない。

「私・・・かけてないけど・・・。」

「え?じゃあ、これ誰がかけてるの?明らかに栞って表示なんだけど。」

・・・・・・・。

「そういえば、私、今日ケータイ・・・・。」

!!!!!!!!!

・・・・・私、ケータイを家に置いてきちゃったんだ!!!

・・・・・って、ことは、私のケータイで誰かが、瞬にかけてるってこと・・。

「旦那だわ・・・。」

「え!???」

「履歴を見てかけたのよ・・・。」

・・・・・

電話が切れた。

また鳴った。

また切れた。

「も・・・う!!頭おかしくなる!!!」

「栞、落ち着いて。大丈夫。なんとか言い訳を探そう。もう、電源切ったから。」

「とりあえず、私・・・家に帰る。」

「・・・心配だよ栞・・・。」

「大丈夫。帰らないわけには行かないし。」

「わかった・・・落ち着いたら連絡して。待ってる。」

私は、震えていた。

いつかは こんな日が来てしまうとは予想していたが・・・

どうしてケータイ置いてきちゃったんだろう・・・。

そして、よりによって、どうして旦那が家に帰ってきたの?

旦那は、子会社のサラリーマン。

営業担当だから、ヒマが出来ると、家に戻ってくることがある。

それを知っていて、私はミスを犯してしまったのだ。

あの、頻繁な履歴を見られたら、絶対疑うに決まっている・・・。

もし、私と瞬の関係を、旦那が絵里に聴いてしまっていたらどうしよう。

アウトだ。

絵里は、話すに決まっている。

家に着いて、ドアを開けるなり、旦那の平手打ち。

「栞・・・どういうことだ!??」

「な!?え・・・」

そのまま玄関の冷たいフロアに私を押し倒すと、

服のボタンを引きちぎって、乳首を噛みはじめた。

「痛っ・・・・!!!やめて!!」

「ふざけんな。俺が何も知らないとでも思ってたのか!??」

怖い・・・。いつも温和な旦那が、旦那じゃない。

抵抗する私を、押さえつけ、ショーツ下ろして顔を近づけ、舐めまわしながら

「オマエのあそこ・・・臭ぇな・・・。瞬ってヤツの匂いがする。

ヤッてきたんだろ!??」

そう言って、挿入され激しく突かれた。

「あっ、あっ・・・イヤ!!!」

背中が固いフロアにぶつかって、痛い。

「中で出してやる・・・思いっきり出してやる・・・!!!」

「やめて~~~~~!!!!!!」

・・・・・・・。

旦那は、着替えると、なにも言わずに出て行った。

・・・・。

旦那に強姦される妻なんて、聴いたことがない・・・。

涙がとまらなかった。

もう、ダメだ・・・・。

おしまい・・。

瞬・・・私はどうしたらいいの?

私たちは どうしたらいいの?

ばちが当たったのね。

天罰よ・・・。

私は天井を見つめたまま、しばらく涙が止まらなかった・・・。

                 ~~つづく~~

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~第十五章~

「・・・拓海を迎えに行かなきゃ・・・。」

私は、鏡の前で自分の姿を見ておどろいた。

泣きはらした目・・・。

体中、あざだらけ・・・旦那に吸われた跡・・。

初めて旦那にクンニされた・・・。

ぎこちないクンニ。

私の気持ちいい部分を知らないから、ただがむしゃらに

舐めまわすだけ。

触れないでほしかった・・・。

瞬と付き合ってから、旦那とは、セックスレスになっていた。

そして、いきなり中出し・・・。

妊娠したら、どうする!?

瞬とはどうする!??

拓海は!??

怜奈ちゃんは!??

もう、わからない・・・。

どうして私は瞬を愛してしまったの。

瞬に出逢えて、瞬を知れて・・・それでよかったじゃないの。

愛さなくたってよかったじゃない・・・。

・・違う。

愛そうと思って、愛したんじゃない。

気づいたら愛していたんだ。

気づいたら、瞬を求めていたんだ・・・。

保育園に拓海を迎えに行くと、瞬も怜奈ちゃんを迎えに来ていた。

「栞!!大丈夫!??・・・その目・・・まさか・・・。」

「ううん、大丈夫よ。なんとか弁解出来たから、安心して!」

「ほんとに・・・?」

「ほんとよ!!」

今の私には、瞬を安心させることが役目なんだと思った。

そして、私は、思った。

瞬と別れるなんて出来ない。

どんなカタチでも、一生、瞬についていこう、と。

家に帰ると、旦那はまだ帰宅していなかった。

少し、ほっとした。

メールが入ってきた。

「今日は、何も聴かず、あんなことして悪かった。会わせる顔がない。

今日は、友人の家に泊まらせてもらうことにしたから。じゃあ・・・。」

・・・そうなんだ。

旦那は、もともと優しい人だから、こうやっていつも、自分から身をひく。

瞬は違う。

強引で、でも優しくて・・・甘えんぼうで・・・。

夜、拓海が寝てから、私は絵里に電話をした。

・・・出ない。

やっぱりね。

旦那にすべて話してしまったんでしょう?どうせ・・・。

気まずくて出られないのよ。

瞬との関係も知られたくないだろうしね。

折り返し、絵里から電話がかかってきた。

「栞!?ごめん、さっき電話出られなくて・・・。話はたくさん

しなきゃいけないのは解ってるんだけど、今、それどころじゃないのよ!」

「・・・なに?なんなの?」

私は、少し、冷たい口調で受けこたえた。

「・・今、あんたの旦那さんと一緒にいるんだけど・・・。

相談があるからって、近くのバーで飲んでたら、いきなり泡ふいて

倒れたのよ!!今、救急車手配してる!至急来て、栞!!」

え・・・・?

旦那が絵里と一緒に飲んでることにも驚いたが、

倒れたって・・・・・なんで??

私は、寝ている拓海を抱きかかえ、病院へと向った。

              ~~つづく~~

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~第十六章~

病院に着くと、絵里が廊下に座っていた。

「栞・・・ごめん。朝倉瞬とのことも・・・もう知ってるよね?」

「うん。」

「私は、ずるい女だったよ。そして、栞が羨ましかった。

でもね、栞が朝倉に騙されているんじゃないかって、

ほんとに心配したの。だから逢わないほうがいいって、あのとき

言ったのよ・・。でも、朝倉は、遊びじゃなかったのね。」

「うん・・・。」

それより、旦那は!??

「旦那さん・・・劇薬飲んでから私に会いにきたみたいよ・・・。

アルコールと反応すると、こういう症状になるらしいから・・・。

死には至らないだろうけど・・・後遺症が出ないか心配だよね。」

・・・・・私は絶句した。

私は、旦那をそこまで追い詰めてしまっていたんだ。

私なんかのために・・・・。

「奥さま・・・ですか?」

看護婦さんに問われた。

「はい・・。」

「こちらへどうぞ。」

旦那は、重度の身体麻痺状態となってしまった。

毎日、介護が必要。

口もきけない。

ご飯も流動食・・。

「パパァ・・・・!!」

拓海が泣きわめく。

私も、涙が出てきた。

私が、旦那をこうさせてしまった確信犯じゃないの・・・。

呆然としている私に、絵里が、

「栞!!気を確かにして!!あんたのせいじゃないよ。」

ダメ・・・・何を言われてもダメ・・・。

そして、私は、決めた。

生涯、旦那の面倒を見ていくと・・・。

そして、瞬とは、きっぱり別れると・・・。

私は、家庭を守るべきなんだと気づいたのだった。

次の日・・・。

泣きたくなるほどの晴天。

瞬が描く、青空、そのもの。

私は、瞬に逢う約束をした。

これで、「最後」と、自分の中で覚悟を決めて・・。

スタジオへ着くと、何もなかったように、私は瞬に抱きついた。

「瞬・・・愛してる・・・。」

自分から裸になり、ソファで瞬を招いた。

瞬が一枚の絵を持ってきた。

「栞・・完成したよ。栞のヌード。」

ああ・・・・なんて幸せな顔しているんだろう・・・

私は、瞬の前で、こんなに純真無垢でいられるのね。

「ありがとう・・・この絵、私にくれる?」

「ん・・・俺が持ってる。」

「どうして(笑)?」

「・・・最近、いやな夢ばかり見る。栞が、俺の前から突然いなくなるんだ。

俺は、不安で不安で・・・。この絵を見ていると、落ち着いて眠れる・・・。

栞?いなくならないよね?どこへも行かないよね?

俺たちは、終わらないよね!???」

「・・・・・・・。」

「栞?なんで黙ってるの?」

「・・・・終わらないよ。終わるわけないじゃない。早く抱いて!」

私は、瞬に はじめて嘘をついた。

瞬の指・・・細くて長い指・・・。

瞬のまつげ・・・長いまつげ。夏祭りのときも、空を見上げたときのまつげも、

ずっと覚えてる・・・忘れない。

瞬の優しい腕・・・。

私を強く抱きしめる腕・・・。

瞬の唇・・・。

私を、アイシテル といつも呪文みたいに唱えてくれる唇・・・。

私は、忘れない。

瞬のすべてを忘れない。

瞬、ありがとう。

瞬は、私の「すべて」だった。

スタジオのドアを開ける。

二度と開けないドア・・。

「じゃ・・・瞬、帰るね。」

「うん。また連絡する。」

”また”って、もう、ダメなのに・・・。

振り返らずに、去ろうとした瞬間、

「栞!!スタジオの裏で猫が産まれたんだ!こんなちっちゃいの!

すげーーカワイイから・・・。今度、来たとき見せるよ。今度!!!」

・・・・瞬・・・・・・・・・。

私は走り去った。

涙が溢れて前が見えない。

さようなら、瞬。

愛しい人・・・もう二度と逢うことは、ないでしょう・・・。

さようなら、瞬。

ありがとう。

・・・見上げた空は、相変わらずの青空で、私の心だけ雨だった。

          ~~つづく~~

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~最終章~

あれから月日は経ち・・・。

私は、第二子を身ごもったが、旦那の看病に疲れて、

流産してしまった。

そして、私たち家族は遠く離れた地へ越した。

私のケータイは番号を変えたから、瞬からは かかってこない。

瞬のメモリも消去してしまった。

・・・瞬・・・ごめんなさい。

一方的で、納得いかなかったと思う・・・。

でも、こうするしかなかった。

私は、怖かったんだと思う。

家族を犠牲にしてまで、瞬との関係を貫くことが・・・。

でもね、瞬。

これだけは言える。

決して遊びなんかじゃなかったってこと・・・。

それは、瞬もよく解ってくれてるよね。

瞬も、そう思ってくれているよね・・・。

瞬と過ごした日々は、かけがえのないものだった。

私を輝かせてくれた。

裸で抱き合っているだけで、痛いくらい想いが伝わること・・・。

教えてくれたのは、瞬だった。

今でも愛してる・・・逢いたい・・・。

「ただいま~」

買い物から帰ってくると、旦那の様子がおかしい。

「パパ・・・?」

いつも、目を見開いているのに、目を閉じている。

口元には、嘔吐物・・・。

そして、頬には涙がつたっている・・・。

「拓海?パパどうしたの!??」

留守番をしていた拓海がそばで泣いている。

「パパが、急に オエって。そして、あーーーあーーーーって、

大きな声で叫んだの。ボクどうしたらいいかわからなくて」

私は、急いで病院へと向った。

「残念ですが・・・もう可能性は0かと・・・。」

・・・・・・・・。

パパ・・。

パパ、ごめんなさい。

私は、悪魔でした。

あなたは、家族のために毎日稼いで、私に対しては、不器用だった

かもしれないけれど、家族愛は感じられた。

そして、旦那は静かに息をひきとった・・・。

拓海は小学一年生になった。

「早く!ほら遅刻しちゃうよ!!ママも、もう仕事行くから!!」

慌しい毎日。

同じような朝。

ただ、心にはぽっかりと穴があいたまま・・・。

それは、罪なことかもしれないけれど、私の隙間を埋めてくれるのは、

たった一人と決まっている。

でも、もう、それも出来ない。

あなたがどこに住んでいるのか・・・

生きているのか・・・それすらも解らないから・・・。

でも。

同じ空でつながっているんだと、いつも思う。

この空を、あなたも見上げているんだと思う。

同じ空を眺めていられるなら、それで幸せよ。

ねえ、瞬?

あなたは、まだ空を描いているの?

あなたは、まだ私のことを・・・・。

今日の夜は、花火大会。

思い出してしまう・・・。

まだあの夏祭りの夜を鮮明に覚えている・・・。

あのとき、二人で見た花火・・・。

19:00。

拓海と二人で手をつないで花火大会の会場へ向った。

「前、お祭りで、怜奈ちゃんに会ったんだよね!ママ、覚えてる?」

「・・・!!覚えてるよ(笑)。」

拓海も覚えていたのね。

でも、こんなところに、いるはずはないの。

「ママ、金魚すくいやりたい!!」

「・・・まったくしょうがないわね・・・。」

あのときと一緒じゃない(笑)

「すみませーーーん・・・一回お願いしま・・・・」

・・・皆さんは運命って信じますか?

一生のうちに「この人」だ、って人と出逢えていますか?

私は、この瞬間、「奇跡」という言葉を強く、信じた。

「・・・やっと・・・逢えたね。」

今度こそ・・・今度こそ・・・。

私とあなたの空は、こんなにも手の届くところにあったんだね。

                          

                          ~~Fin~~

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「第一話」

「あッ・・・あッ・・・先生っ・・・」

なまめかしい声が教室中に響き渡る。

俺は、高校教師。今年ここの女子高に赴任してきた。30歳、独身。

自分で言うのもなんだが、ルックスには自信がある。

この顔で、何人もの女を食ってきた。

そんな俺が、何故、今教師をしているかって・・・?

それは、たった一人の女が きっかけだった。

「ハルカ・・・気持ちいい?」

「あっ・・・ん・・・。」

その女・・・そう、このハルカ。

高校1年生・・・。

「ハルカ・・・今日すごい濡れてるよ?」

俺は、ハルカの濡れたヒダを指でなぞり、クリトリスを

むき出しにすると、舌を近づけた。

「あっ、あっ・・・ダメ先生・・・そこは・・・」

「ハルカの一番感じるところだろ?」

「そんな・・・あっ。」

「ハルカ・・・声おっきい。」

ハルカは、16歳。

まだまだ体は未熟だ。

だが感度だけは、一人前らしい。

俺は、ハルカを四つん這いにさせると、自分のモノをねじ込んだ。

「はあぁっ・・・・!!」

「ハルカ・・・おしっこ漏らしたの?あ~あ・・・あとで雑巾がけだな(笑)。」

「あン・・・・ハルカ、今日、掃除当番で、キレイに掃除したばっかなのに・・」

俺は、バックからハルカの両胸を掴み、激しく突いた。

「あっ、あっ・・・も・・ダメ!!」

「・・・イクよ?」

キーーーンコーーーンカーーーーンコーーーン・・・・

6時間目終了のチャイムが鳴った。

「はい、今日は終わり~~!!おまえら気をつけて帰れよ~」

俺の妄想はリアルだったろ(笑)?

高校教師になってから、毎日こんなことばっか妄想しては、

家に帰って、オナニーばっかしてる。

ハルカとできてるなんてのは、まったくのウソ(笑)!

・・・でも・・・ハルカ・・・一之瀬ハルカが気になる存在なのは、確か。

ハルカも、俺を見る目が違うような気がする・・・(するだけか!?)

職員室へ向おうとしたとき、ハルカが話しかけてきた。

「先生・・・相談があるんですけど・・。」

!?なんだ?俺のくだらない妄想が顔に出ていたのか!?

「・・・なんだ?相談って?」

「・・・今日の夜、話聴いてください。教室で待ってます。」

「え!?あっ、おい!!?」

そう言うと、ハルカは部活動へ友達と行ってしまった。

なんだ?なんだ?

相談って、なんの相談だよ?

あ~~~・・・俺の妄想が、また膨らんでしまう・・・股間も膨らんでしまう(笑)

俺は、ハルカの部活動が終わる時間まで、職員室で何本も煙草に

火をつけていた。

「高橋先生・・・今日、煙草やたら多いですね?」

隣の席の、保健の先生につっこまれた。

この先生も、色気があって、教頭とデキテルとか噂がある。

「ああ・・・すみません。煙たいですよね、もうこれで最後にしますから。」

「体によくないですよ~?私が健康診断してあげましょうか?」

ドキ!!

「そんな、ご冗談を・・・ははは・・・。」

20:00・・・。

そろそろだろう、と思い、教室へ足を運んだ。

電気がついていない教室・・・不気味だよな。

「おい・・・?一之瀬?いるのか?」

静まり返った教室。

「一之瀬?」

思い切って電気をつけた。

俺は、唖然とした。

黒板に落書きしてある。

「ひっかかったな、エロ教師!!ばーーーーーっかみたい!!」

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・どうせ俺は、馬鹿だよ、スケベだよ。

でも、俺はさ・・・本気で心配したんだよ・・・ハルカのこと・・・。

あの淋しげな目が・・・演技だったのか・・・。

「さて、帰るかな。」

電気を消すと同時に、

「そのまま、消したままでこっちに来て!!」

囁くように か細い声がした。

「誰?」

俺は、怖くなって、再び電気をつけようと、スイッチに手を伸ばした。

「ダメ!!・・・今、裸だから・・・恥ずかしいから・・・。」

え!??

「一之瀬・・・?」

「先生・・・来てくれてありがとう。落書きは、ジョークです・・・。

先生・・・私・・・先生のことが・・・」

そう言うと、窓のカーテン越しから、裸のハルカが、ふわりと現れて、

俺に抱きついてきた。

・・・妄想なんかじゃない・・・。

これは現実だ・・・。

そして、俺は、どうしていいかわからずに、そのまま暫くつったっていたのだった。

                              ~~つづく~~

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「第二話」

薄暗い教室・・・

月明かりだけが俺たち二人を照らしている・・・

ハルカの柔らかい素肌を、モロに感じ、俺は勃起していた。

多分、その膨らみはハルカにも伝わったと思う。

だけど、ここは心を鬼にして、

「な・・・なに言ってんだ。俺は教師だぞ?

生徒に手なんか出せないよ。」

「・・・そんなのわかってる・・・。でも、好きなんです。どうしようもないの。」

ハルカが、もっと抱きついてくる。

ダメだ、ダメだ!!!

「一之瀬・・・ダメだよ。早く服着なさい。風邪ひくよ。」

「・・・先生は、年下には興味がないんですね!?

保健の松下先生みたいな大人の女性が好きなんだ!?」

・・・確かに、松下先生は美人で色気がある。

「そんなんじゃなくてさ。な、とにかく服を着ろよ、な?」

「じゃあ・・キスして。」

「ええっ!?」

「お願いキスだけでいいからして!!」

~~~~~~~~!!!

・・・なんでそんな潤んだ目で俺を見つめて、そんなこと言うんだよ・・。

そんな顔されたら・・・。

「チュ。はい」

俺は ハルカのおでこに軽くキスをした。

「・・・先生、ズルイ。」

そうつぶやいて、ハルカは服を着て、教室を出て行った。

「はあ~・・・びっくりした・・・。」

俺は、内心、もったいないことをした、とは思っていた。

でも、教師と生徒が・・・なんて、もし誰かにバレたら問題だろ!?

俺は、自分を立派だと思った。

理性があった(笑)。

廊下を歩いていると、保健室から怪しげな声が聴こえてくる。

女のあえぎ声だ。

「松下先生!?」

俺は、保健室のドアの隙間から、見てはいけないものを見てしまった!!

教頭と松下先生のあの場面!!!

教頭の薄い頭を、自分の股間に押しつけながら、はぁはぁ言ってる!!

「センセ・・・もっと・・・。」

「松下先生・・・今日は、ダメだ・・・勃たない。」

あははは!!

教頭は、結構 お歳だからな(笑)

その教頭に不服になった松下先生は、

「もう、今日は帰って!!」

と、教頭を追い出してしまった。

俺は、急いで隠れた。

・・・・・そして、俺は、イケナイことを考えた。

さっきのハルカとの中途半端な出来事で、俺のモノは、

まだ半勃起状態だった・・・。

そして、白衣姿で、乱れる松下先生・・・。

これは、抑えられるワケがない。

俺は、気がつくと、保健室のドアをあけ、ベッドに松下先生を

押し倒していた。

「高橋・・・先生!?」

「松下先生・・・今日だけでいいんで、抱かせてください!!」

「あっ・・・」

俺は、夢中になって、松下先生のピンク色の乳首を舌で転がした。

それと同時に指は、さっき教頭が舐めていた部分へ。

肉付きのいいアソコ・・・。

「あんっ・・・先生、上手・・・。舐めて。」

俺は、中指で愛液をすくい取り、肛門のほうまで いじってやった。

「さっき教頭が舐めていたから、俺は舐めたくないよ。」

「あン・・・そんな意地悪・・・。じゃあ、あれを塗って・・・。」

先生が指差す先には、蜂蜜が・・・。

ええっ!??あれをアソコに塗れって!?

アブノーマルだな・・・この女。

俺は、言われたとおりに蜂蜜をアソコに垂らし、

音を立てながら、丁寧に舐めまわした。

「ああっ・・・・いいっ!!」

あんなにキレイな松下先生の顔が、ゆがんでいる。

白衣からこぼれる豊満な胸を揺らして感じている。

やっぱり、大人だな・・。

ハルカとは大違いだ。

松下先生は、俺のをくわえてきた。

白衣姿でコレをされるのが、たまらない。

しかも、うまい。

一体、どれだけ相手にしてきたんだ!??

そして、俺は、先生の穴に挿入し、フィニッシュを迎えようと

していた。

そのとき!!!

廊下を駆けていく音!!!

「だ、誰っ!??」

俺は慌てて、先生から離れ、廊下へ出た。

最悪だ・・・。

その後姿は、ハルカだった・・・・・。

                   ~~つづく~~

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「第三話」

・・・あ~・・・まずい・・・

教師としてでなく、男として、最低だ・・・。

「高橋先生?誰かいたんですか?」

松下先生が、乱れた髪のまま、廊下に出てきた。

「あ・・・いや・・いないっす。すみません。」

「まだ途中だったじゃない・・・早く続きして・・・。」

「いや・・・すみません。俺、帰ります。」

「ええ~~~!!??」

・・・ごめんなさい、松下先生。

今日の松下先生は、不服続きでしたね。

教頭に満足出来ず、俺とは中途半端で。

でも、俺は、一人の女を追いかけないと・・。

「一之瀬っ、一之瀬っ!!」

ハルカは昇降口に座り込んでいた。

「一之瀬・・・今の・・・見たよな?」

「・・・先生は不潔です。やっぱり松下先生が・・・。」

「違うよ!!」

「ううん。わかってます。私みたいな子供は相手に出来ませんよね。

・・・帰ります。今日のこと、誰にも言いませんから、安心してください。」

そう言うと、ハルカは帰っていった。

・・・俺は、ただの野蛮人だ。

すけべ野郎だ。

でも・・・

ハルカには手を出せないよ。

生徒だろ?

犯罪だよ。

俺は、ヤケ酒しようと、相棒の山川を誘って、繁華街へ足を運んだ。

「・・・おまえ、そのハルカって子のこと結局好きなんだろ?」

「・・・わかんねえ・・でも、すごい気になる。

体操着から透けてるブラとか、口元のえくぼとか・・・。」

「オマエ、変態入ってるよ、それ(笑)」

「でもな~・・・好きな相手には、変態ってアリだと思うんだよ、実際。

すべてさらけだして、なんぼだろうよ?」

「オマエ、飲みすぎ(笑) そろそろ帰るか。」

会計をして、フラっと店に出ると、見たことのある制服の女子高生が・・。

「あれ?ウチの制服じゃ・・・?」

その生徒の隣には、ハゲたおっさんが、いやらしい目をして、

何か口説いている様子。

抵抗しはじめた生徒。

腕を掴んで、無理矢理連れていこうとする おっさん。

「あ・・・れ?・・・ハルカじゃん!!」

あいつ、なにやってんだ!?

「悪い・・・山川。俺、あいつ助けないと・・。」

俺は、かなり酔っていた。

あのあと、どうやってハルカを助けたのか覚えていない。

そして、何故、今、ここにいるのかもわからない。

”ここ”って、どこか って?

ラブホテルの一室だった・・・。

                 ~~つづく~~

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「第四話」

ここは、まぎれもなくラブホテルの一室・・・。

そして、大きなベッドには、俺ひとり。

バスルームから、シャワーの音が聴こえる。

・・・・しちゃったのか?

それとも、今からなのか!??

・・・・・・まったく記憶がない。

ハルカが、バスタオルを巻いて部屋に入ってきた。

「先生、起きたんですね!」

「あ・・・ああ。」

「先生、助けてくれてありがとう。怖かった!!!」

・・・・・・。

ハルカの話によると、俺は、ハルカに絡んでいた中年男性を、

一発殴り、ハルカを お姫様抱っこして、ここまで連れてきたらしい。

そして、死んだように、ベッドに倒れこんで寝てしまったのだ。

・・・・ということは。

まだ、してない・・・ということだ。

「先生・・・。」

ハルカは、部屋の照明を落とすと、バスタオルをとって、

俺の上にのしかかってきた。

「先生・・・もう、躊躇しないでください・・・。」

そう言うと、唇を重ねてきた。

やわらかい感触。

ぎこちない舌使い。

も・・・う、ダメだ。

俺は、自分の舌をハルカの舌へ絡ませた。

ハルカが、興奮しているのがわかる。

きっと、こんなキスはしたことないのだろう。

「せん・・・せ・・・。キスだけで濡れちゃ・・・う。」

俺は、もう容赦しない。

ちょっとヒドイかもしれないが、荒っぽいことをして、

嫌われる作戦に出た。

ハルカの胸を舌で転がす。吸う。噛む。

それと同時に、ハルカの茂みに手を伸ばす。

すごい、ぐしょぐしょだ。驚いた。

割れ目に沿って、指を動かし、クリトリスを刺激する。

ハルカは、声にならない声で、叫んでいる。

俺は、自分のネクタイで、ハルカに目隠しをした。

「先生・・・イヤっ」

「ダメだ。俺は、こういうプレイが大好きなんだよ。

さて・・・どこから いじくりまわしてやろうかな・・・」

「いや・・・!!」

俺は、ハルカの股を大開きにすると、中指を思い切り穴に突っ込んだ。

出し入れを繰り返す。

ぐちょぐちょだ。

後ろを向かせて、アナルにも指を入れる。

「~~~~~~!!!ぐっ、がはっ・・・あっ。」

ものすごくエロイ声だよ、ハルカ・・・。

そして、後ろから、犬のようにアソコを舐めまわした。

俺の舌は長いから、クリトリスまで余裕で届く。

「あっ、あっ・・・・!!」

ハルカは、イってしまった。

目隠しをしたままのハルカの口に、俺のモノをずぶりと挿し込む。

「うぐっ!!」

「さあ・・・くわえろ。しゃぶれ。思いっきり!!いうこと聴けよ、ハルカ。」

「あ・・・・うぐっ・・・」

俺は、容赦なく喉の奥まで、突っ込んだ。

ハルカが、胃液を吐いた。

「ハルカ・・・苦しいか!?もっと苦しめ。そして、俺を嫌いになれ。」

俺は、ハルカを押し倒すと、穴に挿入した。

「あっ・・・・くっ・・・あっ・・・!!」

俺は、夢中で腰を振り続け、最後は顔射してやった。

・・・え!?

俺のモノに血がついている。

慌てて、ネクタイを目から外すと、大粒の涙。

・・・もしかしての、もしかして・・・・

「・・・ハルカ・・・。処女だったのか?」

俺は、おそるおそる聴いてみた。

ハルカは、ただ泣いている。

・・・俺は、とんでもないことをしてしまったのだった。

                    ~~つづく~~

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「第五話」

俺は、ハルカをハルカの家の近くまで車で送り届けると、

「じゃ・・・また明日、学校でな。」

と ひとこと言っただけで、自宅へ向かった。

バックミラー越しに映る、ハルカの姿・・・。

どんどん小さくなって、見えなくなった。

俺は、どんだけ酷いことしたんだろう。

処女だぞ!?

家に着いた。

AM1:00。

テレビのスイッチを無意識に入れる。

夕べ見ていたエロDVDが動き出す。

ブラウン管の中には、マッパの男と女。

いやらしそうに音を立てて、肉棒を舐め回す女の姿。

・・・なんとも思わない。

こんなの、なんとも思わない。

俺は、ハルカを傷つけてしまった。

そして、俺は、このとき、気づいた。

ハルカに興味を持ち始めた自分に・・・。

次の日。

ハルカは、いつもと変わらなく元気な様子。

ちょっと安心した。

休み時間に、俺はハルカに話しかけた。

「・・一之瀬・・・ちょっと。」

「なんですか?先生?」

「夕べは・・・ごめん。俺、酷いことしただろ?帰りもあんなに遅くなって。

親御さん、心配しただろ?」

「・・・平気です!うちの両親、離婚しちゃって、今、私独り暮らしなんです。」

「!!!!!!え!??」

・・・知らなかった。

生徒のことを、なにも知らない教師・・・。

「なあ・・・ハルカ?」

「?」

「今度の休みさ、ドライブ行くか?釣り好きか?オマエ。」

ハルカは、俺の突然の誘いにびっくりしたように目をまるくした。

俺自身も、なぜ ハルカをドライブに誘ったのかわからない。

でも、そのとき、ハルカがいつも ひとりぼっちなんだってことが、

無性にせつなくなり、思わず、誘ってしまっていた。

「いいですよ!!うれしい!お弁当作るから!!じゃあ・・・」

・・・ハルカ。

オマエは、キレイだよ。

純粋な瞳。

ピョンと跳ねた髪。

スラリと伸びた白くて細い腕。

オマエは、俺には もったいないよ・・・。

俺は、完全にハルカに恋をしてしまっていた。

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「第六話」

すがすがしい朝。

こんなに気持ちよく起きられた朝は、何年ぶりだろう。

そして、ちょっとした緊張感。

今日は、ハルカとドライブに行く日だ。

俺は、完全に一人の男として、ハルカを誘っていた。

あんなに酷いセックスをしたクセに・・・。

ハルカは許してくれているのだろうか?

待ち合わせのコンビニに到着すると、ハルカは もう来ていた。

俺を見つけるなり、天使のように微笑み、近づいてきた。

「先生、おはよっ!」

「おはよう。なんだ、その大荷物は(笑)!?」

「だって、先生との初デートでしょ?お弁当作りすぎちゃって・・・。

先生、アスパラ嫌い?アスパラのベーコン巻き作ったんだけど・・・

それから・・・。」

ハルカが緊張しているのがわかる。

意味もなくお喋りしはじめるから。

「まあ、わかったから(笑)とにかく乗れよ(笑)」

「あっ、はいっ!」

ハルカのミニスカが気になってしかたがない。

シートベルトを締めた、胸元・・・。

ダメだ、ダメだ!!

今日は、デートだよ、デート。

「ハルカ・・・釣り出来る?」

「小さい頃、お父さんとしたことありますよ。」

「じゃあ、渓流釣りやるか?」

「うんっ!楽しそう!」

少し、彩づきはじめた山。

空気が澄んでいる。

「ハルカ、足元気をつけろよ?デカイ岩が転がってるから。」

「じゃあ、先生、手つないで♪」

「・・・。」

恥ずかしい。

高校生のいいなりになってる俺。

しばらく釣りを楽しみ、そのあと、ハルカのお手製のお弁当タイム。

「すっげーーーな、ハルカ。おまえ、こんな作れるの?」

「料理は得意なんです。」

俺は、この前のことを謝るのは今だと思い、

「・・・ハルカ。俺、この前、あんな酷いことして、ほんと悪かった。」

「もう、いいんです。」

「でも・・・オマエ、処女だったんだろ・・・?」

「え!?あ・・・そっか。勘違いさせちゃいましたよね?あの日、私、生理はじまっちゃったんです。」

ええ~~~~~~!!!??

なんだ・・・そっか・・・。だから、あんなに血が・・・。

じゃあ、ハルカの初めての相手って誰なんだ!?

俺は、勝手に嫉妬した。

ハルカは、俺以外の男に、どんなふうにされたんだ!?

何歳の男?同級生?気になる・・・。

考え込んでいる俺を察したのか、ハルカが、突然抱きついてきた。

「先生・・・私、この前、先生にあんなにスゴイことされて・・・。

毎晩、思い出しちゃって、勝手に指が・・・。」

え!?

「今も・・・もうダメなんです・・・。」

そういうと、俺の手をつかみ、ショーツの中へ。

びしょびしょだ。

俺は、たまらず、指を動かした。

誰も周りに人はいない。

ハルカをベンチに座らせると、ブラを外し、乳首を吸った。

薄ピンク色の乳首。

「あっ・・・あン・・・」

川のせせらぎの音と、ハルカの甘い声が、いやらしく耳に入ってくる。

ショーツを脱がし、大股開きさせ、ハルカのあそこに顔を埋めた。

「あっ・・恥ずかしい・・・。」

俺は、ハルカのクリトリスを念入りに舐め、イカせてやった。

俺のモノも、もうカチカチだ・・・。

「ハルカ・・・くわえて?」

まだ ぎこちないハルカ。

そんなハルカが愛おしい・・・。

「ハルカ・・・もう いいよ。挿れさせて・・・」

楓の木の影で、俺たちは立ったままひとつになった。

揺れるたび、楓の紅い葉が ひらひらと舞う。

「あっ・・・あっ・・・先生・・・好き・・・」

「俺も・・・ハルカ・・・」

俺は終わったあと、ハルカを強く抱きしめた。

子猫を抱きしめるように・・・。

耳たぶをかじりながら 何度も、ハルカはかわいい とつぶやいた。

俺をこんな気持ちにさせてくれたハルカ・・・。

オマエは、不思議なヤツだよ・・・。

この時点では、これから起こる悲劇を、俺たちはまったく想像出来なかった・・・。

                                 ~つづく~

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「第七話」

「はい、じゃあ、この問い解る人~!」

・・・授業中が俺は一番キツイ。

ハルカと俺の関係がバレないように普通の顔をしていないとイケナイから。

どうしても、目線はハルカにいってしまう。

目が合う。

ハルカが微笑む。

えくぼがかわいい。

あんまり、見るなよ。

想像しちゃうだろ・・・おまえの裸・・・。

おまえの乳首・・・おまえのアソコ・・・おまえの声・・・。

やべ。勃起してきた。

キーーーンコーーンカーーーン・・・。

授業終了。

ハルカは陸上部に入っている。

ハルカのハイジャンプは、ほんとに美しい。

イルカみたいに、しなやかに跳ぶ。

俺は、顧問を持っていないから、職員室でハルカの帰りを待つ。

「高橋センセ。この前は、どうも!!」

「・・・!!!あっ、おっ、お疲れ様でした!!」

・・・まずい。この人の存在をすっかり忘れていた。

そう、保健の松下先生。

今日は随分と巨乳アピールしちゃってるよ。

そんなカッコしてていーのか?教育者の立場で。

「センセ・・・。この前の続き・・・いつしてくれるの?」

「えっ。あ、ああ・・・。続きはと言われましても・・・。」

そんなん出来るワケねーだろ。

「今から保健室、来てもらえます?」

「む・・・無理ですよ!」

「勘違いなさってません(笑)?この前の続きって、先生のクラスの女子に

配布する資料の整理ですよ。」

「あ・・ああ!!そっか。そうだった!」

俺は、バカだった。そういえば、1ヶ月前に、性教育の資料をほったらかしに

しておいたんだった。すっかり忘れていた。

「今から行きます。」

・・・保健室。

俺と松下先生、二人っきり。

ごめん・・・ハルカ。でも、変なコトしないから、許してくれ。

「センセ。この資料、エッチなこといっぱい描いてありますね。

オナニーとか、オーガズムとか・・・。」

ばかばか、そんな会話、いらないから!!

「センセ・・・。私、オナニーする派だと思います?」

「・・・わ・・・わっからないな~~ あはは・・・(汗)」

突然、松下先生は、白衣のボタンを外しはじめると、ベッドに横たわり、俺の目の前で、

おもむろに自分の胸を揉み始めた。

「あっ・・・」

乳首を右手でコリコリやりながら、左手は、黒のレースのショーツの中に・・。

やらしい水音を立てながら、俺をうつろな目で見つめながら、

「きて・・・センセ・・・。もうこんなになっちゃってるの・・・ほら。」

そう言って、ショーツをずらし、いやらしいカタチのアソコを

俺に見せつけた。

穴に自分の指を入れながら、

「あっ・・・ン・・・。センセの太いのが欲しいって、ココが言ってる・・・。」

やめろ・・・!!!

卑怯なオンナだ!!

俺は、カチカチ状態だ!!!

ダメダメ・・・!!

「舐めたくならない・・・?私のココ・・・。」

そう言うと、俺の顔にアソコを近づけた。

「ねえ・・・舐めて・・・どうして躊躇してるの・・・?」

舌を伸ばせば、もう届くところにある。

ごめん・・・ハルカ・・・!!舐めるだけだから・・・。

俺は理性に負けて、松下先生のアソコを夢中で舐めまわした。

まるで、犬が皿を舐めまわすように・・・。

「あンっ、あっ・・はぁ・・・・いいっ・・・!!!」

頭ン中からっぽだった。

なにしてるんだろうって・・・。

そして、俺は、先生を突き飛ばした。

「痛っ!!なに!?急に!?」

「・・・先生・・・。色気でなんでも手に入れられると思ったら、それは間違いだよ。

教頭とうまくやってください!!失礼します!!」

・・・ごめん、ハルカ!

俺は、どうしようもないヤツだ。

校門に行くと、ハルカが待っていた。

なにも知らずに笑顔で手を振っている。

俺は、ハルカを抱きしめて、キスをした。

「せん・・・せい・・・。んっ・・・。こんなとこで・・。」

俺はサイテー野郎だよ。

他の女の愛液をつけた口で、自分のオンナとキスしてやがる。

罰があたる。

そう思いながらも、ハルカとのキスをやめられなかった。

                             ~つづく~

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「第八話」

俺はハルカを純粋に愛していた。

それまでの俺は、女と付き合う=セックス だと思っていたのに、

今では、ハルカのいない生活なんて考えられなかった。

ハルカは両親が離婚し、一人暮らしをしていたので、

俺のアパートで同棲することにした。

学校にバレたら、洒落にならない。

俺は、飛ばされるだろう。

それどころじゃない。もしかしたらクビになるかもしれない。

そして、ハルカも停学・・・。

そんなことは、ありえない。

今日は、会議で帰りが遅くなる。

ハルカには、先にアパートに行って、飯食べてていいから、と言っておいた。

会議が始まる前に、松下先生に呼び出される。

「センセ・・・私、知ってるんですよ。高橋先生のヒ・ミ・ツ。」

「・・・え!?」

「ふふふ・・・内緒にしておきますから。この前、見ちゃったんです・・・

校門で、先生と一之瀬さんが・・・」

「!!!!!」

み・・・見られていたんだ・・・。

「バラされたくなかったら・・・私のいうこと聴いてもらえます?」

・・・・・いうことって!?

「会議が終わったら、ここで待ってます。」

そう言って、メモを渡された。

・・・「割烹 しげる  品川区○○○○  ○丁目   8:00PM」

ここって・・・飯食って、部屋のふすま開けると、布団がどーーーんって

敷いてあったりするところだろ!??

どうぞ、おやりなさい ってカンジに布団敷いてあるところだろ!??

俺は、会議なんて耳に入らなかった。

どうしよう。

松下先生の言うとおりにしないと、俺とハルカの関係がバレてしまう。

ああ~・・・あんなところでキスなんてするんじゃなかった。

真っ暗だったから安心してしまったんだ。

どうしよう。

9:00PM。

俺は、とりあえず、松下先生との待ち合わせ場所へ向かった。

一時間の遅刻だ。

「センセ♪お待ちしてました。」

部屋に案内されると、もうベロンベロンに酔った松下先生がいた。

・・・やべーーーーな・・・このシチュエーション・・・。

「センセ♪露天風呂もついてるのよ♪一緒に入る?」

「あの・・先生。お言葉ですが、俺は・・・。」

と言いかけたところで、松下先生が急に顔色を変えた。

「・・・センセ?いいんですか?教師と生徒が特別な関係・・。

PTAでも問題になります。親御さんの信頼をなくします。」

・・・・・・そうきたか。

「どうしたら、黙っていてくれるんですか!?」

「私と付き合ってください。」

「は!??」

「一之瀬さんと同時進行で構わないから・・・。」

「そんな無茶苦茶な!!」

「お願い・・・。みんなにバラしていいんですか!?」

「・・・くっ・・・。」

「じゃあ、私と高橋先生のお付き合い記念に かんぱ~~~~い♪」

そう言って、ビールをつがれた。

11:00PM。

・・・どれくらい飲んだだろう。

なんだかヤケになって、さんざん飲んでしまったようだ・・・。

ハルカ・・・もう寝たかな・・・。

メールも入ってこない。まだ会議中だと思っているのか?

「センセ・・・この前から うずいてしょうがないの・・・。」

そう言って、松下先生は、服を脱ぎはじめた。

俺も酔っていたから、先生の裸を、ぼけーーーーっと見ていた。

「センセ・・・エッチするのが一之瀬さんに悪いと思うなら、私が攻めてあげる♪」

そういうと、俺の顔の上にいきなり股間を押し付け、腰を動かし始めた。

俺は、思わず、舌を伸ばした。

「あッ・・・いい・・・」

俺は、頭の中が真っ白だった。何をしているのか わからない。

先生は果てたらしく、俺のモノをくわえると、いやらしい音を立てて舐めはじめた。

ハルカ・・・ごめん・・・俺は、ハルカと付き合う資格なんてないよな。

俺は、松下先生のテクにやられ、口の中でイッてしまった。

「今日のところは、これで許してあげるわ・・・。次回楽しみにしてますから。」

そういうと、仕度をして部屋をあとにした。

・・・・・・って、俺が会計すんの!?

~~~あの女~~~!!!

帰り道。

俺は、この世からいなくなりたいと思った。

だけど。

俺がいなくなったら、ハルカはどうなる?

ハルカは ひとりぼっちだ。

「・・・ただいま~。ハルカ起きてるの?」

部屋は電気がついている。

「ハルカ?」

いない。靴はある。

あれ?

そいういえば、玄関の鍵があいていた。

部屋が なんとなく散らかっている・・。

・・・いやな予感がする・・・。

「ハルカ!??どこ行ったんだよ?」

俺が冷静さを保てずにいると、チャイムがなった。

こんな夜遅くに、誰だ?ハルカが帰ってきたのか?

「ハルカ!?」

玄関のドアを開けると、隣の住人が、心配そうな顔で、

「・・・さっき・・・ものすごい悲鳴がお宅から聴こえたみたいで・・・。

ただごとじゃなさそうだったから・・・。」

「え!???」

ハルカ・・・一体、俺がいない間に、何があったんだ!?

どこにいる?

ハルカ・・・。

俺は、玄関を出て、あてもなく走り出した。

                           ~~つづく~~

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「第九話」

ハルカ・・・どこ行っちまったんだ!?

そうだ、ケータイ!!

「・・・電波の届かないところ・・・または電源が入っておりません。」

ありえない!!!

俺は、酔いも一気に覚めて、ただひたすら歩きまわった。

俺は、冷静さを失っていた。

ものすごい顔をして、うろついていたと思う。

ハルカがいない・・・。

ハルカのいない生活なんて考えられないって、思ったばかりの俺に、

こんなことは、予想外だった。

罰があたった・・・。

松下先生と、あんなことをしていたから・・。

ハルカ・・・。

どこにいる?

俺は、諦めてアパートに戻り、そのまま倒れこむように玄関先に

横たわった。

気がつくと、朝を迎えていた。

とりあえず仕度をして、学校へ向かった。

教室にハルカはいない。

そして、連絡無しで同じクラスの男子生徒も欠席している。

俺は、直感で怪しいと思った。

その男子生徒・・・早川悟。

わりとイケメンで、女生徒にも人気がある。

ハルカともしかして関係があるのか?

元カレとか・・・?

クラスの女子が騒ぎはじめた。

「あれ~ 今日、ハルカとサトル、来てなくない?」

「まじ~~~!?復活したとか!??」

「二人でバックレ!??朝からセックスしてたりして~!?」

・・・・!!!!!!

やっぱり!!!

俺は、冷静な顔で、聴いてみた。

「おまえら・・・それ、どういうことだ?二人は付き合っているのか?」

「先生、知らなかったの~?結構有名だったよ~。

放課後、理科室でセックスばっかしてたし(笑)言っちゃった~ あはは!!」

「俺、見せてもらったことあるぜ。あいつらのヤってるとこ!

サトルが見に来いよ って言うからさ~。

ハルカっておとなしそうな顔して、あんないやらしいことするんだぜ。

サトルにバックから突かれて、もっと・・・もっと・・・!!って(笑)

ああ、思い出すだけで、勃起しちゃうよ。あはは(笑)」

「俺なんて、参戦したぜ(笑)?サトルが、オマエもやっていいよ って

言うから。ハルカのあそこ・・・毛が薄いから、モロ見えでさ・・・。

AVなんかより、すげー興奮した!!」

「まじで~?」

「すげーーーな~~!!」

「てか、ハルカかわいそう~。先生にバレちゃってる~(笑)」

・・・・・。

俺は、何も返す言葉が見つからなかった。

そして、早川悟をこの日から、生徒として見れなくなった。

とにかくこの二人を見つけださないと。

ハルカは、夕べ、早川に連れ去られたにちがいない。

俺は、怖いくらいに震え上がる自分を感じていた。

                     ~~つづく~~

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「第十話」

俺は、仕事を終え、家に帰ると、ハルカが帰ってきていた。

「ハルカ・・!!どうしたの?」

ハルカは、泣きながら、俺に抱きついて、言った。

「先生・・・私たちの関係・・・バレるの時間の問題です・・・。」

・・・・。

それは、なんとなくわかっていた。

松下先生にもバレているし・・・。

そして、ハルカの話によれば、予想通り、早川にハルカと俺が校門で

キスをしているところを見つかり、ハルカを脅したらしい。

「先生との関係、バラされたくなかったら、俺ともう一度、付き合えって・・。」

松下先生と同じじゃないか。

俺たちは このままでいいのか?

こんなのが、ハルカのためになるのか?

長い・・・長い沈黙のあと、俺は、口を開いた。

「ハルカ・・・俺たち やっぱり・・・。」

「イヤ!!」

別れよう と言い掛けた瞬間、ハルカが自分の唇で、

俺の口をふさいだ。

「別れるなんて、イヤ!!今の私には、先生が必要なの。

先生だって、わかってるでしょ?意地悪!!」

「でも・・・。」

「先生・・・抱いて。不安で不安でたまらない。夕べ、悟に・・・。」

「・・・ヤラれたのか?」

ハルカは、泣きながら 頷いた。

「む・・・無理矢理だったの。抵抗したのに、かなわなくて・・。」

!!!!!!!

俺は、怒りの反動で、ハルカのブラジャーを外し、乳首を

噛みはじめた。

「やっ・・・先生・・痛っ・・・。」

俺の息は次第に荒くなり、ハルカの耳たぶを噛んだ。

「どうやって、触られたんだ?え!?こうか?」

俺は、ハルカのアソコに手を伸ばし、穴に指を入れ、奥のほうを

強く突いた。

「あっ・・・あっ・・・そんなこと言わない・・で・・。」

ハルカを寝かせると、足首を掴み、アソコに舌を這わせた。

「ハルカ・・・ぐちょぐちょだよ・・・この音、聴こえる?」

俺は、わざとデカイ音を立てて、舐めてやった。

クチュ・・・クチュ・・・

「あっ・・・はぁ・・・・いい・・・。」

さらに、クリトリスを、舌をとがらせて、突いてやった。

「あああ・・・イクぅ~~~~・・・!!!」

ハルカは果てた。

俺のモノをハルカにくわえさせ、頭をわしづかみにしながら、

俺は、腰を振った。

ヤバイ・・・イキそうだ・・・。

「ハルカ・・・挿れて・・・早く!!」

ハルカは、俺の上に乗って、腰を振りはじめた。

あどけないが、色っぽい顔・・・。

こんな顔、あいつにも見せたのか!?

揺れる胸・・・

腰を動かすたびに、グチュグチュとやらしい音が部屋に

響き渡る。

ハルカ・・・愛おしい・・・。

別れたくない・・・。

「ハルカ・・・イク!!抜いて!!」

俺がイったあと、ハルカが丁寧に舐めてくれた。

そして、俺たちは狭いベッドでくっついて眠った。

裸のまま・・・互いの体温を肌で感じながら・・・。

俺は、幸せだった。

この幸せを持続させるには、どうしたらいい?

・・・逃げるしかない。

二人で逃げるしか。

そして、俺たちの逃避行がはじまるのだった。

                  ~~つづく~~

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「第十一話」

「ハルカ・・・寒くないか?」

「ん・・・大丈夫」

今、俺とハルカは逃避行中なのだ。

逃避行なんて聴こえが悪いから、あんまり言いたくない。

かけおち・・・これもあんまりよくねーな。

今は、新潟の港町に住んでいる。

最近、漁師のバイトを二人で始めたので、なんとか生活していけるまでに

なった。

安いアパートも借りられた。

何度、車中泊したか、数えられない。

まあ、何度、カーセックスしたか数えられない とも言えるが(笑)。

漁師のバイトはハンパじゃない。

朝は早いし、この季節は寒さが身にしみる。

でも、こんな状況でも、ハルカが俺についてきてくれて、

俺の隣で笑ってくれている。

俺は、そんなハルカがほんとに愛おしくてしかたなかった。

「先生、飲む?」

ハルカがホットコーヒーを差し出した。

湯気の向こうで微笑むハルカ。

えくぼがかわいい・・・。

「ありがと!」

俺たちが逃げてから3ヶ月になるが、学校がどうなっているのか

まったく想像出来ない。

というか、考えたくもない。

「さあ、今日は これで上がりだ!帰るか!今日は久しぶりに

街にでも繰り出すか」

「嬉しい!」

ここのところ、毎日仕事ばかりで、ハルカに辛い思いをさせていたからな・・。

車を走らせて、街に着くと、クリスマスイルミネーションが俺たちを

あたたかく包んだ。

「・・・わぁ、キレイ・・・・。」

「あぁ・・・キレイだな。」

ハルカは車を降りると、俺の腕にしがみついて嬉しそうに、

「私・・・先生に出逢えて、ほんと幸せ。」

そう言って、笑った。

明るいショップ内では、カレシカノジョが、クリスマスのプレゼントを

選んでいる。

カノジョがカレシに高価そうなものをねだっている。

俺は ふと ハルカに目をやった。

もう、何日も同じ服を着ている。

3着ぐらいの着まわし。

こんなに若い子が、おしゃれもしないで、浜仕事をしている。

俺は、思わず、涙が込み上げてきた。

「ハルカ・・・ごめんなぁ・・・」

「え!?え!?なんで!?なんで泣いてるの?」

「俺のせいで・・・」

といいかけた瞬間・・・

空から羽が舞い降りてきた。

ひらひらひら・・・・

「羽!?」

「先生!雪ですよ、雪!!やった~~~!!」

ハルカは、雪の中で踊りだした。

俺は、どう見ても、雪が羽にしか見えなかった。

そして、どう見ても、ハルカが天使にしか見えなかった。

明るいイルミネーションの中で、俺たちは我を忘れて、ステップを踏んだ。

「先生、私、何もいらないよ。私は先生がそばにいてくれれば、

それだけで、何もいらない。」

・・・ハルカ・・・!!

俺は、ハルカを抱き締めて、キスをした。

回りなんか見えてなかった。

雪はいっそう強くなり、俺たちも真っ白になった。

それでも、何故か、暖かかった・・・。

                     ~つづく~

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「第十二話」

俺とハルカはお揃いのリングを買い、左手の薬指にはめた。

「これで俺たちは夫婦だよ。」

「先生・・・。」

「ハルカ。もう先生って呼ぶの、いい加減にやめたら(笑)?」

「だって恥ずかしいから・・・先生は先生でいいのっ!」

ハルカは恥ずかしそうに うつむいた。

「ハルカ・・・早く家に戻って、エッチしたい・・。」

「私も。」

車に乗り込もうとしたとき、二人の男たちが俺に近づいてきた。

「高橋・・・義輝さんですよね?」

俺は、イヤな予感がした。

「はい・・・そうですけど。」

「未成年略取で指名手配をうけています。署まで ご同行願えますか?」

「!!!!!!!!!」

「せ・・・先生っ!??」

ついに来たか・・・・。

「ハルカ心配するな。すぐ戻ってくるから。」

「お嬢さんもご同行願います。」

俺たちはパトカーに乗り、署に向かった。

・・・・・終わった。

あっけなく終わった。

楽しかった日々が、スローモーションで頭の中をかけめぐっていた。

署に到着すると、俺たちは別々の部屋に連れていかれ、尋問が始まった。

3時間の長い尋問が終わり、俺が部屋を出ると、ハルカの姿はなかった。

地元に帰らされたらしい。

・・・こんな終わり方って・・・!!!

俺は、涙がとまらなかった。

ハルカ・・・俺は、ハルカにとって、ぶざまな男だった。

不器用で、なにひとつしてやれなかった。

思い出すのは、ハルカの笑顔、白い肌、跳ねた髪・・・。

先生って俺のことを嬉しそうに呼ぶ声。

さっきまで、俺の胸の中にいた。つい、さっきまで・・・。

ハルカ・・・。

俺は、留置所に連れていかれ、重たい鉄の扉を閉められた。

左手の薬指に光るリングを何度も泣きながら舐めた。

ハルカの乳首を思い出して舐めた。

ハルカ・・・。

いつか絶対迎えに行くから・・・。

でもオマエは、その頃、もういい人が出来ているのかもしれないね。

そしたら、それでもいいんだ。

俺は、ハルカが幸せなら、それでいい。

こんなろくでなしなんか相手にしたのが間違っていたんだよ。

「高橋!起きているか?」

警備員に声をかけられた。

「あ・・・はい。」

俺は、涙を拭って、返事をした。

「これを、さっきのお嬢さんから預かった。お前に渡して欲しいと。」

・・・?

俺は、涙がとまらなかった。

さっき買った、お揃いのリングだった。

どういう意味なんだよ・・・

もう俺なんて必要ないってことかよ・・・

扉の近くにいた警備員が口を開いた。

「余計なことかもしれないが伝えておく。お嬢さんは、そのリングを

自分の身代わりだと思って、お前に持っていて欲しい、と言っていた。

以上!」

!!!!!!!!!

ハルカ・・・・ハルカ・・・。

ありがとう・・・。

俺は、絶対にオマエを忘れない。

いつか絶対迎えに行く。

だから待っていて欲しい・・・。

俺は、冷えた留置所で、泣きながら眠りについた。

                   ~つづく~

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「第十三話」

時は立ち・・・。

あれから十年・・・。

俺は、刑務所を出て、地元には戻らず、新潟の魚市場で

働いていた。

長く、苦しい十年だった。

それは、言葉には現せないほど、想像を絶するものだった。

8キロ痩せた。

それでもなんとか生きてきた。

ハルカは、幸せなのだろうか・・・。

もう25、6になっているハズだ。

俺のことなんか、忘れているだろう。

俺は、リングを見るたびにハルカを思い出していた。

あれから俺は、ハルカ以外の女を愛することが出来なくなっていた。

ハルカは、きっと、俺以外の誰かと結婚をし、子供を産んで、

幸せに暮らしていると思う。

「高橋さーーーん!!」

「はい?なんすか?」

俺は、職場のおばちゃんに呼び出された。

「この写真、あんただろ?そこの若くてきれいなおねえちゃんが、

この写真の人探してる言うんだけど・・・どう見ても、あんたにしか

見えなくて・・・。」

・・・俺だ。十年前の俺。

そして、目の前に立っていた女性は・・・・。

「先生!!!!!!やっと見つけた!!!」

「ハ・・・ルカ!??」

ハルカが俺の目の前にいる。

嘘だろ?

どうかしてるよ。

「先生っ、先生っ!!会いたかった・・・・!!」

それは まぎれもなくハルカだった。

ハルカは俺の腕の中で泣きじゃくった。

まるで 駄々をこねる子供のように・・・。

俺とハルカはアパートへ行くと、無言のままキスをした。

空白の時間の話なんて、もう、どうでもいい。

ただ、ただ、ハルカを抱きたかった。

「センセ・・・いや・・・シャワー浴びたい・・・。」

「いいよ。もう抑えられないから。」

俺は立ったまま、後ろからハルカの耳たぶを噛みながら、

服を脱がせた。

「ハルカ・・・大人になったな。すごく女らしいラインだ・・」

「ヤダ・・・そんなに見ないで・・。」

「・・・会いたかった!!!ハルカ・・・・。」

俺は、ハルカの乳首を舐めながら、手はびしょびしょのアソコへと

伸ばした。

「あっ・・・・あ・・・。」

ハルカの声・・・たまらなくいやらしい・・・。

「ハルカ・・・ここも舐めさせて?」

「いや・・・洗ってないからクサイもの・・・。」

「いいよ。それがいいんだから。」

俺は、容赦なく舌をアソコに這わせた。

つーーーーんとした匂い。

クリトリスが感じすぎて大きくなっているのがわかる。

俺は、舌先をとがらせて、クリだけを念入りに舐めてやった。

「あっ、あっ、いい・・・・イクぅ・・・・・・・!!」

ハルカはガクガクと腰をくねらせ、ベッドに倒れこんだ。

俺は、バックから挿れて、十年ぶりに腰をふった。

ああ・・・・・・キモチイイ・・・・・・・。

ダメだ・・・・・中で出ちゃう・・・・・・・・あっ・・・ヤバイ。

「あっ・・・・・。」

俺は、ハルカの中でイってしまった。

「・・・ハルカ、ごめん、俺・・・。」

「いいの。大丈夫だから。いいの。」

そういうと、安心しきったように俺の腕を枕にして、目を閉じた。

俺もいつのまにか眠ってしまっていた。

奇跡だ・・・またハルカにこうして会えたなんて・・・。

また一緒に暮らしていける・・。

そう思っていたのも、束の間だった・・・・。

                 ~つづく~

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「第十四話」

ハルカが妊娠して7ヶ月を迎えようとしていた。

俺たちは ハルカの妊娠に気づいたあと、すぐに婚姻届を

市役所に出した。

誰にも邪魔されない、甘い生活がはじまり、俺たちは幸せ

そのものだった。

俺が、魚市場の仲間と飲みに行くというと、ハルカは、

早く帰ってきて と拗ねる。

そんなハルカがかわいくて愛おしくて・・・。

俺たち二人のことは、魚市場でも有名で、みんな よくしてくれた。

これから生まれてくる子供のために、と、残った魚を

沢山食べろ と分けてくれた。

みんな あったかい人たちばかりだ。

家族みたいだ。

誰かひとりが病気で休めば、みんなが嫌な顔ひとつせず、

そいつのぶんまで働いた。

誰ひとり文句は言わない。

いつも笑いが絶えない。

そんな職場にハルカもすっかり馴染んでいた。

「ハルカちゃん、ずいぶんお腹おっきくなったな~」

「はい。7ヶ月に入ったんです。でも最近お腹が張ってきちゃって・・・。」

「ムリすんじゃないよ。家で帰り待っとればいいのに・・・。」

「いつも一緒にいたくてしょうがないんです。」

ハルカはいつも平気でのろける。

そんな素直な、まっすぐなハルカは誰からも好かれていた。

「ハルカ、そろそろ上がるぞ。ハルカ?」

ハルカがしゃがみこんでいる。

「ハルカ?」

「お腹・・・痛い・・・。」

「ハルカ!???」

足元に目をやると、血がしたたり落ちている。

「ハルカ!!!病院行くぞ、いそいで・・・・!!」

仲間たちもざわつきはじめ、

「救急車のほうが早い!!」

「・・・先生・・・怖い・・・・赤ちゃん・・・大丈夫・・・?」

「大丈夫だよ。ハルカ。大丈夫だから!!」

救急車のサイレンが近づいてきた頃には、ハルカは

真っ青な顔で意識がもうろうとしていた。

ハルカ・・・・!!

俺は、救急車に乗り込むと、ハルカの手を握り、自分を冷静に

保つのに必死だった。

早く・・・!!早く病院に着いてくれ!!

雪が降ってきた。

車が渋滞している。

俺は、咄嗟の判断で、ありえない行動に出た。

「もう、待ってられません!!降ります!!」

「えっ、あっ、マズイですよ、それは!!」

俺は、ハルカを背中におぶると、ただがむしゃらに雪の中を走った。

雪が目に飛び込んでくる。

目に突き刺さる。

どれだけ冷たくて、どれだけ寒くて、どれだけ走ったのかさえ

わからないほど、俺は、がむしゃらに走った。

病院に着いて、俺は、玄関の前で倒れこみ、

「ハルカを・・・ハルカをお願いします・・・お腹に子供が・・・。」

そう言って、俺は目を閉じたのだった。

                     ~つづく~

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「最終話」

俺は、冷たい雪の上で、ハルカと出逢った頃を思い出していた。

ハルカに突然教室に呼び出された日・・・。

裸で抱きついてきたハルカ・・・。

あんな大胆なことしちゃう子だなんて、考えてもみなかったよ。

松下先生とのエッチを目撃されたとき・・・。

ショックだったな・・・。

俺はあの頃からハルカに気持ちがあったんだよ。

ハルカに嫌われようと、めちゃくちゃなセックスをして・・・。

それでもオマエは、次の日笑顔だったね。

一緒にドライブに行ったこと・・・。

毎日寝顔を見るのが嬉しかったこと・・・。

雪の中で踊ったこと・・・。

そして、2年の刑務所生活を経て、10年ぶりに再会出来たこと・・・。

そして、今・・・。

なあ、ハルカ。

オマエは今、幸せか?

俺は幸せだよ・・・不思議と冷たさを感じないんだ・・・。

むしろあったかいよ・・・。

・・・・気がつくと、俺は病室のベッドの上にいた。

あったかいに決まってる。俺は、あのあと、すぐに病室に

運ばれたらしい。

「ハルカは!??ハルカは!!??」

「・・・集中治療室にいます。高橋さん、動けます?」

「う・・・動けるに決まってるだろ!!ハルカのところへ行かないと・・!!」

ハルカは大量出血で危険な状態にあるらしい。

・・・そんな・・・!!!

「ハ・・・ハルカ・・・。」

「お子様は先ほど、生まれました。保育器に入っています。

ただ、奥様の状態が・・・・。」

「な・・・何言ってるんだ!?何ワケわかんないこと言ってるんだよ。

部屋に入らせろ!!」

「あっ、ちょっと!!」

「うるさい!!!」

俺は、無理矢理ハルカの寝ている病室へ入った。

ほぼ、意識はない状態。

「ハルカ?」

「・・・・・・せん・・・・せ・・。」

ハルカが薄目で口を開いた。

「ハルカ!!俺だよ!!しっかりしろ!!こんなんでくたばって

どうする!??」

「も・・・・ダメみたい・・・。」

ピ・・・・ピ・・・・ピ・・・・・

心音が遠のいていく。

「嘘だろ!?さっきまであんなに元気だったじゃないか?

オマエ・・・なに演技してんだよ・・・。」

「せんせ・・・私は、先生のこと忘れない・・・。先生の中でこれからも・・・

生き・・続け・・・・る・・・・。」

「ばか!!なに言ってるんだ!??ずっとオマエは生きていくんだよ。

俺と一緒に生きていくんだよ。」

その瞬間。

ハルカは天使の微笑みで、

「よしき・・・ありがと・・・。」

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・。

!!!!!!!!!!!

はじめてだね、俺のこと名前で呼んでくれたの。

俺が何度も先生って呼ぶのはやめろ って言ったのに、

恥ずかしがったオマエは、なかなか呼んでくれなかったね。

ハルカは ほんとの天使になった。

保育器の中で眠る我が子・・・

まだまだ小さすぎて、抱くことも出来ない。

俺は、我が子をただただ見つめながら、受け入れられない悲しみを、

どこにぶつけたらいいかわからずに、泣いた。

その瞬間・・。

子供が笑った。

えくぼが見えた。

「・・・オマエは・・・ママ似なんだね・・・。えくぼが同じところにあるよ。」

そして月日は過ぎ・・・。

子供は小学一年生になった。

「おい、ハル!!オマエ、ランドセルは!?」

「・・・もう~。パパはおばかなんだから~。入学式だから

ランドセルはいらないの!」

「あっ・・・そうか。あはは(笑)。」

「早く行こうよ~~~。」

「わかった、わかった!!」

・・・ハルカ?

もし、オマエが俺の中で生き続けてくれているのならば。

俺は生きている意味があるんだね。

オマエを失って、何度もくじけそうになったこともあるけれど、

子供の顔を見てるとな、俺が生きてなくちゃ って思うんだよ。

いつか、オマエに逢いに行く日まで、俺は精一杯生きるから。

「ハル!!写真撮ってやるよ。はい、笑って!!」

「・・・・・。」

「硬いゾ!!笑え!!」

「ハル!えくぼがかわいいな。オマエのママそっくりだ。」

                       ~END~

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Vol.1

「いらっしゃいませ。」

「あみちゃん、おはよう!今日も相変わらず、キレイだね~。」

「店長!またそんなこと言って・・・。」

「あみちゃんの美貌で、うちの売り上げもまたUPだな。

今日も笑顔で働いてな。じゃ!」

「はい、ありがとうございます!」

私は、須田亜美。

25歳。

短大を卒業して、地元に戻り、自宅の近くのショッピングモール内の

ペットショップで働くこと5年。

動物が好きで、この仕事を選んだ。

普通に動物が好きなだけじゃない。

私には秘密がある。

誰にも内緒・・・。

こんなことバレたら みんな退くから・・・。

「たっだいま~♪たける 淋しかった?」

「ワン ワン!!」

「あはは・・・くすぐったいよ♪・・・もう したいの?」

「ワン!」

「も~・・・ちょっと待って・・・今、脱ぐから。」

「はい・・・どうぞ、たける!!」

・・・ぴちゃぴちゃ・・・・・・・

「あっ・・・・たける・・もっとゆっくり・・・ん・・・。」

そう・・・私はオナニー犬を飼っている。

もう3年になる。

その間、カレシも出来たけど、彼氏のクンニより、たけるのほうが上手。

だからすぐ別れちゃう。

でも、淋しくない。

だって、私にはたけるがいるから。

挿入はムリだけど、最高のクンニでイカせてもらえれば、すごく幸せ。

私が犬を飼う理由はもうひとつある。

それは 忘れられない思い出・・・。

中学の時、好きだった人・・・猛(たける)。

ずっと引きずっている。

誰と付き合っても 猛のことは忘れられない。

猛と付き合っていたわけじゃない。

ずっと私の片思いだった。

成就しない恋だったから、ずっと忘れられないのかもしれない・・。

噂では、猛はもう結婚しているとか・・・。

「あっ・・・たける・・・もっとしつこく舐めて・・・!!」

猛とたけるをカブらせながら いつもオナニーする私・・。

「あっ、ん、あっ・・・・・・イク・・・・・・!!!」

たけるは人間じゃないから、私が果てても、まだ舐めまわす。

私は耐えられなくなって、おしっこをもらしてしまう。

おしっこのついたアソコを、たけるはまだ舐める。

「ああ~~~~~・・・もう・・・だめぇぇ~~~~!!!」

そして、一緒にシャワーを浴びて、一緒の布団で寝る。

「おはようございます!いらっしゃいませ!!」

いつもと同じ朝。

いつもこの繰り返し。

2ヶ月前に異動してきた新しい店長は、すごくスケベ。

休み時間に、私をトイレに連れ込んで、セックスする。

しかも、男子トイレ。

今日も誘われた。

「店長・・・いつかバレちゃうんじゃないですか・・・?」

「大丈夫だって。早くパンツさげなよ。さげないと、こうするよ?」

店長は、私のスカートをめくり、パンツの上から、舌を這わせてきた。

「あっ・・・・だめ。」

「びっしょりにしちゃうよ?」

「ん・・・ん・・・。」

その時!!

誰かが入ってきた。

「ぁ~~~~~もれる!!なんだよ、入ってんのか!!」

ヤバイ。お客さんだ。

いつも開店直後は誰も来ないのに!!

今日に限って・・。

「あ~~~~ すみません!!!まだですか!?俺・・・

もれそうなんです!!下痢なんです!!助けてください!!!」

どうする!??

ヒソヒソ声で、

「俺が先に出るから、お前は気分が悪いフリをしろ。わかったな?」

「は・・・はい!!」

「須田!!大丈夫か!!?俺は、もう先に出るからな。キレイに

便器拭いとけよ。オマエの嘔吐物で汚れてる!!」

!!??そんなむちゃくちゃな理由 通じるの!??

バタン!!

ドアを開けると、目の前で、しかめっつらで立っていたのは、

どこか懐かしい顔・・・。

「!!???? え??もしかして たけ・・・る?猛!??」

「え?あ?す・・・須田!??おまえなんでこんなとこに?

いい・・・いいから早くどけよ。もれちまうだろ!!」

・・・・・・!!!!!!

こんな・・・こんな出逢い方って・・・・。

私たちは、こんな場所で こんな醜い再会をしたのだった。

                      ~つづく~

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Vol.2

私は店に戻ると、商品整理をしながらドキドキがおさまらないでいた。

猛が・・・あの猛がいる。

背が伸びてた。大人っぽくなってた・・・。

猛がトイレから出てきた。

「須田?オマエ、ここで働いてたのか。」

「う・・・うん。」

「俺、何度も来てたんだけど、全然気がつかなかったな~。」

「え?そうだったんだ。猛、何かペット飼ってるの?」

「ああ。チワワ飼ってる。ロングコート。今、カミさんがトリミング頼んでるとこだよ。」

・・・カミさんって。

そっか。やっぱ結婚してるんだ。ショック。

「須田~、オマエ、いい女になったな~。昔は地味~なヤツだったけどな」

「余計なお世話です!!」

いい女になったなんて・・・そんな思ってもいないクセに。

「オマエ、カレシとかいんの?」

「・・・・・・い・・・いるわよっ!!同棲してるもの。」

「そっか。だよな。今度、同窓会でもやろうぜ。地元に残ってる

やつら集めてさ。これ、俺の連絡先。じゃ、またな。」

えっ・・・・。

こんなにあっさりと猛のケー番知ることが出来たなんて・・・。

この一部始終を見ていた店長が、

「あみちゃん、さっきの誰?あの下痢野郎。」

「・・・・・昔好きだった人です。」

「あら~~~~~再会!??でも結婚してるんだね。」

「そうなんです・・。だけど、今度飲もうって。」

「あんまり深入りすんなよ~。俺のあみチャンに手出したら・・・。」

「店長のモノじゃないし、私(笑)!!」

PM7時。帰宅。

「ただいま~ たける~~♪今日はね、すごかったんだよ~~!」

たけるがしっぽを振ってお出迎え。

「今日はテンション高いから、すごく感じちゃうカモ・・・。

たける・・・バックから舐めて・・・。」

そう言って、私は玄関先で四つんばいになり、たけるに舐めさせた。

「あっ、あっ・・・イィ・・・・。すごく・・・。」

猛・・・私はいつもあなたのことを考えてた・・・。

今日再会出来たのは、私の強い想いがあったから・・・?

でも猛には奥さんがいるのだから なにも求めちゃいけない・・・。

今度、みんなで飲みに行くだけ。

猛もそう思ってるだけよ。

「あっ・・・・・イクぅ・・・・・!!」

シャワーを浴びて、猛にメールを入れてみた。

「こんばんは^^今日は久しぶりに会えてびっくりしたよ。

飲み会楽しみにしてるからね。私はいつでもヒマしてます♪」

送信。

即レスが返ってきた。

「じゃあ、あさっての夜7時黒木屋で。みんな集めとくから^^」

え~~~~ あさってか~~!!楽しみ♪

そして、当日。

「おう!須田!」

「お疲れ~^^あれ~?みんなは?てか、みんなって誰誘ったの?」

「・・・・・・・ん?まあ、いいじゃん。先飲んでようぜ。」

「うん。」

まだみんな来てないんだ。ま、そのほうが嬉しいケドね。

1時間が過ぎて・・・。

猛がほろ酔いで言った。

「なあ~・・・須田~?みんなが来るってのは 嘘だよ~ん」

「ええ!?」

「俺が須田と二人で飲みたかったの!!」

そう言うと、飲みの席でディープキス!!

「あ・・・猛!??」

「なあ・・・須田・・・俺のこと好きィ?」

猛は耳元で囁いた。

やめて・・・そんな・・・結婚してるのに。

「猛・・・飲みすぎなんじゃない?もう帰ろっか?」

「うん^^オマエんち帰りたい!」

「は!?なに言ってんの?ダメよ、カレシがいるんだから・・・。」

「じゃあ、ホテル♪」

「猛・・・よくないよ、そーいうの・・・。」

「いーーーの!!すみません、お勘定~~~!!」

えーーーーーー!!マジ!??

10分後・・・。

私は酔った猛に手をひかれ、ホテルの目の前にいた。

                          ~つづく~

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Vol.3

・・・私は今猛とホテルの前にいる。

いいの?

猛は奥さんがいるじゃない・・・。

猛って、こんな軽いヤツだったんだ。

「猛。私悪いけど、そんな気まったくないから・・・。」

私は嘘をついてみせた。

すると、猛は酔いが覚めたような顔をして

「・・・そっか。だよな。俺、どうかしてたゴメン。」

「ちょっと歩こうか?猛?」

「ん・・・。そうする。」

私は、猛とセックスしたかった。でも、しちゃいけない。

だって、猛には奥さんがいるもの・・・。

愛を誓って一緒になった人がいるのに、裏切るなんて、

そんな猛にちょっとがっかりした。

「うわ・・・ここなっつかし~~な~~!!なあ、須田。オマエ覚えてる?」

「え?」

猛の横顔越しに見えた景色は、川原の土手だった。

「ここ・・・通学路だったよな~。俺、オマエのことよくいじめてた(笑)。」

「そうだったね(笑)。よく泣かされた。」

この土手をダンボールを敷いて、よくすべったっけ。

私は、その時のことよく覚えてる。

「俺、あのときさ~・・・オマエのパンツが見えそうでドキドキしてた(笑)。

俺だけしか見えませんように、他の誰にも見せたくない って。」

「え・・・?」

猛は、私のこと・・・・

「俺、今だから言えるけど・・・。オマエのこと好きだったんだよな~。

でも、ガキだったからいじめることしか出来なくてさ。」

猛・・・私もそうだったよ・・・。

「俺はさ・・・別の女と結婚したけどさ・・・。いつもオマエのこと

考えてたよ。今の嫁さんは、親の仕事の関係で、無理矢理

結婚させられただけだから・・・超お嬢様なんだ・・・解るだろ?

見た目で。」

「うん。なんとなく。上品な人だった。」

「クション!!」

「さすがに寒いね。・・・私んち行く?」

「え。だって、オマエ彼氏と一緒に住んでるんだろ?」

「・・・紹介するよ、私の彼氏・・・。」

「!?」

私は、猛の本当の気持ちを知って、覚悟を決めた。

猛に抱かれたい・・・その理性は抑えられなかった。

「ただいま~!!」

ワンワン!!

「え?オマエの彼氏って ・・・犬?」

「そうよ(笑)悪い?」

「なんだ(笑)。名前は?」

「えっ??」

「いいから、名前だよ。呼んであげられないだろ?」

「・・・・・・笑わない?」

「なんで(笑)?なんなんだよ。」

「たけるっ!!」

「ワンワン♪」

「オマエ・・・・・・・・。」

「てへへ。バレちゃったね。私の気持ち・・・。」

と言い掛けた瞬間、猛の唇が私の唇に重なった。

「須田・・・好き・・・逢えてよかった・・・。」

「ん・・・私・・・も。」

猛と私はベッドの上へ。

夢にまで見た猛とのセックス。

いつも たけるで満足していた私。

久しぶりの男相手に、私は感じることが出来るのかな・・・。

猛は耳たぶをかじりながら、囁いた。

「オマエの感じるとこ・・・教えて・・・俺わかんないから・・・。」

「ん・・・・首筋と・・・乳首と・・・あっ・・・・。」

猛は首筋に舌を這わせ、乳首を指でもてあそんだ。

「あふぅ・・・・。」

「いい声・・・オマエ、オナニーばっかしてんだろ・・・。わかるよ。」

猛はそう言うと、乳首をつつきはじめた。

「あン・・・・・。」

「感じる?ここは?」

「はあっ・・・・・!!」

びしょびしょのアソコをめくりあげ、クリトリスをむき出しにして

中指でいじられた。

「あっ、あっ・・・・ダメ・・・・。」

「ダメって言われると、余計いじめたくなるんだよ・・・もっと開いて・・。」

猛はアソコに顔を埋め、丁寧に舐め始めた。

・・・・・・・?

感じない・・・・。

「どした?気持ちよくない?」

・・・私、たけるの舐め方に慣れすぎて、他の人じゃ感じなくなっちゃったんだ!!

「なんだよ・・・クンニ イヤ?」

「ん・・・・・・・・。」

そのとき、たけるが部屋に入ってきた。

「あっ・・・たける 来ちゃダメ!!!」

たけるは迷わず、私のアソコを舐め始めた。

ぴちゃぴちゃ・・・

私は たまらず、声をあげてしまった。

「あっ・・・あっ  いいっ・・・・!!」

「・・・須田・・・オマエ・・・・・・・・。」

気がつくと、猛の冷めた二つの瞳が、私を凝視していたのだった。

                     ~つづく~

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〜お知らせ〜

皆様 お久しぶりです。お元気ですか?

実は まだパソコン復活出来ず、ケータイにて書き込みしています(T_T)


もうっ(T_T)


明日、ついに工事の方がいらっしゃる予定です!


読んでくださっていた方々、大変 お待たせして 申し訳ございませんっ!!


やっと 近々復活できます(^o^)


もう少々お待ち下さいね。

〜みるく♪〜

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Vol.4

「須田・・・オマエ・・・。」

長い沈黙のあと、猛が口を開いた。

「オマエ・・・オナニー犬飼ってるの?オマエは犬じゃないと、

イカない体なの?」

「・・・・・・。そうなのかもしれない って言ったら ひく?」

猛は深いため息をひとつ ついた。

「煙草買ってくるわ。」

そう言って、猛はシャツを羽織ると、家を出て行った。

ああ・・・私ってば・・・。

最悪・・・。

でも、自分がたけるでないとイケない体になってしまったことに、

私自身もショックを感じていた。

これから猛とセックスは もう出来ないのかもしれない・・・。

でも、セックスしなくても私は猛が好き・・・。

猛はどうだろう?

私と久しぶりに再会して、奥さん以外の体を求めていただけなのかも

しれない・・・。

私のひとりよがり?

勘違い?

しばらくすると猛は戻ってきた。

「須田・・・。」

裸の私を猛はやさしく抱き締めてくれた。

「俺が改善してあげるから・・・。かわいそうに・・・。

淋しかったんだよな、オマエ・・・。」

私は涙が溢れてきた。

「・・・退かないの?」

「・・・退かないよ(笑)」

猛はそういうと、唇を重ねてきた。

私の下唇をやさしく噛みながら、舌をそっと入れながら・・・。

「須田・・・?キスでも感じることって出来るんだよ。知ってる?」

「ん・・・・・。」

「キスってね、好きな人でないと、気持ち込めて出来ないと

俺は思う。大事にしてやりたいって思いながら、キスするんだ。」

そういって、舌先を絡めてきた。

「ん・・・あふぅ・・・。」

「・・・感じてきた?もっとしてやるよ。」

猛は角度を変えて、何度も何度もついばむように唇を重ねてきた。

唾液と唾液が混じりあい、どっちの唾液かわからなくなるくらい・・・。

部屋中にいやらしい音が響いている。

「須田・・・濡れてきたんじゃない?アソコ・・・。」

「ん・・・。」

「でも、まだ触らないよ(笑)。我慢だ。」

「あん・・・。」

猛は首筋に舌を這わせ、吸い、私の胸に顔を埋めた。

「乳首硬くなってる(笑)。舐めさせて。」

「あッ・・・。」

猛の舌で転がされ、私は気が遠くなる。

そして、アソコがうずいてうずいて、早く触れて欲しくなった。

「猛・・・も・・・う アソコが・・・。早く・・・。」

「ふふふ・・・。自分からおねだりしちゃうなんて、エロイなオマエ。」

その時、たけるがしっぽを振って部屋に入ってきた。

「またおまえか・・・。よし、おまえはこっち舐めろ。」

そういうと、たけるに乳首を舐めさせた。

「俺は、オマエのここが舐めたいの。」

そして、猛とたけると私の3Pが始まった。

たけるのざらざらした舌。

猛の舌技。スゴイ・・・。

クリトリスをめくるように しつこく舐めてくる。

「あっ・・・すごい・・・。あッ・・・。」

お尻の穴まで舐めてきた。

「毛ぇ 生えてるぞ・・・お前のケツ穴(笑)。」

「いや・・・恥ずかしい・・・。」

もう、今日はどうなってもいい。

どうにでもして欲しい。

!!!!!!!!!

・・・私は 猛にイカされて、気を失ってしまったのだった。

                           つづく

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Vol.5

ふわふわふわ・・・キモチいい感覚・・・

宙に浮いているような・・・

シーツの上で私は目が覚めた。

猛が優しい顔で私の髪をなでている。

あぁ、そっか。私、猛にイカされて気を失っていたんだった。

「須田・・・大丈夫?かわいいな・・・オマエ・・。」

「猛・・・ゴメン。私・・・恥ずかしい・・・。」

「俺の・・・してくれる?」

「あんまり得意じゃないケド・・・。」

私は猛のを軽く握ると、上下に動かした。

ねっとりと透明な液が溢れてきた。

「あ・・・いい・・・。」

私の手の中で猛のモノが大きくなっている。

「咥えて・・・。」

猛は私の頭を両手で掴み、自分の股間に誘導した。

私は、なすがままにクチに含むと、水音をたてながら ねぶった。

根元まで咥えようとすると、喉の奥に突き刺さりそうで出来ない。

舌先で先のほうを念入りに舐めてあげた。

「あっ・・・それイイ・・・。オマエ、そんなテク持ってたの・・・。」

私は猛のモノをクチで可愛がりながら、指先で根元をしごき始めた。

「あっ・・、須田・・・。俺もオマエの舐めたい・・。ケツ向けて?」

私は猛の言われるままにお尻を向けた。

「あぁ~・・・・・ダメぇ・・・。」

びしょびしょのアソコがヒクヒク動いているのがわかる。

肉ヒダを掻き分けて、猛の舌が器用に動いている。

部屋中にヒワイな音と、二人のあえぎ声が響いている。

「須田・・・挿れたい・・・。」

「ん・・・。」

猛はバックからカチカチのモノを突き刺すと、激しく腰を振りはじめた。

まるで犬の交尾のように・・。

「あっ、あっ、はぁぁ・・・・・!!」

胸をわしづかみにされ、激しく突かれる。

「締まるな・・・オマエのここ・・・。早くイっちゃうよ・・・。」

「あン・・・ダメ・・・もっと・・・。」

「ダメ・・・もうイク・・・!!!」

猛はそう言うと、私の背中の上に大量の精液を出した。

終わったあと、二人でシャワーを浴びた。

湯気が立ちこめるバスルームで、私たちはまた発情してしまった。

猛が私の首筋に何度もキスをする。

立ったままで抱き合い、体を絡めあい、いやらしくアソコをいじる。

「オマエの毛・・・剃っていい?誰ともセックスさせないように。」

「やん・・・。」

そう言うとおもむろに剃り始めた。

子供のようにツルツルになった私のアソコを見て、猛は、

「ああ・・・いい・・・。クリトリスがまるみえだ・・。オマエって、

こんなカタチなんだな・・・。」

そう言って、舌を近づけてきた。

「誰と比較してるの?奥さん・・?それとも、他の誰か?」

私は嫉妬した。

「バカだな・・・。ただ言っただけだよ。」

猛は四つん這いにさせた私のアソコを後ろから舐めはじめた。

ピチャピチャ クチュ・・・・。

「はぁ・・・はぁ・・・・・・。も・・・ダメ・・・。足ガクガクいってる・・・。」

そのあと、私と猛は立ったままの姿勢で果てた。

こんなにキモチのいいことしたことない・・・。

犬で満足していたなんて 信じられない・・・。

猛は服を着ると、出て行った。

次の約束もないまま。

私たちの関係は続くのだろうか・・・。

それとも今日が最初で最後・・・?

不安を抱えながら、私は眠りについた。

                   つづく

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Vol.6

いつもと同じ朝を迎えた。

「おはようございます。」

「亜美チャン、最近色気出てきたんじゃな~い?なんかあった?」

エロ店長が、お尻に軽くタッチしてきた。

「ヤダ!店長!仕事中ですよ?」

「だって、最近、亜美チャンのここに入ってないんだも~~ん。」

レジカウンターの下で、店長は私のショーツに手を入れてきた。

「あっ、ヤダ。」

「!!?? ・・・亜美チャン、毛が無くない!??」

あ!!やば☆ 忘れてた。

猛に剃られちゃったんだった。

「亜美チャン・・・どうしたの?こんなにしちゃって・・・。コーフンしちゃうよ・・。」

「ダ・・・ダメ・・・。お客さん来たらまずいでしょ・・・。」

「だって・・・こんなツルツルなアソコ・・・。見せてよ・・・。」

店長は、指を動かしはじめた。

「ダメ・・・。あ・・・。」

クチュクチュ・・・・・。

私の体ってば、エッチだ。

誰にでも反応してしまう。

「お願い、亜美チャン・・・スカート脱いで、エプロンだけになって。前向いてれば、

誰か来ても、バレないから・・。」

「え・・・。」

「お給料UPして欲しいでしょ・・・?」

「そんな・・・。」

「脱がせるよ?いい?」

そういうと店長は私のスカートとショーツを下げ、膝までのエプロン

だけの姿にした。

「あ~・・・・・すごいなぁ・・・・勇気あるなぁ・・・こんなにしちゃって。

クリトリス丸見えだよ・・・・。」

「見ないでください・・・。」

「そう言われると、余計見たくなる・・・そして舐めたくなる・・・。」

「あッ。」

店長は座り込むと、エプロンの中へ顔を入れ、アソコを舐め始めた。

ぴちゃぴちゃ・・・・

「ああ~~・・・たまんないね、この舌触り・・。ちょっと チクチクするけど・・。」

そう言って、穴のほうまで舌を這わせ、クリトリスと穴を交互に舐めまわした。

「あン・・イヤっ・・・」

「イヤじゃないんだろ?エロイな~亜美チャンは・・・。」

カシャ☆

「え?なに?なにしたんですか?」

「ふふ~・・・写メ撮らせてもらったよ♪ 保存~♪」

最悪!!!!!!

「ヤダ・・・。」

「大丈夫。誰にも見せないから(笑)。俺だけが見て、オナニーするの(笑)。

さ・・・それより、もうちょっと舐めさせてよ。まだ誰も来ないよ。」

「あン・・・。」

じっとりと濡れた私のアソコを、店長は気が狂ったように舐めまわす。

クチュ・・・クチュ・・・・ピチャ・・・

「あッ・・・・あッ・・・・イク・・・イっちゃうぅ~~~!!!」

その瞬間、自動ドアが開いた。

「・・・は・・・いらっっしゃいま・・・。」

目の前にいたのは 猛だった。

「たっ・・・猛っ!?」

気づかれてない?このカッコ・・・。

「よ☆須田!夕べはどうもな」

「う・・・ううん・・・こちらこそ。」

店長はカウンターの下に座りこんだまま私たちのやりとりを聴いていた。

「オマエ・・アソコかゆくないか?」

「え?」

「そのうち生えてくると思うけど・・・生えはじめは かゆいからな(笑)。」

「あ・・・はは・・・。」

あ~~~~ ばかばか!!店長にバレちゃったじゃない!!

「今日は 犬連れてきてないんだ。オマエの顔、ちょっと見たくなってさ。

じゃ、仕事だから 行くわ。また連絡するよ。」

「うん、ありがと!じゃあ・・・。」

「ふーーーん・・・なるほどね・・・。そういうワケだったのか。」

店長が立ち上がって言った。

「恥ずかしい!!」

「あの男・・・ウチの常連だよね。奥さんが上品でキレイな人。」

「うん・・・知ってる。」

「亜美チャンは悪い子だな。今日の夜、おしおきするから、

残業だな。トイレでね。」

「えっ!!!」

・・・・・ため息が出た。

私のこれからは、どうなって行くのかな・・・。

自分でも 自分がわからなくなっていた。

                           つづく

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Vol.7

「あっ、店長・・・も・・・ダメ・・・。」

私は今残業中。

トイレで。

店長から”おしおき”を受けている。

洋式便座の上に座らされ、

ネクタイで手を後ろで縛られ、身動きが取れない状態。

乳首を舌で転がされ、吸われ、私はヘンなキモチになっている。

変態かもしれない。”もっと・・・”って思う自分がいる。

「亜美チャンは悪い子だからな・・・許さないよ。もっと足広げて!」

店長は中指を穴に入れ、出し入れを繰り返す。

「はぁ・・・はぁ・・・穴は ダメ・・・。」

「どうして?」

「おしっこが・・・」

「出ちゃうの?いいじゃない。出して、見せてよ。」

そう言うと、出し入れをしながら、充血したクリトリスに舌を這わせた。

私に見えるように、わざと舌先で舐める。

上目づかいで私を見ながら、

「ほら・・・すごい濡れてる・・・もっとして欲しい?」

ぐちゅ・・・ぐちゅ・・・ぴちゃ・・ぴちゃ・・

店長の唾液と私の愛液が混ざり合って、狭いトイレの中で

ひわいな音が響いている。

「あっ・・・・あ・・・出・・・ちゃう・・・!!!」

その瞬間、じょぼじょぼと放出された。

「亜美チャン、かわいいな・・・俺のもしてよ。」

そういうと、自分の股間を私の口に押し当てて、

「あの男にもこういうことしたの?・・・許せないな・・・。」

「んぐっ・・・んぐっ・・・!!」

「もっと動かして・・・喉の奥まで入れてよ・・・ああ・・・いい・・・。」

お願い、早く イッて・・・・・・。

「あ・・・それいい・・・あ・・・イ・・・く・・!!!!!」

店長のおしおきを終え、家に着いたのは10時過ぎだった。

「ただいま〜 たける〜。遅くなってごめんね〜」

たけるとも最近してないな・・・。

もうオナニー犬とも卒業かな・・・。

♪ピピピ・・・

猛からメールが入ってきた。

猛の奥さんのケータイにヤバイメールが届いたらしい。

〜これは あなたのアソコですか?〜

というタイトルで、画像添付されている。

そして、その画像を開くと・・・

猛に毛を剃られてツルツルになった私のアソコの画像だった。

                     つづく

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Vol.8

「・・・店長の嫌がらせだ・・・。」

この前撮られた私のアソコ・・・・。

お店の顧客リストで猛の奥さんのアドレスを拾ったんだ・・・。

次の日 私は仕事を休んだ。

そして猛を家へ呼んだ。

「須田・・・オマエ、誰に撮らせたんだよ!?俺のほかにそういうヤツいるの?」

私は黙ってうつむいていた。

「俺、須田は俺だけだって思ってたのに・・・。」

「そんなの虫がよすぎない?じゃあ猛はなんなの?奥さんいるでしょ?」

猛は言葉を失ってしまった。

長い沈黙が続き、嫌な空気が漂っていた。

ピピピ・・・

奥さんからメールが入ってきた。

”今家戻ったけど、今日店長さんに変なこと聴かれたわ。”

「猛?・・・奥さん今日うちのお店に買い物行ったの?」

「ああ。月1のトリミングだったから。ついでに飯もなくなりそうだったし。」

店長なに話したんだろ・・・・・。

「俺さ、嫁さんとは絶対別れられないんだ。あとで話すけど・・・。」

「・・・・わかってる。じゃあ、私とのこの関係は何?猛に私を

束縛出来る権利があるの?」

「・・・ないよな。でも、俺ずっとオマエのこと好きだったんだ・・・。」

「嘘ばっかり。」

「嘘じゃない!!!」

猛は私をきつく抱き寄せた。

「俺・・・今 オマエを手放すなんて考えたくない。やっと逢えたんだ・・・。」

私はこういう”優しい言葉”に弱い。

「・・・猛・・・キスして。」

猛は優しく唇を合わせてきた。

耳たぶに舌を這わせ、優しく噛みながら

「あの頃叶わなかった想い・・・やっと打ち明けられたんだ・・・。」

「ん・・・。」

猛はブラを外し、後ろから手をまわし、乳首を優しくつまんできた。

「あ・・・。」

首筋を舐めながら、両手で乳首を転がされ、私は床にしゃがみこんだ。

「須田・・・好きなんだ・・・どうしようもないくらい・・・。」

猛の手が下に降りてきてショーツの中へ。

「あッ・・・。」

くちゅくちゅ・・・

もうびしょ濡れのアソコ。

中指を上下に滑らされ、私はのけぞる。

「誰に触られたの・・・?どんなヤツ?どうして写メ撮らせたの・・・?」

「はぁ・・・。」

「そいつもこんなことしたの?」

猛は肉ヒダを開いてクリトリスを撫で回した。

「あ・・・・ッ・・・・。」

ぴちゃ ぴちゃ・・・・・

「舐めさせて・・・?」

猛は私を冷たい床の上に寝かせると足を開かせ、顔を埋めた。

クチュ クチュ・・・・

「あッ・・・・あぁ・・・・イイ・・・・・。」

「イってもやめないよ?」

「ダメ・・・・・・。」

「どこがいい?」

「ん・・・穴の周り・・・・・・」

「スケベだな オマエは・・・。」

「あッ あッ・・・イ・・・イク・・・・・!!」

果てた私の中にすぐに猛は入ってきた。

「俺ね・・・嫁さんとは結婚したときからセックスレスなんだよ・・。」

「え!?」

「理由はあとで話すけど・・・。」

冷たい床の上でギシギシ音をたてながら、猛は激しく腰を振る。

「も・・・う ダメぇ・・・!!」

「俺も・・・・イク!!」

私たちのこの関係が、音を立てて崩れていくのを

このときは まだ知らなかった・・・。

                     つづく

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Vol.9

最近ふと思うことがある。

猛は出会うべくして出会う人だったのか・・・と。

学生の頃の出会いは必然に近かったと思う。

同じ街で生まれ、同じ街で育ち、あたりまえのように

同じ小学、中学に入学した。

そしてあれから何年も経って再会。

私があのペットショップで働いていなければ。

猛が犬を飼っていなければ。

いくつもの「もしも」が重なって「今」があるんだとしたら、

猛との出会いは偶然じゃなかったのかな なんて思う。

「おはようございます。」

「・・・亜美ちゃん、昨日の無断欠席はなに?社会人として

ありえない行為だよ?・・・わかってるよね?」

「え・・?」

店長はいきなりレジカウンターの下で私のショーツの中に

手を入れてきた。

「!!!!!!店長!?」

「おしおきだよ・・・・そうだろ?」

「い・・・や。」

店長は中指を無理矢理穴に挿れてきた。

「あ・・れ?入らない。濡れてないよ。どうしたの?」

「・・・もうイヤです。こんな関係。濡れません。」

私は抵抗して店長を突き飛ばした。

「・・・・・・亜美ちゃん・・・。僕を本気で怒らせたみたいだね・・・。」

怖い。

背筋がぞっとした。

猛、助けて!!!

店長はバックルームに私を連れていくと、壁に突きつけた。

「・・・猛くんの奥さんにバレてもいいの?亜美ちゃんと猛くんの関係。」

「・・・イヤです。」

「そうでしょ?じゃあおとなしく俺の言うこと聴いて。裸になって四つん這いに

なって。」

「え・・・イヤです・・。」

「今、奥さんに電話してもいいんだよ?」

「それはダメ・・・!!」

私は言われたとおりに服を脱ぎ、四つん這いになった。

「かわいいな~亜美ちゃんは。さ、早くしないとオープンの時間に

なっちゃうからね。」

そういうと後ろからアソコを触ってきた。

「はぁ・・・いいね・・・この角度・・・。アナルもまるみえだよ・・・。

だいぶ毛が生えてきたんだね・・・。」

「イ・・・ヤ・・・。」

ぐちゅぐちゅ・・・

「ほら・・・やっぱり濡れてきた。」

店長は中指を穴に挿れて激しく出し入れしはじめた。

「あッ・・・!!」

私の愛液がぽたぽたとじゅうたんに落ちる。

「舐めさせて・・。」

店長は後ろから長い舌を這わせ、両手で乳首をつまんできた。

ぴちゃぴちゃ・・・

「もっと腰あげてよ・・・もっといやらしいトコ見せてよ・・・。」

「あッ・・・はぁ・・・・っ。」

♪ピンポンパーーーン・・・まもなく開店いたします・・・♪

開店のアナウンスが流れた。

「ダメ・・・まだ俺のしてもらってないのに・・・。」

「店長・・・も・・・時間・・・。」

「大丈夫・・・早く咥えて・・・!!」

ガーーーーーーーーー・・・・

自動ドアの開く音。

一瞬血の気がひいた。

バックルームのドアの前には猛が立っていたのだった。

                           つづく

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Vol.10

「た・・・猛!?」

猛はいきなり店長の胸ぐらを掴むと

「おまえ・・・何してんだよ?こんなことして許されると思ってんのか?」

「・・・だったらオマエこそなんなんだ?奥さんいるんだろうが。」

猛は店長を突き放すと

「俺はもうすぐコイツと一緒になる。だからもう手出すな。」

え・・・?どういう意・・・?

一緒になるって?

猛は私に服を着せると、手を引き、

「行くぞ。」

と言って、店長を残して店を出た。

「猛・・・どこ行くの?」

「・・・・・わからない。」

しばらく歩くと、あの河原へ着いた。

二人で腰をおろし、黙り込んだ。

沈黙の中、猛が口を開いた。

「須田・・・俺、嫁さんとセックスレスって言っただろ?

その理由な・・・俺の嫁さん、昔、暴行されたことがあってさ・・・

そこを俺が偶然通りかかって助けてやったんだよ。

そしたら偶然にも親同士が会社の取引先だなんだで知り合い

でさ・・・。こんなの公表出来ないから結婚してやってくれ って。

嫁さんは暴行されたことがショックでセックス出来ない体になっちまった。

それで犬を飼いはじめたんだよ・・・。俺らは子供は出来ないからって。」

そうだったんだ・・・。

でもさっき、「コイツと一緒になるから」って言ったよね?

猛・・・。

私はあなたがわからなくなる。

不安になる。

このまま好きでいていいの?

「猛・・・?」

「ん?」

「キスして・・・。」

私たちはお互いの気持ちを確かめあうように何度も何度も

唇を重ねた。

このまま時間が止まってしまえばいい。

・・・・・いや、過去に巻き戻せたらいい・・・。

ふざけあってたあの頃に。

まだ「恋」だと気づかなかったあの頃に・・・。

意識しはじめたあの頃に・・・。

キスのあと悲しくて二人で泣いた。

いつまでも泣いていた。

                       つづく

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Vol.11

あの長いキスのあと私と猛は背を向けてお互いの家路へ向かった。

振り返りもせずに・・・。

なんとなくわかってた。

想いあっていてもどうしようもないって。

でも、私はあの一言が気になってしかたなかった。

「俺はコイツと一緒になる」

あれはどういう意味だったの・・・?

家に帰ると、たけるが尻尾を振って近づいてきた。

「たける・・・ただいま。」

そういえば たけるともずっとしてない・・・。

「たけるぅ・・・。久しぶりにエッチしよっか・・・。」

私は服を脱ぐとベッドに寝そべった。

たけるはわかったように、私の上に乗ると、音を立てて

アソコを舐め始めた。

「あン・・・・たける・・・」

私は目を閉じて、猛のことを考えていた。

猛に剃られた毛も、もう生え揃ってきている。

「・・・・猛ぅ・・・・・。」

泣きながら私は果てた。

それから3ヶ月・・・。

私はペットショップを辞め、次の仕事探しをしていた。

店長とは情もないただのセフレ関係だったから、あっさりと

別れられた。

もちろん、猛とも会っていない。

そのことを店長に話すと、

「あいつは亜美ちゃんのことは所詮、体が目的だったんだよ。

奥さんいたしね。淋しくなったらまた電話しておいで。

いつでも僕が相手してあげるから。」

なんて言ってた。

ピピピ・・・。

メールが入ってきた。

!!!猛からだ!!!

「須田・・・久しぶり。驚かないで聴いてほしい。

俺の嫁さんが妊娠していた。でも俺とは一切していない。

俺の子じゃないんだ。信じられないだろ?

3ヶ月くらい前に もしかして・・・って気づいてたんだけど

はっきりしてなくて・・・。

俺 離婚しようと思ってる。嫁さんはセックス出来る体だったのに

俺とはしていなかったんだ。

だからもう少し待っていて欲しい。」

!!!!!!!!!

そうだったんだ・・・。

だから「こいつと一緒になる」って・・・そういう意味だったんだ・・・。

私ほんとに待っていていいの?

複雑な気持ちのままメールの返事を送れずにいたのだった。

                        つづく

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Vol.12

猛と奥さんの離婚が成立したらしい。

奥さんは妊娠6ヶ月に入り、赤ちゃんのパパと同棲し始めたと言う。

奥さんも猛の気持ちに最初から気づいていて、情けだけで結婚したのが

苦痛だったらしい。

私からしたら、そんなことは考えられなかった。

大好きな猛にだったら、ただ傍にいてもらえるだけで

満たされるのに・・・。

私は何年も猛のことを想っていたのに・・・。

ピンポーーーン・・・。

「ただいま、亜美。」

「おかえり、猛。」

今、私たちは幸せに暮らしている。

人は幸せになれる方法を知っている。

ただ気づかないだけで。

すぐ近くにあっても気づかないだけ。

気づいても、諦めてしまったら手に入れられない。

「散歩行こうか、犬コロ連れて。」

「うん、どこ行く?」

私は行き先を知っているクセにわざと聴いた。

猛は振り向いて微笑んで言った。

「あの河原だろ。」

そう。

私たちの原点だもんね。

                  END

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ありがとうございました^^

こんにちは、みるくです。

亜美と猛のストーリーいかがでしたか?

ちょっと期待はずれだったかもしれません。

最後も納得のいく終わり方に出来ず、ちょっとしょげてます(ToT)

次作はもっと濃いものにしたいと考えていますので、

よろしくお願いします^^

|

~再会~

2008年、夏。

頭が割れそうなくらい、蝉の声が街路樹から聴こえてくる。

「7日間しか生きられなくて悲しいよ」

って泣き叫んでいるのだ、と何かで聴いた記憶がある。

自転車の両ハンドルに買い物袋をぶらさげて、

あっちへフラフラ、こっちへフラフラ・・・

危ないよ、おばちゃん。

ガシャーーン・・・

ほら、よろけた。

麦藁帽子をかぶったランニング姿のおじちゃん。

白いタオルを首に巻きながら、孫の手をひいて

「暑いね~」

と近所の人と言葉を交わす。

どこにでもある風景。

ちっぽけな街。

俺はそんな平凡な街の中で 「雨音(あまね)」という

一人の女性に出逢った。

**********************************

「あ~~~・・・降りそうだな。雲がヤバイよ。」

「ハルくん、雨宿りして行こうよ。」

「・・・どこで(笑)?」

「私に言わせるの?意地悪なんだから。」

「真美はスケベだな。まだハタチのクセして。」

「ちがうもん。カラオケがしたいだけだもん。」

「じゃあ、カラオケでいいじゃん?」

「・・・お風呂も入りたいんだもん。」

「・・・わかったよ。エッチがしたいのね。うずいてしょうがないのね(笑)。」

「もう~~~~~~!!ハルくんのオヤジ!!」

・・・俺のカノジョ。

真美。ハタチ。短大生。

そして俺、晴人(はると)。25歳。呉服店の店員。

「和」に興味があって、大学を卒業してからこの道へ入った。

着物は奥が深い。

まとっただけで、その人を変えてしまう不思議な力がある。

でも、この仕事を始めたほんとの理由は、ある女性に出逢ってからだった。

その女性との出逢いは、やっぱり今日みたいに蒸し暑い日だった。

暑い中、着物をまとい、日傘をさして、颯爽と歩くその「彼女」に

目を奪われてしまったのだった。

信号待ちでその「彼女」の真後ろに立った。

白いうなじから甘い香りが漂って、俺はのぼせそうになった。

俺がもんもんとしていることに、その「彼女」は気づきもせず、

額の汗をハンカチで拭っていた。

何歳くらいだろう・・・俺よりは上なのかな・・・。

腰の帯・・・突然ほどいたらどんな顔をするだろう・・・・。

・・・ダメだ、妄想だけで勃起しそう・・・

その瞬間、その「彼女」が俺の目の前で突然しゃがみこんだ。

貧血らしい。

「だ・・・大丈夫ですか?」

俺は声をかけた。

「ごめんなさい・・・信号が長すぎて・・・。大丈夫です。少したてば、

歩けるようになります・・・。」

「顔色すごく悪いですよ。ちょっと木の影で休んだほうが・・・?」

「・・・はい、ありがとう。」

その時も蝉が鳴いていた。

頭が割れそうなくらい。

その「彼女」は10分くらい木陰で休むと、にこっと笑って、

また歩き始めた。

たったそれだけのことなんだけど・・・。

たったそれだけのことだから、忘れられない。

男って単純な生き物だからさ、意外性にやられちまうんだよ。

*********************************

「・・・ハルくん?」

「・・あ、ああ、ごめん。じゃ、行こうか、ホテル(笑)。」

俺は1年前の出来事を昨日のように思い出していた。

しかも真美の前で・・・。

「ほら、降ってきちゃったよ、ハルくんがぼーーっとしてるから!!」

「走るか!」

俺は真美の手をひいて、ホテル街のある路地へ向かった。

ポツ・・・ポツ・・・・・・

「急いで!!」

こんなときに限って信号が赤。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・え?

俺はデジャヴかと思った。

信号待ちの交差点。

俺の目の前に、一年前と同じ光景・・・。

白いうなじ。

深い瑠璃色の和服・・・。

・・・・あの人だ!!!

俺と雨音の運命は一年前から始まっていたのだった・・・。

                             ~つづく~

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~雨音~

「ん・・・あ・・・」

俺は真美とキスをしながら、頭の中は和服の女性でいっぱいだった。

真美の体・・・

ちょっと色黒で張りのある胸・・・。

あの人はどんな形・・・?

白くて、豊満で・・・乳首の色は?

俺はたまらなくなって、真美の乳首を吸った。

「あぁっ・・・ハルくんすごい・・・。」

真美、ごめん。妄想でエッチしてるなんてオマエは気づかないね。

男はね、そういうことが出来るんだよ。

あの人のアソコ・・・どんなカタチ?

真美のアソコで指を滑らせ、俺は興奮していた。

ぴちゃぴちゃ・・・

「あっ・・・いいっ・・・」

俺は強引に真美の頭を股間に突きつけ、咥えさせた。

「ンぐ・・・今日のハルくんのすっごくおっきい・・・どして?」

「そんなことないよ。いつもおっきい(笑)。」

真美のフェラはまだぎこちない。

あの人は・・・・・・どんなことしてくれるんだろう・・・

上目づかいで俺をたぶらかすように、ねぶるんだろうか・・・。

ヤバい・・イキそうだ・・・

「真美・・・挿れさせて。」

「あン・・・!!」

俺は真美の上で腰を振り、小刻みに揺れる胸を見ながら、

あの人のことを考え、果てた。

*********************************

「ねえ、ハルくん?」

「ん?」

終わって満足したのか、真美は俺の腕に頭を乗せてきた。

「エッチって、どうしてこんなにキモチいいのかな・・・。

やっぱり好きだから だよね?」

「・・・そうだね。」

でも男は好きでなくてもセックス出来るんだぜ。真美には

わかんないだろうな(笑)。

「ハルくん、今度花火大会に、真美 浴衣着て行きたい!!

ハルくんのお店で買っていい?」

「・・・ん~~・・・俺のトコのは高いから・・・。」

「またそんなこと言う!どうしていつも真美が着物欲しいって言うと、

いやがるの?」

「別に嫌がってなんかいないけど・・・。」

「真美にはまだ早いってこと?色気が足りないってこと?」

「お子ちゃまだからね(笑)」

「ひどい!!」

真美とはいつもこんなカンジでつまらない喧嘩をする。

そして俺が真美をなだめて機嫌をとる。

なんだか疲れてきた。

俺は、あの人にうちの和服を着て欲しいんだよね・・・。

あの深い瑠璃色の着物・・・

古典柄だったから、きっと親御さんのものかもしれないな・・・。

「真美、そろそろ帰ろうか。」

********************************

真美と別れて、家に着く前に、俺は金庫の鍵を店から持ってくるのを

忘れたことに気づいた。

「やべ・・・まだ入れるかな。」

俺は足早に店舗へと向かった。

「よかった・・・間に合った。」

・・・あれ?

店のショーウインドウの前に和服の女性が一人立っている。

こんな時間に・・・

暗くてよく顔が見えない。

「あのぉ・・・うちのお店になにか?もう閉店しちゃってるんですけど・・・。」

「ごめんなさい・・・。前から気になっていたので・・・」

!!!!!!!

深い瑠璃色の着物・・・

彼女だ。

パラパラと雨が降ってきた。

「和服・・・濡れちゃいますよ?よろしかったらお店入りますか?」

「いいんですか?」

「どうぞどうぞ!特別です(笑)」

「じゃあ、ちょっとだけ・・・。」

・・・雨音(あまね)?

俺の声が届いたのかな?

俺がキミを求めていたから、またこうして偶然出逢えたんだね。

この日にキミの名前を知ることが出来たんだ。

                       ~つづく~

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~二人きりの店内~

俺って大胆だよな・・・。

雨音を店に入れちゃうなんて・・・。

「今、電気つけますね。」

「はい・・・ダウンライトでかまいません。あんまり明るいと、

お店閉めたのに変に思われちゃいますよね・・・。」

「お気遣いありがとうございます。」

・・・パチン。

淡いオレンジのダウンライトが足元を照らした。

不思議な気持ちになる。

いつものライトがロウソクの灯りみたいに ぼぅ・・・っと

店内を照らしている。

・・・やっぱり雨音は綺麗だね。

「あの・・・はじめまして じゃないんですよね。俺のこと、

覚えていますか?」

雨音はにっこり笑いながら、

「はい(笑)。いつだったか、信号待ちのとき、私が貧血で・・・。」

「そう!!その時の俺です。なんか嬉しいな。」

「あの時は驚かせてしまってごめんなさい。帯で胸が苦しかったのと、

暑さで参ってしまって・・・。」

「ですよね。どうしていつも和服を?」

・・・一瞬、雨音の顔が暗くなった。

「あ、別にいいんですよ。言いたくないこともありますよね?」

「・・・和服がスキなんです(笑)。ただ単に(笑)。」

「そ、そうですよね。どうぞ、見ていってください。」

俺は、雨音の伏せた瞳のワケがその時はまだわからなかった。

「・・・綺麗ですね・・・この紗の着物・・・。でも私は身長があるから、

きちんと測って仕立ててもらわないと、ムリなんです・・・。」

「でしょうね(笑)。でもスラっとしていて、素敵ですよ。」

「・・・着物やさんの男のコってホストみたい(笑)。

女性を褒めるのが上手よね。」

「・・・そうですか(笑)。まあ、それが商売ですからね(笑)。」

「ちょっと羽織ってみていいですか?」

「どうぞどうぞ。」

「・・・帯・・・外したほうがいいですか?」

「あ、そうですね。出来れば。」

「外してもらっていいですか?」

「あ、はい!!」

こんなシチュエーションありかよ?

雨音じゃなかったら、こんなに手も震えないのに・・・

どうしちまったんだ・・・俺?

普通に外せばいいんだろう・・・

雨音の白いうなじ・・・・・

俺は気づいたら、後ろから雨音を抱き締めていた。

「・・・・・!?ちょっと・・・・。」

「ごめん・・・俺、はじめてあなたを見たときから・・・ずっと・・。」

「・・・・・・・ほんとは・・・私も・・・。」

!???え??

オレンジ色のダウンライトが立ち込めた店内で俺と雨音二人っきり・・・。

外は雨。

俺はもう止められなかった。

俺は雨音の耳たぶを後ろからかじりながら、囁いた。

「名前・・・なんていうの・・・?教えて・・・。名前で呼びたい・・。」

「あ・・・雨・・音・・・。あまね。雨の音で あまね・・・。」

「雨音・・・?いい名前だね。」

首筋にも舌を這わせ、帯をほどき、胸元に手をそっと入れた。

「あ・・・ダメ・・・会ったばかりなのに・・・。」

「もう三度も顔を合わせてる・・・今日だって夕方俺の前にいたでしょ・・。」

「でも・・・あっ・・。」

俺は雨音の乳首を指先でもてあそんだ。

「んんっ・・・・」

色気のある声。

雨音はその場にしゃがみこんだ。

「私・・・こんなことしたくてお店に入ったんじゃないのに・・・。」

「俺もだよ・・・なのに、雨音が帯外してなんて言うから・・・。」

俺は雨音の瞳を見つめると、唇を合わせた。

「んっ・・・あ・・・。」

雨音の声が俺の興奮度を増してゆく。

「だ・・・・ダメっ!!!」

雨音は俺から離れた。

「ダメよ・・・こんな・・・。」

「・・・・・そうですよね・・。」

雨音は帯を締めなおすと、

「・・・今度、もっと明るいうちにまた来ます。」

「・・・ごめん。」

「そんなんじゃないけど・・・。私のほうこそ、思わせぶりだったのかも

しれない・・・。また来ます。・・・じゃあ・・・。」

雨音は店を出ると、雨の中に消えていった。

あぁ~~~!!!

俺って、どうしてあんなこと!!

早いよ・・・早すぎるよ・・・

でも、だって、雨音・・・

キミが綺麗すぎるから・・・・

俺の名前も伝えないまま、雨音は去って行った。

また来る?

ほんとに来る?

もう、俺の顔も見たくないんじゃ・・・?

俺はしばらく店の中で座り込んでいた。

                   ~つづく~

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~謎~

次の日。

俺は昨日の夜のことは、夢だったんだと思うように、自分に

言い聞かせた。

俺には真美がいるし、あんな年上より若い方がいいに決まってる。

いい体だし。

・・・でも。

最近、真美についていけない自分にも気づいてはいた。

はっきり言って疲れるんだよな。

今流行っている服のブランドだの、音楽だの、映画だのって・・・。

俺は昔から「俺は俺」みたいなところがあるから、そういう時代に

乗るなんてことは到底ムリ。

だから古風な人に魅かれるんだと思う。

俺が和の世界に入り、今はただの販売員としてやっているが、将来的には

作家になりたいと思っている。

自分でデザインした和服を作りたいってことだ。

俺にこの世界を教えてくれた人も作家さんだった。

山吹先生という俺が唯一尊敬出来る作家。

山吹先生のデザインは人の心を惹きつける力がある。

特に先生のテーマは「珠(たま)」なのだと云う。

珠・・・丸。丸(まる)は人の心をまるくする。

おだやかにする。

和とはそういう「和む」もの。

いつか先生がつぶやいていた。

今日はその山吹先生がお見えになる日だった。

「久しぶりだな、晴人!!」

「山吹先生、お久しぶりです!」

「どうだ、うまくいってるか?」

「仕事ですか?」

「カノジョとだよ(笑)。あのピチピチの!」

「先生、おっさんくさいっすよ、その言い方(笑)!」

俺はすっかり仕事モードになって、雨音のことは忘れていた。

そして、これでいいんだと自分に言い聴かせた。

「晴人、ちょっと外でメシ食わないか?」

「山吹先生のおごりっすか?」

「当たり前だろ。その代わり、1000円でおさえろよ(笑)」

「はい(笑)。店長~、ちょっとメシ行ってきます!」

・・・突然、山吹先生が真っ青な顔で俺の腕を掴み、

足早に店の外へ出た。

「ど・・・どうしたんですか?先生・・急に?」

「・・・悪い。・・・あれは間違いない・・・母親そっくりだった・・。」

「え?どなたがですか?うちに来たお客さん?」

「ああ、そうだ。今、俺たちとすれ違いで入ってきた客・・。

毬柄の小紋・・・横顔が・・・色白で・・・。」

・・・毬柄?どこかで見た記憶が・・・。

・・・まさか!??

「・・・先生、その女性、瑠璃色に毬柄の小紋じゃ・・・?」

「ああ。そうだよ。常連なのか?・・・悪夢だよ。晴人、面識があるのか?」

面識があるもないも、夕べ、俺はその女性と・・・・。

「あの客に俺は会わせる顔がない。きっと俺を探しに来たんだよ!」

・・・どういうこと?

俺は雨音があのとき一瞬見せた悲しい表情を知る理由が

近づいていると、その時悟ったのだった。

俺と山吹先生は近くの定食やへ入った。

俺は和服、先生は作務衣だから、結構目立つ。

もう慣れたけど。

最初は「何かの撮影なんですか?」とよく聴かれた。

俺は身長があって、がっちり体型だから、ちょっとした役者にでも

見えたんだろう。なんてね。

「ところで、先生。さっきの女性の話ですけど・・・。」

「・・・晴人、口堅いか?」

「はい!貝の口のように(笑)!」

「(笑)!さすが、呉服店員だな。シャレまで”和”だ。

・・・じゃあ、誰にも言うなよ?」

俺は、なんだか急に身震いした。

知らぬが仏・・・聴かないほうがいいのか・・・?

「先生・・・俺、やっぱり聴かないでおきます。」

「・・・そうか、それでもいいよ。ただ、今後、あの女性が来店した

ときは、俺はいられないな・・・。」

「・・・そうですか。それにしても先生、俺、気になったことが・・。

あの女性の着ていた小紋・・・。瑠璃色に毬柄って・・・。

あれってもしかして先生のデザインなんじゃ・・?」

「・・・さすがだな。まあ、それだけは頭に置いておいてくれ。」

・・・・・・・・。

・・・・・雨音?

キミは先生との間に何があったの?

俺の知らない間に何が?

・・・キミのこともっと知りたいよ。

・・・雨音、俺はキミを知りたい。

あの夜を夢だったなんてやっぱり思えない。

店に戻ると、もう 雨音の姿はなく、ただあの甘い香りだけが

漂っていた。

                       ~つづく~

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~淫らな夜~

「山吹先生、ちょっと・・・。」

店長が先生に声をかけた。

「先生、さっきお見えになった織原雨音さんて方が先生のことを

探していらっしゃいました。ご存知なんですか?

先生のデザインされた小紋をお召しになられていましたが・・・。」

山吹先生は、やっぱり といった顔で、

「ああ。ちょっとした知り合いだ。あの小紋は雨音さんの母親のものなんだよ。」

「そうだったんですか。お会いしたかったみたいですよ。また出直して

来ると・・・。」

「・・・わかった。」

・・・あの瑠璃色の小紋は雨音のお母さんのものだったんだ。

先生は、急遽、自宅へ戻られた。

俺は、なんとなくわかったような気がした。

先生は雨音と直接関係があるのではなく、雨音のお母さんと

何か関係があったんだと・・・。

ピピピ・・・。メールだ。真美からだ。

「今からハルくんのアパートでご飯作って待ってるね^^」

俺は宙ぶらりんな気持ちでいた。

もしかして、また遅くまで店にいたら、雨音がやってくるんじゃないか?

そう思うと、なかなか家には足が向かなかった。

21時。

店を閉める時間だ。

雨音は来なかった。

店の電話が鳴った。

真美か?

「お電話ありがとうございます。きものの”彩紗”でございます。」

「・・・織原と申します・・・。」

・・・雨音だ!!!

「あ・・・雨音さん?俺・・・岡です。岡 晴人。」

「あ・・・ハルトくんて言うんだ・・・?先日はどうも・・・。」

「いえ!あんな失礼なことしてしまって・・・。」

「・・・今から伺ってもいいですか?」

「いいですとも!!ダウンライト、つけておきますね。」

「ごめんなさい・・じゃあ、すぐ伺います。」

雨音が来る!!!雨音にまた逢えるんだ!!

俺は真美が家で待っていることなんか、すっかり忘れてしまっていた。

「・・・こんばんは。」

10分後、雨音がやってきた。

「いらっしゃい。お待ちしてました。」

あれ?今日は和服じゃないんだ。髪もおろしてる。

しかもすごくラフな格好で・・・まさか、すっぴん!?

ほのかに髪からシャンプーの香りも漂ってくる。

「ごめんなさい・・こんな格好で・・・。迷って迷って、結局来ちゃった。」

・・・・・・しかも、少し、顔が赤い。

もしかして、酔ってる?

「あの・・・雨音さん。今日昼間、こちらにいらっしゃいました?」

「・・・はい。でも、ハルトくんいなかったから・・・。」

「ごめんなさい。作家さんとランチ行ってたんで・・。」

「作家・・・さん・・・?」

「えぇ。雨音さんがいつも着ている小紋の作家さんですよね?」

雨音は びっくりした顔で、

「ああ・・・知っていたのね・・・。」

「なんとなく・・・。」

雨音は急にうずくまり、

「あぁ・・・飲みすぎちゃったみたい・・・。いろんなこと考えてたら、

つい・・・。」

「大丈夫?冷たいお茶でも入れますか?」

「ありがとう。」

そう言って、立ち上がった瞬間、よろけて俺にもたれかかってきた。

「・・・ハルトくん・・・この前の続きしても・・・いいよ?」

「な・・・何言ってんすか!?」

「今日はそういう気分なの・・・私のこと、おかしいと思ってるでしょ?」

「そりゃ、思っちゃいますよ。そんなこと言われたら・・・。」

「じゃあ、いい・・・やっぱり帰るわ。」

「・・・待って。」

俺は雨音の細い腕を掴み、引き寄せると、

「・・・もう、歯止めきかないよ?」

そう雨音の耳元で囁いて、キスをした。

「ん・・・あ・・・。」

「あとで山吹先生との関係を俺に話してくれる?」

「ん・・・話す・・・。」

俺はワケがわからないまま、雨音の服を脱がすと、

白い胸に顔をうずめた。

「あ・・・・っ。」

予想通りの胸だ。

俺は舌でピンク色の乳首を丁寧に転がしはじめた。

「あっ・・・あ・・・上手・・・。私ヘン・・・。」

「酔ってるからだよ。・・・それとも酔ったフリしてるの?」

「フリなんてしてない・・・。」

俺は雨音のびしょびしょになったアソコに手を伸ばした。

「はぁ・・・・・恥ずかしい・・・。」

「そんなことないよ・・・。感じてるんだね?」

「いや・・・。」

俺は中指で雨音の割れ目をゆっくりとなぞった。

「ここ、どう・・・?」

「・・・イイ・・・なんでわかるの?」

「なんとなく・・・ここは?」

「あッ・・・!!!ダメ!!!」

「舐めていい?」

俺は雨音の返事も聴かずに、夢中でクリトリスを舐めまわした。

クチュ・・・クチュ・・・

真美は確か、ここがイチバン感じるんだ。

雨音は?

ヘタクソだと思われたくない・・・。

「イイっ・・・!!もっとして・・・。」

顔に似合わず、大胆だね、雨音は・・・。

「ハルトくんにも・・・してあげる・・。」

雨音は慣れた手つきで俺の下着を脱がすと、跳ね上がるように

あらわになったモノを手でしごき始めた。

「・・・元気ね。スゴイ・・・。ハルトくんいくつ?」

「・・・25・・・。」

「私と10も違うのね(笑)。」

ああ・・・スゴイ・・・・真美にはこんなにしてもらったことない。

雨音は俺のケツの穴を舐めはじめた。

嘘だろ!??そんな大胆なこと!!!

「ここ・・・感じるでしょ?」

「なんでこんなトコ・・・あっ・・・。」

「・・・知りたい?」

「知りたい・・・!!」

「・・・私ね、風俗で働いているのよ・・・。」

!!!!???

・・・俺は雨音がどんな女なのかまったくわからないまま、

そのあと雨音の口の中で果ててしまったのだった。

                           ~つづく~

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~理由~

雨音は畳の上で俺を膝枕しながら話し始めた。

「・・・私がね、風俗で働いている理由・・・教えてあげようか?」

「うん・・・知りたい。」

「私の母はね、私が小さい頃に父を病死でなくしてから、

女手ひとつで私を育ててきたの。生活を守るためには、

お金が必要だったのよ・・・。だから母は働いた。

昼間は工場のパート。夜は風俗で・・・。」

「雨音のお母さんも風俗で働いてたんだ・・。」

「でも、仕方なかったのよ。手っ取り早いでしょ?お金稼ぐには

少し我慢して男のいいなりになればいいのよ。」

「・・・でもキツイよね・・。」

「うん・・・。そしてそこで一人の男に出会ったのよ・・・。

母はその男のせいで運命を狂わされた。

その男はいつも母を指名してきた。

風俗は大好きらしく、毎日のように通っていたの。

でもね・・・そのうち二人は本当の恋に堕ちてしまうの・・・。」

「まさか、その男って・・・。」

「そう。山吹よ。母は山吹のデザインした和服を何枚も

大切にしていた。あの瑠璃色の和服は特にね・・・。

でも山吹は裏切ったの・・・。」

「裏切ったって?」

「山吹には奥さんがいたの。でも、かけおちしようって、

逃げようって決めて、母は幼い私を連れて、待ち合わせの

神社へ行った。

でも山吹は来なかった。結局奥さんから逃げられなかったのよ。

それから数日後、・・・母は自殺したのよ。

山吹がすべてだった って。

・・・私をひとりぼっちにしたのよ!!!!!」

雨音は大声で泣き叫んだ。

俺は雨音の太ももから頭を起こすと、雨音を優しく抱き締めて

あげた。

「・・・つらかったんだね。」

「うっ・・・うっ・・・。」

だから雨音は母親と同じ格好をして、風俗好きな山吹先生が

いつかまた現れると思い、働いていたんだね・・・。

「・・・でも、もう限界よ。体もボロボロ・・・。セックスって

なんのためにするの?快楽を得るため?義務?子孫を

残すためだけにセックスすればいいじゃない!?

どうして、男と女はセックスするの?

私にはわからない・・・。わからなくなってしまったのよ・・。」

「雨音・・・。」

俺は、この時、雨音を心から愛おしいと思った。

「雨音・・・俺がセックスの意味を教えてあげるよ・・・。」

ピピピ・・・

メールが鳴る。

真美だね。

真美、ごめん。

今は帰れない。

俺は今から、雨音にセックスの意味を、体で教えるところなんだ・・・。

                         ~つづく~

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~雨音を抱いた夜~

オレンジ色のダウンライトの空間は、怪しいほどに雨音の白い裸体を

ぼんやりと照らしている。

さっき雨音の口の中で果てたばかりの俺のモノは、もう復活しようと

していた。

「・・・雨音?何も考えないで、目を閉じてみて?」

「ん・・・。」

「今から俺が話すことを想像しながらよく聴いて。

雨音はお金を一切持っていません。二日間が過ぎ、

とてもお腹がすきました。

ふと気がつくと、目の前のテーブルの上にパンが置いてあります。

雨音は食べますか?」

「・・・え?なに?心理テスト?」

「まあ、そんなカンジだけど。」

雨音はくすっと笑いながら、

「そうね。キモチは揺らぐけど、ちょっとためらうわ。

この二日間はなんだったの?ってカンジ。

意図も簡単に食べ物を手に入れられるなんて、そんな

旨い話、あるわけないじゃない?」

「だよね(笑)。」

やっぱり雨音は魅力的だね。

「ここで、すぐパンを食べてしまう人は、目の前に獲物があったら、

すぐ手をつけてしまう人。感情もなしにね。

セックスのスタイルと一緒。それが本能だから、

仕方ないいけど・・・。

でも、セックスを本能でやるのは動物だけだよ。

獲物はそんなに簡単には手に入れられない。感情が芽生えてから

本当に手に入れられるものなんだ・・・。」

俺は今、雨音に感情が芽生えてる・・・。

愛おしいと思う感情・・・。雨音はどうだか知らないけど・・・。

俺は雨音の唇を見つめ、優しくキスをした。

「雨音?セックスってキモチいいからするだけじゃないよ。

愛を確かめ合うんだ。

裸の自分・・・すべてさらけだして。すごいことだと思わない?」

雨音はまたクスッと笑って、

「ほらね。ホストみたい。どうやってそんな口説き方勉強したの?

私がハルトくんに近づいた理由、わかるでしょ?

山吹を探すためよ?」

「・・・わかってる。わかってるけど、俺は雨音が好きだ。」

「・・・カノジョさんいるでしょ?若くて可愛いコ。悪いわ。」

「今は、もう、雨音のことしか考えられない・・・。」

俺はそう言うと、雨音の乳首に口を近づけた。

「・・・あっ・・・。」

硬くなってきた乳首を舌で吸い、転がす。

チュ・・・チュッ・・・

いやらしい水音が部屋中に響き渡る。

「あン・・・・あっ・・・。濡れちゃう・・・。」

「反応が早いんだね。キモチのいいセックスを教えてあげるよ。」

俺は雨音を姿見の前に連れて行くと、大股開きをさせて畳の上に

座らせた。

「ヤダ・・・恥ずかしい。」

俺は雨音の後ろに回りこむと、首筋を舐めながら、右手は

胸を、左手はアソコを触り始めた。

クチュクチュ・・・クチュ・・・

「あっ・・・イヤ・・・こんなカッコ・・・。」

雨音は自分のアソコが俺の指でなぞられているのを

恥ずかしそうに見つめながら、あえいでいる。

「どう?感じる?自分の乱れた姿見ながらの愛撫もいいもんでしょ?」

「ハルトくんエッチね・・・。」

「普通だよ。みんなこういうことしたいと心の中で思ってるハズ・・。」

俺は雨音の茂みに顔を近づけ、舌を這わせた。

「あぁ・・・・・・っ・・・んっ・・・・!!!」

ピチャピチャ・・・

突き出したクリトリスを舌で丁寧に舐め続ける。

「雨音・・・感じる?」

「あぁっ・・・イイっ!!!イッちゃうぅ~~~!!!」

雨音が果てたあと、雨音がぐったりするまで、

俺は自分のモノを突き刺し、バカみたいに腰を振った。

「はっ・・・はぁっ・・・だ・・・だめ・・・・!!壊れちゃう・・・!!」

「雨音・・・イク!!!」

俺は果てたあと寝てしまったらしく、目が覚めると、雨音の姿は

なかった。

「・・・なんだかな・・・雨音・・・キミがわからない・・・。」

俺は服を着て、ライトを消し、外へ出た。

すでに時間は23時。

雨もちらついていた。

「・・・ハル・・・くん・・・?」

??

聞き覚えのある声。

赤い傘を差した、一人の女性・・。

!!!!!!!真美!!!!

「ハルくん・・・お仕事だったんだね。メールも電話もないから、

真美、心配して迎えに来ちゃった。」

・・・真美・・・。

俺は悪魔だね。

「・・・真美、ごめんね。今終わったとこだよ。さ、帰ろう。」

俺は、さっきまで雨音を抱いていた腕で、真美の肩を抱き、

煙草に火をつけて、家路へと向かった。

                         ~つづく~

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~バカな男~

家に着くと、テーブルの上には真美が用意した食事が並んでいた。

真美は俺のために料理学校へ通い、時間があると、

こうして俺の家へ来て、夕飯を用意してくれている。

・・・真美・・・こんないいコを俺は騙しているなんて・・・。

俺は胸が痛くなった。

「ハルくん、お腹空いたでしょ?早く食べて。

真美は待てなくて、さっき先に食べちゃったんだ。

真美、シャワー浴びてくるから。

ご飯食べ終わったら・・・真美も食べていーよ♪」

「何言ってんだよ(笑)。いただきます。」

何も知らない無邪気な真美。

俺はさっき雨音とヤってたんだぜ。

オマエとのセックスなんかより、すごく激しいヤツ・・・。

食事を終えて、俺はソファに寝転び、雨音とのセックスを

思い出していた。

雨音の声・・・

雨音の顔・・・

「・・・ハルくん?こっち来て?」

真美がベッドから俺を誘っている。

俺は2回抜いてきたから、もうダメだよ・・・。

「ハルくん!!真美 したいの!!」

「・・・真美、ごめん。疲れてるんだよ。」

「・・・最近、ハルくん冷たいね・・・。」

「え?ンなことないよ。」

「男ってね、面倒くさくなると、”疲れた”とか”忙しい”って

言うんだって。先輩が言ってた。」

「なんだよ それ(笑)。」

真美はベッドから降りてくると、いきなり裸で俺にのしかかり、

「真美だって、こういう攻撃的なこと出来るんだから。

いつまでも子供扱いしないで。」

真美は俺の上着を脱がすと、乳首を吸ってきた。

「・・・真美、くすぐったい・・あ・・・」

「・・・感じるんでしょ?もっと舐めてあげる。」

「もういいよ。」

「・・・なんで!??・・・ん?なんか・・・。」

「なに?」

「いい匂いがする・・・なんだろ・・・。香水?」

やば・・・!!!

「気のせいだよ。ホラ、じゃあ、真美だけイカせてあげるから

俺の顔の上に乗れよ。」

「・・・ん。今日はそれでおしまい?」

「おしまい(笑)。もう遅いし、明日仕事だし。」

真美は仕方ないと言った顔で、俺の顔の上に股を広げて乗せてきた。

ピチャピチャ・・・

「あッ・・・・・はぁ・・・・ん・・・・・。ハルくん、イイっ・・・。」

雨音とは全然違うカタチ・・・

真美はクリトリスがむき出しになっているから舐めやすい。

雨音はちょっと複雑で肉付きがいいから、めくってやらないと、

クリトリスが出てこない。

でも、それが たまらなく興奮するんだ。

「あ、あ、ハル・・・くん。早いよ・・・。」

ビチャビチャ・・・クチュ・・・

「で・・・出ちゃう・・・あ!!!!!」

真美はイッたと同時に放尿した。

「ばか、真美!!しょんべんかけたな!!」

「・・・・だって・・・。」

「シャワー浴びてくるわ。先に寝てな。」

俺はシャワーを浴びながら、雨音の香りを流した。

・・・雨音。

キミはもう寝た?

俺はバカな男だね。

こんなことしていていいのかな・・・。

俺はその晩、ソファで一人で眠りについた。

                   ~つづく~

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~急展開~

次の日、いつもどおりに俺は店に出勤すると、

朝から店内の雰囲気がおかしかった。

「店長、どうしたんですか?」

「・・・パートの渡辺さんが急に退職届を出してきたんだよ。

仕事がきつかったらしくてね・・。」

「え!じゃあ、シフト回せないじゃないですか・・。」

「募集かけないと・・。誰かいないかな・・・。」

・・・・・・。

俺は真っ先に雨音が頭をよぎった。

「・・・店長。いい女性がいます。うちのお客さんなんですけど・・。」

俺は顧客リストを調べて、雨音に電話をかけた。

「・・・はい。織原です。」

「あ・・雨音さん!?」

「ハルトくん?お店からだよね?どうしたの?」

「雨音さん・・今日は・・・その・・デリの仕事入ってるんですか?」

「・・・今日はOFFだけど・・・。」

「今から店に来てもらえませんか!??履歴書持って!!」

俺って相変わらず強引だよな。

でも、雨音には好都合だろ?

これで山吹先生にもまた会える可能性がある。

30分後、雨音が和服でやってきた。

相変わらず、似合う。

大人の女性だよ。

髪をハーフアップにして今日はいつになく化粧が濃い。

店長も気に入った様子だ。

「織原さんに、是非うちで力になっていただきたい。」

「・・・私でよろしければ・・・。」

!!!

ああ、俺の思惑どおりに事が進んで、なんだか怖いくらいだよ。

でも、実際 雨音は適任だよな。

和服が好きだし、和服に詳しい。

俺は雨音と近くのカフェでランチをとった。

「雨音さん・・・もうこの際、デリなんてやめて、完全にウチで

働けば?」

「うん。そのつもりよ。まさかこんなに早く、山吹に復讐出来るなんて

思っていなかったわ。」

「復讐だなんて・・・。俺はそんなことをして欲しくて、雨音さんを

呼んだわけじゃないよ。」

「ふふ・・・わかってる。冗談よ。」

雨音はアイスティをストローで口に含みながら微笑んだ。

エロイ唇・・・。

あの唇で何人の男をイカせたの?

そして俺も・・・・・・。

「・・・何想像してるの?」

「え?あ?いや・・・。」

「これからは毎日顔が見られるのね。」

「それって、どういう意味・・・?」

「ふふ・・・。どうなってもしらないわよ。」

「・・・雨音さんは怖い人だな(笑)。」

「よく言われる(笑)。」

雨音・・・。

俺はこのままどんどんキミに夢中になってしまいそうだよ・・・。

どうしてなのかな・・・。

キミの美貌に惹かれただけじゃないよ。

何故かキミの目の奥に ふっと淋しそうなもう一人のキミを

垣間見るんだよね。

そのキミを俺は守ってやりたいって思うんだ。

・・・これから毎日そばにいられる。

俺は、ガキみたいに心が弾んでいたのだった。

                     ~つづく~

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~ある夜~

「あの綺麗な女の人、誰?」

俺が真美の乳首を舐めようとしたとき、ふいに聴いてきた。

「・・なんだよ、こんな時に。集中出来ないじゃん。

オマエが して ってせがむからやってやってるのに・・・。」

「だって、ハルくん最近自分からしたい って言わないし。

真美が誘わなかったら、ずっとしなくなっちゃうでしょ?」

「ンなことないよ・・。」

俺は、嘘つきだ。

真美とのエッチなんか無くても、雨音がいる。

雨音は俺にキモチが無いかもしれないけど、風俗やってたくらいだから、

俺とのエッチなんて、なんてことないし。

それも、実際虚しいケドね。

「だから、真美はそんな話したいんじゃなくて、

あの女の人誰?って。いつからハルくんのお店で働いてるの?」

「あぁ。オマエ、見たの?いつのまに見たんだよ。

あの人、もともとウチのお客さん。パートさんが辞めちゃったから、

急遽、来てもらったの。」

俺は、真美の乳首に噛み付いた。

「イタっ・・・!優しく吸ってよぉ・・・。」

「ちぎってやろうか(笑)?」

「・・・ハルくん、最近ほんとおかしい。キスの数も減った。

キスって、愛の証なんだよ。好きな相手じゃないと、

したくないんだって。外国人みたいに挨拶のキスみたいに、

当たり前にするもんじゃなくて、唾液交換しながら、

お互いの温度を感じながら、キスってするんだよ?」

おいおいおい・・・

何かの映画の見すぎだろーが。

「そんなことないよ。ホラ、黙って足広げて。」

「あっ・・・あン・・・。」

「ケツ向けろよ。舐めてやるから、犬みたいに・・・。」

「あぁっ・・・・!!」

ぴちゃぴちゃぴちゃ・・・・

真美は後ろから舐めると、腰が砕けるほどカンジるらしい。

俺は、雨音の前で恥をかかないように、真美の体でトレーニングだ。

ヒドイ男だよな。でも必死なんだよ。

「はぁ・・・はぁ・・・イク・・・!!!」

真美は果てて、ベッドにうつぶせになった。

色黒だけど、キレイな肌。

丸いお尻。

こんな可愛い女を喰いたい男は沢山いるんだろうね。

オマエは俺と一緒にいて、ほんとに幸せなの?

「真美・・・ダメだ。勃たない・・・。」

「え?・・・どうして?」

「わかんね・・・。ゴメン。」

「・・・・・・キライになったの!???」

真美は泣き出した。

「そんなんじゃないよ。疲れてるだけ。」

「疲れた、疲れたって!!!真美だっていい加減気づくよ!!」

真美は泣き叫んで、別の部屋へ行ってしまった。

・・・・・・。

真美・・・ゴメン。

このまま俺たちダメになっちゃうかもしれないね。

ピピピ・・・メールだ。

雨音からだ!!!

~こんばんは。遅くにごめんなさい。今から会える?~

え!?え!??

雨音、こんな時間に、どうしたの!?

「真美、ゴメン!ちょっと出掛けてくるわ。」

真美に聴こえたかどうかわからないけど、俺は着替えて家を出た。

雨音、どうしたの?

何かあった?

外は雨。

俺と雨音が会う日は、雨が多いね。

雨音の涙?

孤独なの?

俺は、雨音の住むマンションへと足早に向かったのだった。

                         ~つづく~

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~俺と雨音~

「いらっしゃい。びっしょりよ?大丈夫?」

俺は急いで家を飛び出してきたから、雨のせいで全身びしょ濡れだった。

「シャワー使ったら?風邪ひくよ?」

「おじゃまします。」

初めて入った雨音の部屋・・・。

シンプルで、雨音らしい。

畳の部屋が多いのも、雨音らしい。

「話があるから、シャワー早く浴びてきちゃって?」

「あ・・・うん。」

なんだ、エッチがしたかったんじゃないのか。

「おまたせしました。」

「あ、着替えそれでいい?大きいTシャツそれしかないから・・。」

「大丈夫です。ありがと。」

「ビール、飲む?」

「うん。」

話ってなんだよ?

俺を急に呼び出すほどの・・・。

「ハルトくん・・・。明日からウチのお店に山吹が来るの、知ってる?」

「え!?し、知らなかった。店長何も言わなかったから・・。」

「そうなんだ。私ね・・・直接山吹から電話があったのよ。

大事な話がある、って。明日、仕事のあと、直接話す って。」

「へぇ・・・。」

「もう、気になって気になってしかたないのよ。眠れないの!!

だって、あの憎い山吹がよ?何を今更、私に話すって言うの?

しかも、大事な話って・・・?」

雨音は大粒の涙をこぼしながら、声を震わせていた。

「私から母を奪った男・・・。私を親戚中たらい回しにさせた男・・。」

・・・・・・・・・。

俺は雨音を優しく抱き締めた。

「・・・雨音?俺の過去、話したこと なかったよね?」

「・・・うん。」

「雨音は、まだ俺より幸せかもしれないよ。親戚の人に

お世話してもらえたんだろ?」

「え?どういうこと・・・?」

「・・・俺は施設育ちだから。気づいたら両親がいなくなってた。

父親の記憶はかすかにあるんだけどね。」

「・・・そうだったの・・・ごめんなさい。」

「でもね、だから一人でもなんでも出来るっていつも思ってる。

そして、少しスレてるところがあるってことは自分でもわかってる。

孤独になるとね、ほんとの自分に気づくことが出来るんだよ。」

「・・・そうね。」

「明日、山吹先生がどんな話するか、まったく想像出来ないけど、

間違ってもヘンな気起こさないようにね。」

「・・・わかった。ハルトくんの話聴いたら、少しラクになれた。」

雨音は俺の腕の中で目を閉じ、すやすやと寝息をたてはじめた。

安心したんだね。

俺は雨音を寝室へ運ぶと、そっとキスをして家へ帰った。

雨はいつのまにかやんでいた。

そういえばさ、雨音と俺は、まるで真逆な名前なんだね。

「雨」と「晴」か。

これも何かの縁なのかな・・・。

家に着くと、静まり返っていた。

真美は既に寝ていた。

あとで謝らないとな・・・。

俺は、また一人、ソファで朝を迎えた。

次の日。

店の近くの交差点が救急車とパトカーで大渋滞していた。

「・・・んだよ、朝っぱらから・・・。」

あ・・・れ?

血まみれの男性が一人。

!!!!!!!!!!

山吹先生じゃないか!!

「せ・・・先生っ!??」

口もきけない状態だ。

「この男性の知り合いの方ですか?」

「はい!」

「一緒に乗ってください。」

「待って!!私も乗ります!!」

ちょうど雨音が息をきらしてやってきた。

俺たちは山吹先生を乗せた救急車に乗り、近くの大学病院に

到着した。

「先生!??先生!!大丈夫ですか?」

俺の声に少し先生が反応した。

「ハル・・・ト。」

「どうしていきなり、こんな・・・・。」

俺は真っ青な先生の顔をマトモに見られない。

「話さないといけないことが・・・・。」

「そんなの、今はいいから!!!」

「・・・・・・・オマエと織原雨音は・・・・・・。」

え・・・?

俺と雨音は・・・?

「血のつながった・・・・・。」

そう言いかけて、集中治療室へ入ってしまった。

・・・・・・・・・・。

どういうことだ!?

俺と雨音が・・・・?

俺と雨音はその場にただ、呆然と立ち尽くしていた。

                     ~つづく~

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〜姉・弟〜

俺と雨音が血の繋がった兄弟・・・!??

そんな・・・!?

「雨・・・音?今の聴いた?」

「うん・・・聴いた。」

ということは、俺と雨音の父親は山吹先生ってことなのか?

・・・・・・・・・そんなことって・・・。

「私は実の父親を30年も憎んできたの?・・・ありえないわ。」

その頃 山吹先生は手術をうけていた。

店に到着する直前で、事故にあったらしい。

「雨音?このままもし、先生が戻ってこなかったらどうする?」

「・・・どうするって・・・・。そんなの解らないわ。

私は殺したいほど山吹が憎かった。でも、父親だったなんて・・・。」

俺は、それよりもキミと兄弟っていうことを認めたくなかった。

先生は数時間後、息をひきとった。

「・・・雨音。これからどうする?」

「どうするって、何が?」

「どう生きていくか ってことだよ。」

「別に。何も変わらないわ。ハルトくんのこと弟だなんて

今更思えないわよ。・・・セックスもしたし・・。兄弟で

セックスなんてありえないことよ?」

「わかってる。」

「今日はお店閉めましょう?」

「そうだね・・・・。」

俺はいきなり涙が溢れてきた。

先生が・・・先生が俺の父親だったなんて。

どうりでいつも俺には温かかった。

先生は家庭がありながらもほかの女性に手を出していたなんて・・・。

それもショックだった。

そして何よりも、俺と雨音が兄弟だったなんて・・・。

雨音?

俺、明日から雨音のこと、姉さんって呼ぶの?

もうキミに感情をもったらいけないの?

セックスもありえないんだよね?

・・・・・・・・・。

こんなキモチのまま、こんな苦しいまま、俺はキミを

姉として見ないといけないの?

先生・・俺はあんたが憎い。

なんで死んじまったんだよ。

せめてもう少し話を聴きたかった。

そして、俺の父としてこれから生きて欲しかったよ・・・。

「・・・ただいま。」

俺は家に帰った。

真美はいない。

学校だ、当たり前だ。

俺はほんとに一人になっちまった。

孤独。

どうしたらいい?

雨音は?雨音は今どうしてる?何考えてる?

俺は無意識に雨音に電話をかけた。

「・・・はい。」

「雨音・・・。」

「どうしたの?」

「今どこ?」

「家よ。来る?」

「行っていい?」

「うん。待ってる・・・。」

俺はフラフラと歩きながら雨音のマンションにたどり着いた。

「どうぞ、入って。」

雨音は笑顔だった。

いつもと変わらない。

俺だけが悲しんでいる。バカみたいだね。

「ハルトくん。これからはカノジョだけを見てあげて。わかるよね?」

「・・・・・・・・。」

「何黙ってるの?私たちは兄弟なんだからね?」

「・・・・・・・・。」

雨音は俺を優しく抱き締めた。

「いつもと逆だね。いつもはハルトくんが私を抱き締めてくれた。

慰めてくれた。でもこれからは、私が抱き締めなきゃ。」

「雨音・・・・。」

「姉さんでしょ・・?」

「ね・・・えさん・・・。」

そんなのムリだよ。

「キスしたい・・。」

「ダメ・・・。」

「キスさせて・・・?」

「ダメだってば!!」

「させてくれよ!!!」

俺は雨音の顔を無理矢理両手で抱え、キスをした。

「・・・・・・バカ・・・・。私だって、キスしたいよ。セックスしたいよ。」

俺と雨音はそのあと裸になってベッドに横たわった。

何もせず、ただ抱き締め合って目を閉じていた。

お互いのぬくもりを肌で感じながら、ただじっと、ずっと、黙ったままで。

                            〜つづく〜

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~満月の夜~

家に帰ると、真美が帰ってきていた。

「・・・ただいま。」

「ハルくん、今日、仕事休みだったんだね!?

しかも、山吹先生が・・・・・亡くなったって、ほんと?」

「・・・ああ・・・。」

俺は真美にすべて話した。

山吹先生が俺の父親だったということ。

そして雨音が俺の姉さんだということ。

真美は、目に涙を潤ませながら、

「ハルくん・・・・・。好きだったんでしょ・・・?雨音さんのこと・・。」

「・・・・どうして?」

「・・・わかるよ・・・。真美はハルくんのカノジョなんだから、

それくらいわかってた。」

「・・・ごめん。」

「謝らないで。認めたってことでしょ?そんなのヒドイ。」

真美は涙を拭くと、立ち上がって、

「・・・私、ハルくんのキモチに整理がつくまで、もう会わない。

そのほうがいいと思う。」

真美は俺が思ってるより、ずっと大人だったんだね。

真美は荷物をまとめて、俺の家を出ていった。

俺は本当に一人になってしまった。

あんなに雨音を好きだと思っていたのに、何故か、真美が

家を出て行ったとき、ぽっかり穴が開いてしまったような気がした。

いつも俺のそばで、拗ねて、笑って・・・

いつも一生懸命な真美。

俺は一番大切なモノを、見失っていたんだね。

一週間後。

山吹先生の葬儀が終わり、店もいつもどおり、活気づいてきた。

雨音は、あれ以来、仕事を休んでいる。

当たり前だよな。

俺に会うのは複雑だから。

おかげで、俺と店長二人で店を稼動している。

疲労度もかなりきている。

今まで家に帰ると、真美がご馳走を作って待ってくれていた。

それも今は、ない。

「おーーい、ハルト!ちょっとあの棚に乗ってる たとう紙取ってくれるか?」

「え・・・あ、はい・・。」

俺は、立ち上がって たとう紙を取ろうとした瞬間、

急激にめまいに襲われた。

バターーーーーーーーン・・・!!!

「ハルト!??」

遠くで店長が俺の名前を呼ぶのが聴こえた。

気がつくと、ベッドの上。

どこかの病室らしい。

「あぁ・・・・。俺・・・。」

「気がついた?大丈夫?」

この声・・?

「雨・・・音?」

「店長さんから電話いただいて・・・。ハルトくんが倒れたから

行ってやってくれって。」

「そうか。ちょっと疲れが溜まってたみたい。心配ないよ。

それより、どうして店長は真美じゃなくて雨音に連絡を・・?」

「・・・・・私、店長さんに全部話したから・・・。

私と山吹のこと・・。そして、私はハルトくんの姉だってことも。」

「・・・そっか。」

「今日は心配だから、私も一緒に泊まるから。」

「は!?何言ってんだよ。まずいだろ。」

「姉 としてよ。何変なこと考えてるの?」

「そんなんじゃないけど・・・。」

その夜。

窓の外は満月だった。

窓から照らす月が雨音を怪しく照らしている。

俺と雨音が店で結ばれた夜みたいだね・・・。

「雨音?もう寝た?」

「・・・・・。」

寝たのか。

「・・・・寝てない。眠れるわけないじゃない・・。」

「俺も・・・。」

俺と雨音は満月の引力にひきよせられたみたいに、

気がつくとお互いの唇を合わせていたのだった。

                     ~つづく~

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~最終回~

狼人間てさ、満月の夜に狼に変身するって言うだろ?

あれは、人間の70%以上が水分で出来ているから

満月の輝きに体内の水分が反応して興奮するからなんだって。

どうして水分が多いと、反応するのかって?

それは俺にもわからないけど・・・・・

でも神秘的な話だと思う。

今、俺はそんなカンジ。

そして雨音も俺と同じキモチだと思う。

俺と雨音は息を荒げながら、お互いの舌を絡ませていた。

もう、どうなってもいい。

兄弟だから気持ち悪いなんてひとつも思わない。

だって、昨日までセックスしてた関係で、いきなり

実はお前たちは兄弟なんだとか言われたって、

見方は変われない。

たとえ地球が滅亡して、この世が終わったとしても、

俺たちはずっと、「俺たち」のままなんだよ。

「雨音・・・俺、キミが姉さんだとしても・・・好きな気持ちは

変わらない・・。」

「・・・私も・・・。でも・・・。」

「でも?」

「でも・・・今日でこういうの、最後にしよう?」

「・・・え・・・。」

「私、北海道に引っ越すことにした。もう決めたことなの。」

北海道って!!??

そんな遠くに・・・・・?

「引越したら住所教えるから・・・。」

「・・・・・・雨音・・・。」

俺は雨音の体をまじまじと見つめ、目に焼き付けようと思った。

白い肌。

長い腕。

いつもいい香りが漂う髪。

とがった爪。

全部好きだよ、愛してた。

「雨音!!」

俺は雨音のすべてを愛撫して、そっと雨音の中に入っていった。

「・・・・あっ・・・・!」

「雨音の声・・・好きだった。」

俺は激しく腰を動かした。

「だ・・・だめっ!!」

「中で・・・・中で出したい・・・・・。」

「ダメよ。それは絶対ありえないことでしょ?私たち、

血が繋がっているのよ?」

「・・・・だよね・・・・。冗談だよ・・・。」

・・・・・俺は、雨音の腹の上に、もう二度と雨音に見せることのない、

白い液体を大量に出した。

「・・・・・ずっと抱いていて?抱いて眠らせて・・・?」

雨音が子供みたいに泣きながら囁いた。

「うん・・・。俺もそうしたい。」

朝を迎えた。

俺は一日で回復し、退院することが出来た。

「じゃ、行くね?」

「ああ。空港まで見送りはしないよ?」

「大丈夫!私たちは離れていても平気なんだもの。」

「え?どうして?」

雨音は満面の笑みで振り返ると、

「だって私たち、同じ血がかよっているんだもの。

離れていたって、いつも一緒よ。」

雨音!!!!!

最高のつよがりをありがとう。

そして、また会えると信じている。

だって、俺たちは兄弟なのだから・・・。

血の繋がった、兄弟なのだから・・・。

月日はたち、俺と真美は復活し、真美が妊娠した。

いそいで籍を入れ、式は挙げない予定だったが

真美の親戚がどうしても って言うから、

今はその準備で毎日忙しく過ごしている。

「なあ、真美。招待状、これで最後か?」

「・・・ハルくん、一番大切な人、忘れてない?」

「え・・・?」

「雨音さん!!お姉さんでしょ?私のおねえさんにも

なるんだから、絶対呼んでよ?」

「・・・・・・・。そっか。そうだよな。」

雨音?

元気にしていますか?

実は俺と真美に子供が出来て、結婚することになりました。

雨音は俺の唯一の身内として、是非、式に出て欲しい。

真美も雨音に会えるのを楽しみにしてるんだ。

雨音も彼氏いい加減作らないと、ヤバイよ?

「ハルくん、雨音さんの招待状、住所と名前、描いて!」

「ああ。真美、ちょっとだけ、目を閉じてくれるか?」

「・・・・・ん?わかった。」

俺はペンをとった。

~~~最愛なる姉 雨音へ~~~

                            ~END~

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~処女課長~

「どけよ、ブス!」

「うっわ・・・キモイ顔・・・」

私にはわかる。

私とすれ違う男性の心の声が・・・。

どうせ私は、ブサイク。

どんなに化粧したって、ブサイクはブサイク。

だから彼氏なんて出来たことは一度もない。

30にして処女。

どうせ、仕事が生き甲斐よ。

でも、「キャリアウーマン」なんて流行らない?

世のキャリアウーマンと呼ばれている女性は、みんな

キラキラ輝いている。

仕事もプライベートも充実しているのかもね。

おかげさまで今は「課長」の肩書きがある。

食品会社の課長よ。

昔、栄養士の仕事をしていたことがあって、食に関しては、

自分でいうのもなんだけど、スペシャリストだと思っている。

「江田課長!!○○フーズとのアポとれました!!」

「よくやったわ。でも、アポとって終わりじゃないのよ。

そのあとが重要。相手先の社長の好きな食べ物知ってる?」

「・・・え?そこまでは・・・。」

「それ、すぐ調べて?会社訪問するときの手土産を、

無難なもので済ませようと考えてない?

たかが、折り菓子、されど折り菓子よ?

そこから高感度UPを狙っていかなきゃ、仕事はとれない!」

「・・・は、はいっ!!!」

部下たちは、まだまだ私に並んでこない。

私に口答えするくらいのコが現れてくれたら・・・。

プルルルル・・・・・

「お電話ありがとうございます。ビーンズフード江田でございます。」

・・・・・・・・。

出向で一人女性が来ることになった。

なんでも彼女は若くて、頭のキレる、かなりの美人らしい。

ちょっとショック・・・。

「お疲れ様~」

「お疲れ様!じゃあ、明日もよろしく頼むわね!」

仕事を終えた私は、カフェへ向かった。

さっき連絡のあった女性が、もうこっちへ来ているとのことで、

私に会いたいと言う。

ま、ちょっと下調べしておくか・・・。

どれだけの美人なのか・・・。

「江田さんですか?」

「はい。川奈さん?」

「そうです!!はじめまして!川奈 彩と申します。

よろしくお願いします!!」

ふ~~ん・・かわいいコね。

ほんとキレイだわ。

目がぱっちりバンビみたい。まつげもくるんとしていて・・・。

能面みたいな私とは対称的ね(笑)

お酒が入り、今後の話や、プライベートな話で、少し

打ち解けてきた彼女は、酔った顔で私の耳もとに

口を近づけると、

「・・・課長?私・・誰にも言えない秘密があるんです・・。」

「え?そんな(笑)。私には何でも話しなさいよ。

仕事もプライベートも、なんでも相談に乗るわよ?」

「・・・ほんとですか!?じゃあ、ここじゃ、あれなんで、

私の借りたアパートに場所変えていいですか?」

「・・・いいけど?」

そんなに重要な秘密なの?

ちょっと影のあるコだな・・・とは思っていたけど。

店から歩いて10分ほどで、彼女のアパートに着いた。

「まだダンボールだらけなんですけど・・・どうぞ!」

「はい、お邪魔します」

私が部屋に入るやいなや、彼女は私に抱きついてきた。

「・・・・・・課長・・・。私、課長みたいな女性・・・すごくタイプなんです。」

!!???

そう言うと、いきなり唇を合わせてきた。

ちょっ・・・私の初キスが!!!

「・・・か、川奈さん?なにを?」

「・・・・私・・・レズなんです・・・・。」

!???

彼女はいきなり下着姿になり、私の服も脱がせはじめた。

でも、なんでだろう・・・?

イヤな気がしない。

むしろ、のぼせて、このままどうにでも・・・って気分。

「・・・課長?課長って彼氏います?」

「・・・いないわよ。」

「じゃあ、私がはじめて?」

「・・・・・はじめて って!?何するの?」

「こうするの・・・。」

彼女は私の乳首を舌で転がし始めた。

「あっ・・・!!」

チュッ・・・チュッ・・・・

「ああんっ・・・・!!」

「キモチいいでしょう・・・?女のほうが女の体はわかるんですよ。」

なに、このキモチよさ?

やわらかい舌・・・。

いやらしい水音・・・。

アソコがむずむずしてきちゃう・・・・。

「課長?濡れてきちゃったみたいですね?」

彼女は私のアソコに指を伸ばし、上下に撫で始めた。

「あっ、あっ!!!」

グチュグチュ・・・・

「課長すごい・・・・こんなに濡らして・・・彩も感じてきちゃう・・。

触って・・・?」

私は彼女に言われるがままに指を這わせた。

すごい濡れている。

「あはぁん・・・!!課長っ!!いいっ!!そこ・・・!!」

私は普段、オナニーばっかりだから、どこが気持ちいいかくらい、

わかってる。

「はぁ・・・はぁ・・・・お互いに舐めあいっこしたい・・・。」

「・・・いいわよ?」

私たちはシックスナインの格好になって、お互いのアソコを舐めまわした。

部屋中に二人のあえぎ声が響く。

バカだ私・・・こんなことして・・・。

でも、キモチいい・・・やめたくない!!!

「あ、あ、イク・・・・イク~~~~!!!」

これから私は彼女とこんな関係を続けていくとは

夢にも思っていなかった。

                ~つづく~

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~嫉妬~

「はじめまして!!山梨支店からまいりました、川奈 彩と

申します!!よろしくお願いいたします。」

パチパチパチ・・・

今、彼女が初出勤の朝礼中。

私は夕べのあの出来事が頭の中でフラッシュバックしていた。

「私・・・レズなんです。」

ほんとなの!?

こんなキレイでかわいい子が?

しかも私みたいなのがタイプって言ってた・・・。

「課長!」

生まれてはじめてよ・・・私のことタイプだなんて・・・

「・・・課長!!??」

「えっ?あっ!はいっ!!」

しまった☆

まだ朝礼中だった。

彼女が目を輝かせて私に近づくと、

「課長!夕べ何かいいことあったんですかぁ~?」

おぉぉぉ!!

一斉にどよめきの声。

「ば・・・ばかな事言ってるんじゃないの!川奈さん!」

「はい(笑)。失礼しました。」

「じゃあ、皆さん、今日も一日張り切って笑顔でいきましょう!」

はぁ・・・彼女といるとなんだか、狂ってきちゃう。

「川奈さん!」

「はい課長?」

「15時から8階の会議室でミーティングだから私と一緒に

出席してね。」

「はい!わかりました!」

夕べのこと・・・・・・もう忘れたの?

あんな淫らなことして・・・。

酔ってたから?

14:45。

「川奈さん、行きましょう?」

「はい。」

ポーーーーーーーン・・・。

静まり返ったエレベーターに私と彼女二人だけ。

「・・・課長。夕べのこと・・・。」

「え?」

「忘れてなんかないですよ・・・今もこんなにそばにいるだけで・・。」

彼女は私の手を握ってきた。

「ちょっ・・・!!」

3階・・・

4階・・・

「だ・・・ダメよ!!もう着くからっ!!」

「キスさせて・・・。」

彼女は強引に私に唇を突きつけると長い舌を絡ませてきた。

あぁ・・・こんな長い舌だからアソコの舐め方も

上手だったのね・・・。

「あ・・・あふぅ・・・・・・あ・・・。」

ポーーーーーーーン!!

8階到着。

私たちは何もなかった顔をしてエレベーターを降りた。

会議中の彼女は、男そっちのけで発言しはじめた。

その豹変ぶりには私も開いた口がふさがらなかった。

呆れたというのではなく、感心で。

会議終了後、彼女は何人もの男性社員に声をかけられていた。

「いやーーすごいね、キミ。噂には聴いていたけど・・・。」

「そんなことないです。思ったことを発言しているだけですから。」

「その 思ったこと がすごいんだよ。なかなかあんな発想は

思い浮かばないから。柔和なんだね、脳が。」

「そんな・・・(笑)。」

「そうだ!今日、みんなで飲みにでも行くか?歓迎会だ!!」

私は遠くから眺めていた。

そしてなぜだろう・・

胸を締め付ける苦しさを感じた。

嫉妬!?

まさか・・・・。

相手は女よ?

「江田課長!課長も来れますよね?川奈さんの歓迎会!」

「・・・・え・・・私は・・・。」

彼女が男たちにちやほやされる姿を見たくなかった。

そしてそんな自分を認めるのもイヤだった。

すかさず彼女は口をとがらせて、

「課長~~!!絶対来てくださいよっ!」

ズルイ。

そんな甘えた声で。

「書類まとめ終わったら行くわ。みんな先行ってて。」

私は行く気はなかった。

忙しさのせいにして、逃れようとしていた。

だって、なんだかこのキモチ・・・。

絶対おかしい。

彼女に好意を抱きはじめている。

女よ?

おかしいわ。

22時。

もうみんな帰る頃ね。

私は明日、謝ればいい。

帰ろうとした瞬間。

バターーーン!!

ドアが勢いよく開いて、酔った彼女が倒れこんできたのだった。

                           ~つづく~

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~秘密のオフィス~

「か・・・川奈さんっ!??」

フラフラになりながら彼女は起き上がると、私を上目づかいで

見つめながら、

「かちょーーーー・・・どうして来てくれなかったんですかぁ・・・・??

待ってたのにぃぃ~~・・・・」

かなり酔っている。

「ごめんなさいね。どうしても明日までに仕上げておかなきゃ

ならない資料があったから・・・。」

「私より、仕事が大事なんですかぁ~~~?」

「・・・バカなこと言ってんじゃないの!さ、送るから帰るわよ?」

「えーーーーーー・・・帰りたくない!課長のそばにいたい♪」

彼女は服を脱ぎ始めた。

「ちょ、ちょっと!ここは会社よ!?まずいわ。」

「いーの!!じゃあこっち来て・・・!」

彼女は私の手をひくと狭いロッカーの中に入り込んでキスをした。

「これなら誰か来ても、見つからない♪」

「余計怪しいわよ!!!」

「平気、平気♪」

彼女はブラを外し、私の目の前に乳首を突き出した。

「吸ってぇ・・・かちょー・・・。」

私は彼女の言われるがままに二つのかわいらしい乳首に

口を近づけた。

チュ・・・チュ・・・

「あっ・・・・ああん・・・・・いいっ・・・。」

私、何してるんだろ・・・

「濡れちゃう~~~~~!!」

「触ってほしいの?」

「あン。かちょーってば、よくご存知で(笑)。」

私は彼女の茂みに手をやると、中指でそーーっと割れ目を

なぞりはじめた。

「あっ、あっ!かちょーの指最高~~~!!いい~~っ!!」

早く、遅く・・・クリトリスを念入りに・・・

ああ、私までおかしくなってきちゃう・・・

「かちょー、舐めてぇ・・・・。」

私は自分のアソコがうずいているのを我慢しながら彼女の

アソコを舐め始めた。

クチュクチュ・・・・

「あっ、あっ、あぁっ!!」

そのとき。

ガタ・・・・・!!バタバタバタ!!

「なに!??」

「誰かいたんじゃ!??」

!!!!!!!!!

誰かに聴かれた!!!!!

彼女は酔っているから、さほど驚いてはいない様子・・。

どうしよう・・・・・

こんなの誰かにバレたら・・・!?

私は課長よ?

明日の朝が来るのが怖くなった私だった。

                    ~つづく~

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お知らせ

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。

現在、自宅のパソコンが立ち上げるとアプリケーションエラーと表示され、文字入力不可状態となっております。


復活次第、また連載する予定ですweep


しばしの お別れとなります。


またお会いしましょうshine

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実は…。

皆様、ご無沙汰しております。
携帯電話にて書き込みしております。


実は私事ですが、離婚して、パソコンの無い環境になってしまいました。


とても残念ですが、ここで終了することに決めました。


ずっと読んで下さっていた皆様、今までありがとうございました。

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